Ｇ党魂

日本代表の皆さん、お疲れ様でした。よく頑張ってくれました。
優勝できなかったのも決勝に出られなかったのも残念だったけれど、これも野球です。
負けるときはあんなもの。
そんなに甘いもんじゃない、そこまで強いわけでもない、調子に乗らないためにも
どこかで一度は負けた方がいい。今日からまた出直しましょう。

いつもより２時間早く出勤して午前中に今日の分を終わらせ、家に帰って５回裏から見ました。
稲葉と松田の三振はひどかったなあ。やっぱり大振りしてましたね。
みんな練習試合で気持ちよく打ちすぎちゃって、大事なことを忘れてしまったようです
（まさかこれはアメリカの作戦？！　←嘘）。

能見は中継ぎの方がいいと書いたのですが、今日はそれ以前の出来でした。
投げる球全部真ん中高目。１イニングで代えるだろと思ったら、続投。先頭出しても続投。
余分な２ランを打たれました。当たり前ですね。
前の回からとんでもない抜け球を３球も放ってたのに。３球目は見てる私が切れましたよ。
ここまで来て何やってんだと。そういう投手をまた、代えない。
今日は使ってもワンポイントか、１イニング限定だったでしょう。もちろん先発など論外です。

ただ１－０のままいくとそのまま終わってしまう傾向があるので、相手にでもいいから
点が入らないかなとは思っていた。３失点ならギリギリ許容範囲です。
本当はこういう試合ですから、日本は３点でも取られたくないのだけれど。
でもやはりあの２ランで試合が動きました。８回に日本にチャンスが来た。
そしてそれも、井端のボーンヘッドで消えてしまった。
あの場面でのダブルスチールは、面白いとは思います。でも、井端がちゃんと走ったとしても
成功したかどうかはわかりません。相手のキャッチャーは素晴らしいキャッチャーです。
日本シリーズで横浜の谷繁が、押せ押せムードの西武が仕掛けてきたダブルスチールの
セカンドランナー高木大成を３塁で刺したシーンを思い出します。横浜は日本一になりました。

全体的に、なんとなくプエルトリコに「気合負け」したような気がします。
日程が空いたこともありそう。日本はとうとうエンジンを掛け直せないまま終わってしまった。
それでもプエルトリコはいいチームでした。このまま優勝する資格のあるチームです。
あのキャッチャー、本当にいいキャッチャー。最終回に糸井の打球のファウルの判定を巡って
審判に執拗に抗議していました。何が大事かよく心得ています。
退場になるんじゃないかと、こちらが要らん心配をしてしまいました。笑
日本を倒したことくらいで、どうか油断しないように。

「間違ったことさえしなければ、負けても文句は言わない」。
初めからそう思っていました。イチローもダルビッシュもいない「飛車角落ち」のメンバーで、
まあ、こんなものでしょう。と言うより、決して勝てないという感じではなかった。
間違ったこともしていません。致命的な失敗が目立っただけ。
「鳥谷のスチール」、いろいろ言われていたようですが私はあの時点で今回の負けをどこかで
覚悟しておりました。あれは飛び道具であり、禁じ手です。必ず何か反動がある。
決勝ラウンドで出るのならいいのです。結果オーライで勢いが出る。でも、そうじゃなかった。
「あんなことをやらなければ予選も勝ち上がれない」ようなチームなのです。

誰も悪くない。重ねて申し上げますが、あんなものでしょう。本当によく頑張ったと思います。
それでも、私は巨人ファンですので、あえて指摘させてもらえば、
相手のキャッチャーがやはり４番でメジャーナンバー１捕手ということだっただけに
余計に比較して感じるのでしょうが、阿部が少し淡白だったかなという気がしました。
バッティングはもちろんですが、それだけではありません。
もう少し何か、もっとチームを引っ張るような元気な姿を見たかったかなという気がします。
（たぶん、監督への失望なんじゃないかと想像します。それでも、阿部が悪いよ。
　＜自分の仕事をしろ）

それでも、３連覇を目指すことができたのは日本だけです。
そしてここまで来ただけで、充分いい夢を見させてもらいました。とても楽しかった。
またプロ野球見に球場行きます。こんなときこそ元気を出そう！