今夜も山の中

2011/07/11(月)19:01

痔ろう闘病日記~入院3日目手術後1日目~

闘病日記(19)

6月15日 朝目が覚めると静寂と平穏の中にいた 昨夜睡眠導入剤を飲んですぐに眠ってしまったらしい。 お尻のあたりには血液か浸出液がべとべととした感覚があるが不思議と痛みはない。 痔の手術は痛くもかゆくもないが、麻酔がきれたとはどれこそ痔獄の始まりだよと誰かがいった。 病院のパンフレットには「手術当日と術後1日目が痛みの峠です」と書いてあった。 なのにこの痛みのなさは何だ。 あまりの無感覚に不思議さと不気味さを感じる朝である。 まもなく看護婦さんがやってきてガーゼを交換してくれた。 はずしたガーゼをみせてもらうと薄ピンクの液体で2重のガーゼがびっしょりだ。 でも痛くない。 7:40から朝食となる。 朝食はパンとゆでたまごとサラダと紅茶とヤクルト。丸2日ぶりに食事に感動する。   朝食後急速に便意をもよおしトイレにかけこむ ダッシュ!≡≡≡ヘ(*--)ノ体験記などをよむとたいてい、手術後最初の排便に難儀しているが、僕の場合お腹が痛いので問答無用で通過する。通常は手術後1日目は何も食べていないこともあり排便はないらしいが、前日の浣腸液が腸内に残っていると便意を催したりするそうな。 おそるおそる患部をさわってみると、くりぬいた穴の中に固く丸めたガーゼがつっこまれているのがわかる。 気持ち悪い。  そして9時から点滴の時間となる。 点滴にはなれていないので痛い。 痛さに我慢して1時間。 そろそろと回収にきた看護婦さんが「あら全然入ってないじゃない」と驚く。静脈にうまくささらず筋肉に注入し続けてたみたい。そりゃ痛いよ。 あらためて静脈にさされて1時間。 そんなんであっというまに昼食の時間となる。 昼食のメニューはささみカツ、はんぺんフライ、冷奴。  もはや常人と代わりはしないが揚げ物につける辛子はなしだ。 昼食後に、同室の人たちと情報交換をする。 この病室6人部屋だが現時点で3名が痔ろう 2名が痔核 1名が脱肛ということで、やはり痔ろうは以外に勢力が強い。 というか生活習慣で治療できる痔核に比して手術でしか直らない痔ろうという治療法の差を表しているのだろう。 14時から診察で昨日の手術の説明をされる。 診断名は座骨直腸窩低位複雑痔ろう 通常痔ろうはその深さに応じて浅い順に1型~4まであるが、その3L型とのことだ。でも複雑の割には痛くない。痛くかけりゃなんだっていいよ。その後はぱたっと暇になる。ipadで小説を読む。夕食になる。 便意を催しトイレにかけこむ。下痢が続く。 無痛分娩はありがたいが、排便が続くとその都度ガーゼをはがし、事後ウォシュレットで洗い、ほどよく乾燥させ、ガーゼを当て直さないといけないので大変な労働なのである。 夜は21時に消灯だが、手術後の余裕と、痛さのない余裕からかなかなか寝付けなかった。  

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