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「言っていいことと悪いことがある」と言われると、黙って
何も反論できなくなってしまう人をときどき見かける。 人として言ってはいけないことなど、そうやたらにはないと思うのだが。 この言葉を軽率に使う人間は汚いとさえ思う。 「言ってはいけない」ことなど、基本的にはない。 理由は二つ。 一つめは「言論の自由」。 憲法が保障しているから。 そしてこちらの方が大事なのだが、二つめは 「言っていいことと悪いこと」というその基準を決めているのは誰かということ。 これは他でもない「言っていいことと悪いことがある」と主張する その人自身が決めているのである。 そんなことはそいつ以外の他人が知ったことではない。 「言っていいことと悪いことがある」という言葉は、何かを言われた側にとって そこに都合の悪い内容が含まれる場合に限り、必ずその後から出てくるものだ。 つまり後出しジャンケンと同じ理屈である。 それだけでも十分に卑怯なのだが、何より汚いのは この言葉を使うと使った側の方が正しいかのように見えてしまいがちなことだ。 言われて都合の悪いことなど誰にでもあるだろうが、それに対して 見て見ぬフリをするか、きちんと正面から受け止めるかは大違いだ。 「言っていいことと悪いことがある」などとごまかして自分の問題から逃げ回るような人間が これを正当化しようとする行為ほど曲がったことはない。 …日曜に野球がないとつまらないからこんなことを考えてしまう。笑 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 7, 2004 06:17:02 PM
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