2012/08/30(木)18:30
奥多摩峰谷川坊主谷遡行
この夏は毎度猛暑だったこともあって結構山に行きました。でもどれも奥多摩のちんけな沢およぎなかりなのであえて日記にかくほどのことでもないですねえ。8月15日に行った峰谷川坊主谷が初めての沢だったので少しレポートします。 前日夜勤で明けで11時に仕事終了。それから奥多摩へ車を走らせる。お盆の頃とも合って川辺はものすごいにぎわいだけど奥多摩湖から峰谷に入ると人の気配がうすくなる。さすが俺!あくまでもマイナーな箇所を攻めるなあ・・12時半に三沢橋に到着ここから橋を渡って右手に林道に入っていくのだけど前日大雨だったせいか林道があれていて、1月前に林道でパンクった自分としては日和見気分で三沢橋に車を止めて林道を歩くことにします。 でも三沢橋から坊主谷出合いまでは30分もかかりません。坊主谷の出合いには車が1台。釣り師でしょうか?沢中でバッティングしないことを祈ります。さて天候は予報に反してくぐもって雨まで降ってまいりました。ものの本によるとここは水量豊富で明るくとても奥多摩とは思えないような素敵な遡行ができるそうですが。前方くらがりにそびえる谷は陰影でよくはみえずなんだか「地獄の門」のような暗い雰囲気です。こんな暗い沢はみたことがりません。 最初のゴルジュは簡単に巻いてしまいます。 でもまあ沢はきれいですよ。 ただ一点。「うわっ!」「やめて~」「ひい~」 と思うような出来事が頻繁に起こります。淡々と遡行して12m大滝です。 右手を簡単に登れますこのうえの7m滝はこの谷最大の難所らしいです。右手を泳いでとりつき、左斜上バンドを細かいホールドを拾って登るのがルート一人では不安だったので高巻いて見ましたがどんどん上に追い上げられ絶悪の高巻を強いられます。最後は2回の懸垂下降で滝の上に落ちたちました。所用30分です。この上はもう難所はなく蛙敵はやつだけになりました。 敵って何だって?それはこいつです! 蛙なんて別に害ないし、熊や蜂に比べれば、かわいいもんやん!なんて、実際そうなんですが、この川はあまりにかえるおおすぎ!ほぼ5分に1匹程度はみかけるし2時間歩けば20匹以上は見かけます。ただいるのだから罪はないのだけど、滝を登っていて目の高さのほどよいホールドに「のそっとかえるが鎮座しているとびっくりして落ちそうになるし、飛び石伝いに歩いていて、急に蛙が視界に入ると、びっくりして避けようとして転ぶこともあるので、蛙さんには悪いけど正直ありがたくない存在なのであります。まあそれも、自然が豊かな証拠かもしれません。上流は水槽のところで巡視道が横切るのでそこで遡行終了としました。 下山は巡視道経由で1時間もかかりません。いつも行きなれた山ではなく、未開拓の沢をさぐってみるのもいいかもしれません。