Ｇ党魂

昨日、送りバントを試みた平野がキャッチャーフライになって、
ボールを捕りにいった阿部が目の前にいた平野と交錯して守備妨害がとられ
打者平野がアウトになったシーンがありました。
オリックス森脇監督が長い抗議をしていました。

阿部はボールを捕りに行くフリをして、わざと平野を押しに行きました。
わざとやった証拠に、飛んだボールの位置を確認した上で両手を添えながら
ダメージが小さくなるように余裕をもって平野を押しています。VTRをよく見ればわかります。
とっさの頭脳プレーとも言えますが、あれが本当に必要だったかどうかは
阿部本人にしかわかりません。

ただテレビで見ている限りでは、あの「瞬間の余裕」があったのなら
平野をよけて捕りに行くか、そうでなければ真っ直ぐ行っても（平野がいなくても）
捕れないボールだったんじゃないのかと思ってしまいます。
平野も走るかよけるかするべきではありましたが、
私が気に入らないのはああいうプレーをした阿部と、あれで守備妨害を認めた審判です。
森脇監督の抗議は当然と言えるでしょう。

奇しくも「サッカーが気に入らない理由」を書いたばかりでした。
まさにああいう白々しいプレーをこそやめろと言ったのです。
ワールドカップのタイミングで、阿部もとっさにやってみたかったのかもしれません。
疲れていてよけて捕りに行く体力も温存したいでしょう。出来心だとは思います。
でも平野は前日に頭にデッドボールを受けて途中交代した選手。
もう少し気を遣う余裕があってもいい。それが紳士的な態度というものです。

こういうことするチームに勝ってほしくないな、と思っていたら
セペタの同点３ランが出ましたが、久保の２者連続デッドボールによる押し出しで
オリックスに決勝点が入りました。
ベテラン投手が５番６番を追い込んでから続けてデッドボール。本当に低レベルです。
オリックスの選手が怒るのは当たり前です。まあ、大ごとにならないで良かった。

とても交流戦の優勝を決める大事なゲームには見えませんでした。
阿部にも原因があったと思います。
つまんない手抜きすんな。