消費か創造か
教育という仕事にあって、時に疲れを感じたことがあった。そのときは物憂くて自己分析どころではないのだが、最近その理由について自分なりの説明が思い浮かんだ。キーワードは「消費」。教育の仕事は子供たちに寄り添うことであり、うまくいっても、そうでなくても寄り添い、つきあう。そして、時間がきたら子供たちは巣立っていく。そして自分は取り残される。自分は消費され、使い捨てられる。もちろんそれでお給料をいただいているわけだから不満はない。ただ自分の中での徒労感を消化できないだけ・・・。その徒労感は「You are OK,I am not OK.」という感じ方なのかもしれない。もしそうであれば、それを「You are OK,and I am OK.」つまり、Win-Winにすればよいことになる。子供に寄り添い、子供たちのために自分の人生の時間を消費してもらいつつ、子供たちからも何かをもらったり、一緒に何か新しいものを創りあげたりすればいいのである。その協働関係というか相互依存のような気持ちの持ち方が大切なのかなと思っている。これは、子育てや、地域の役や奉仕作業でも同じなのであろう。