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2015/05/26(火)15:43

欧州でブタクサ猛威、花粉症流行の懸念 国際研究

2015年05月分(89)

AFP BB NEWS 2015年05月26日(月)12時24分の配信です。 欧州でブタクサ猛威、花粉症流行の懸念 国際研究 仏北部ゴッドバルスベルドで鼻をかむ女性 (2013年5月18日撮影、資料写真)。 (c)AFP/PHILIPPE HUGUEN 【5月26日 AFP】欧州では今後数十年間、アレルギーの原因になること で知られる北米原産の雑草が猛威を振るう中で目のかゆみ、くしゃみ、 喘鳴(ぜんめい)などの症状が流行する可能性が高いとの研究結果が 25日、発表された。 仏気候環境科学研究所(LSCE)のLynda Hamaoui-Laguel氏率いる フランス、英国、オーストリアの国際研究チームが執筆した論文は、 英科学誌「ネイチャー・クライメート・チェンジ(Nature Climate Change)」に掲載された。       ・・・続きはこちらから 私見です。 日本で花粉症の原因と言いますと多い順番にスギ、ヒノキ、カモガヤ、 ブタクサです。 特にスギ花粉症患者の7~8割程度はヒノキ花粉にも反応します。 その為スギ・ヒノキ花粉症と呼んだほうがよいとの指摘もあります。 カモガヤは英名オーチャードグラスと言います。 私の実家では昔、酪農を営んでいましたが、その時の牧草地にこの オーチャードグラスにチモシー(猫じゃらしの様な草)赤クローバー 等を混栽して育てていました。 年に2回程刈取り天日で干して干し草にします。 栄養価が高く冬の雪の中では、この牧草に稲わら、サイロに蓄えた 牧畜用とうもろこし(実が歯の形をしていた為にデント・コーンと 呼んでいて秋までは生食で茎、葉、幼実を食べさせる)与えていま した。 サイロの中で乳酸発酵をおこして生食の時より栄養価が上がり雑菌 が付かなくなります。(ドイツのザワークラウトと同じです) 話を戻します。 その、オーチャードグラスとチモシーは明治時代に日本に導入され た外来植物ですが繁殖力が強い為、今では広く野生化しています。 共にイネ科の植物で日本中に生えています。 土手や道路脇に生えている雑草(昭和天皇は雑草と言う名の植物は 無いと、おっしゃったそうです)の多くはこの2種類の植物です。 次に花粉症の原因になるのがブタクサです。 アメリカでは花粉症の原因の第1位で人口の5%~15%の人がこの ブタクサに悩まされるそうです。 日本では一時期セイタカアワダチソウをブタクサと呼んでいましたが 全くの別種です。 明治の末期に園芸目的で日本に持ち込まれましたが同時期に増えた帰化 植物のブタクサと時折間違われ、花粉症の原因だと言われますが、別の 植物です。 一時は気管支喘息や花粉症の元凶だと考えられていましたが、セイタカ アワダチソウは虫媒花(虫が花粉を運んで受粉する)で風媒花ではない ので、花粉の生成量は少ない上に比較的重く形状も風で飛ぶのには不適 であるため、無関係と考えられています。 外来生物法により要注意外来生物に指定されているほか、日本生態学会 によって日本の侵略的外来種ワースト100にも選ばれています。 この外来種ワースト100及び特定外来生物には、哺乳類のアライグマ、 タイワンザル、爬虫類のカミツキガメ、ミシシッピーミミガメ(ミドリ ガメ)両生類ではウシガエル、等がいます。 外来種の中には今さらと言うものもあります。 例えば、ノネコ雑種の野良猫です、ドバト奈良時代に移入されて野生化 したそうですが、チャバネゴキブリも外来種ですが今や我が物顔です。 ブタクサはスギ花粉が飛び終わった後の5月から花を咲かせます。 欧州も気の毒です。 2008年9月、ブタクサ 福島県 会津  出展:Wikipedia ヒゲでした。

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