函館その2
さて、函館2日目ですが。この日はもっぱら親類縁者とお久しぶりの再会。と言っても祖父母と叔父叔母だけだけど。アルツハイマーの進んだ祖母は施設に入っています。もう誰が行ってもわからない感じでね。そんな人を招き入れて、帰りには「また来てね」って言うんだから可笑しい。それでも前よりはちょっとふっくらした顔で、こちらの問いかけに思いだした昔の話で爆笑してたし、いい時間だったんじゃないかな。昔を思うとちょっと切なくもなるけれど、年を取るってことはこういうことなのかもしれない。一時期は人間不信であたり散らしていた祖母が、今はとても穏やかな表情でいるのが嬉しかったです。祖父もいろんな昔話をしていたしねー。やっぱり、祖父母にしてみれば、孫はいつまでたっても孫なんだろうね。こんなおっさんになっても、かわいいって言ってくれるんだからありがたいです。夕食まで時間があったので、祖父と母とで函館市内をドライブ。五稜郭に行ってきました!新しいタワーも何度目だろう??旧タワーでは五稜郭の全貌が見えなかったんだけど、高くなった新タワーからは全部見えます。でも、だからと言って、全貌が写真に撮れるわけじゃないのが淋しい・・・。画角ってもんがあるし、引いて撮ったら柱や窓枠が入っちゃうし。ま、本物はその目で見ろってことでしょう。ちょうどいい感じに色づいた紅葉もきれいでした。その後は以前住んでいた元町へ。旧公会堂前から見た夜景も充分にきれいで、暗くなってからはなかなか来れない祖父も、「こんな時間に来たのは初めてだ!」って言って喜んでいました。港街。海辺の街ってのはやっぱり趣きがあるね。夕食は叔父叔母と。この4月からお子さん(従兄弟)が札幌に行って、向こうでの大学生活はこうらしいとかああらしいとか、そんな話で盛り上がってました。以前はこうやって、親戚がもっと大勢集まって、ワイワイしたりしていたんだけどね。今となってはなかなか集まることもなく、だけど何かの機会でこうやって笑いあえるのは、やっぱりいいことだなぁと思った。人は人と関わって、触れ合ってなんぼ。一番身近で確かな繋がりのある人たちと、なかなか会えないってのは残念だけど、時間を見つけて都合をつけて、可能な限り家族の時間を持っていきたいと思いました。そんな函館から帰ってきて早2週間。10日もすれば今度はLAか~。あっちにも血の繋がらない家族がいるからね。(ホストファミリーね。)楽しい時間を過ごしてきたいと思います。