Ｇ党魂

サンスポでなかなかきつい書かれ方をしていました。
致命的な５点を取られたとはいえ、落合監督最後のナゴヤドーム（しかも日本シリーズ！）
にしては試合終了を待たずに席を立つお客さんが多いなとは思いました。

あの９月下旬から、８年間で今がいちばん応援してくれてると思っていました。
やっと応援してくれるようになった、と思っていた。
ＣＳでヤクルトに勝って日本シリーズ出場を決めたときのナゴヤドームの雰囲気。
あれこそが私が８年間待ち望んでいたものでした。

チェンの交代を告げたとき、私は落合監督の口の動きを見ていた。
正直、浅尾は使ってほしくなかった。でも展開から考えたら浅尾なのかなと。
果たして、河原が出てきました。そのときにピンと来た。
これは今年で中日を退団することが決まっていながら、まだ現役続行を希望している
河原のためにプロモーションの場を与えたに違いない。粋な計らいです。
それに本当に８年間見てきたファンなら、落合の野球と河原の価値は理解しているはず。
「ピッチャー河原」はなんの不思議もありません。

不快指数ばかりがたまる試合になった、そうです。
浅尾なのかなと思った私にもその気持ちはわかるつもりです。
しかし４戦目を落とした時点で、どのみち地元での胴上げはありません。
ファンに失礼だ、とサンスポの上田雅昭記者は書いていますが、８年間無視し続けてきて
気まぐれにおいしいとこだけもらっとこうとする「ファン」に失礼もへったくれもあるかね。
私は巨人ファンですが、それでもあえて言いますけれど、どっちが失礼なのかと。
そう思いますけれど。

本当の喜びとは、何かを信じ続けた先にしか到達できないものだと思います。
喜びを「分かち合うこと」は、目的ではない。
他人に理解できない感情だからこそ、初めて「分かち合う」ことに
意味が生まれるのではないでしょうか。
それが、世俗的に付いた「オレ流」という名前の本質だと思います。

　福岡で連勝して日本一になります。
　ついてきたい人だけ、ついてきてください。

落合のそんな心の声が聞こえてきそうです。

ソフトバンクが有利だとは思います。
しかしそれは、諦めたということではありません。