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禁煙するとイライラするのには理由があります。
こと、タバコに関しては精神論で片付けてはいけません。 イライラするのは精神とか意志の問題ではなくて、純粋に脳の働きによるものなのです。 どういうことかと言うと、脳の中にはアセチルコリンレセプターという受容体(アセチルコリンをキャッチするための穴と考えてください)があります。 アセチルコリンは元々、適宜脳内で分泌され、アセチルコリン受容体と結合して自律神経を正常に保つために動作します。 アセチルコリンは不足すると、自律神経系の伝達ができなくなり、様々な機能障害が発生します。自律神経失調症の状態ですね。精神面では、不安感や空虚感の原因になります(これが禁煙時のイライラや欝状態の原因です)。 ニコチンは、このアセチルコリンと非常によく似た構造を持っています。 このため、ニコチンを摂取すると、アセチルコリン受容体にアセチルコリンの代わりにニコチンが結合します。そして、アセチルコリンと同じように働きます。 ニコチンは30分で半減しますので、30分後にはアセチルコリン不足の状態になり、ごく軽い、自律神経失調症の症状が発生します。 たばこ吸うと、脳に7秒で到達し、30分で半減します。 たばこ吸って、しばらくするとアセチルコリンの代わりに働いていたニコチンが消失し、不安感が発生します。 つまりタバコを吸うとホッしたりリラックスするのは、精神的なものではなくて、純粋に脳の中のアセチルコリンレセプターにニコチンがハマって気持いいというわけです。 これがタバコの真実です。 そして、禁煙がしんどいのは、ニコチンが欠乏してレセプターが埋まらないの不安なわけなんですね。 だから、禁煙がしんどいのはあたりまえ。 で、ここがポイントなんですが… このレセプターは3週間もすれば、機能を取り戻すんです。 つまり、ニコチンにかわって脳内で天然のアセチルコリンが供給されていくわけです。 その機能が回復すれば、あのイライラや不安感ともサヨナラグッバイできます。 だから、あなたも安心して… 一山越えればナチュラルにノンスモーカー生活を楽しめます。 そして、こうも思ってね。 禁煙でイライラしたり不安になっても、それは自分のせいじゃない。意志が弱いわけでもない。私の脳が正常に動いていて、正常に反応しているだけなんだと。 がんばってね! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.06.13 21:35:17
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