2013/02/03(日)03:10
泣くな、はらちゃん
久しぶりにドラマの話でも。
最近「ハマる」ドラマがなかなかないなぁ、
とちょっと残念に思ったりしていたこの頃ですが、
現在土曜21時から放送されている、
「泣くな、はらちゃん」がかなりいいと感じています。
面白さの中に切なさがある。
漫画の世界に住む一人の男が、
「現実」の女性に恋をした……。
というこのドラマ、主人公は漫画の世界の住人だけに、
現実世界の「常識」みたいなものを何も知りません。
いろんなことに感動し、子どものように無垢で純真。
まっすぐな想いで女性に恋をし、
両思いになりたい!と願う。
(願うだけでなく、実際口にも出すわけですけど。)
この主人公のバカ正直さが、
演じる長瀬智也の暑苦しい(笑)演技とも相まって、
本当に響いてくるんですよねー。
いろんなことを知ってしまって、
純粋ではいられなくなってしまったぼくには、
とてもあたたかくて切なく映ってしまいます。
ああいうふうに生きたいと思うのに、
それができないということも知っているからかな。
まだ3話しか放送されていないから今後はわからないけれど、
恐らくそんなまっすぐな主人公に触れることで、
いろんなことを諦めてきた恋の相手の心が、
少しずつ開いていくんだろうな~と思うと楽しみです。
このドラマを見ていて思い出すのが「Q10」。
2010年のドラマだったと思うけれど、
こちらは未来から来たロボットに恋をする高校生のお話。
このロボットもいわば現在の現実世界の常識を知らない。
無知ゆえに純粋で無垢。
そんなロボットに恋をした高校生が、
生きるってことに対して気持ちを開いていく過程が切なくて、
毎回見ていて涙が出てくるほどでした。
キャストも似通ってるんですよね。
薬師丸ひろ子、白石加代子、光石研、賀来賢人。
メインどころに4人もいるから、
きっとプロデューサーさんが同じ人なんでしょうね。
(調べたらやっぱり同じ人だでした~。)
話が少しそれましたが、
この「泣くな、はらちゃん」を見ていると、
ぼくのねじまがった心も少しずつ溶けてくる気がします。
優しくなりたいと思っちゃうんです。
はらちゃんにとっての越前さんのような人を見つけて、
まっすぐに恋をしたいです。
まだまだ序盤。
今後も楽しみにしながら見させてもらいます。