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2017.07.27
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カテゴリ:カテゴリ未分類
2017年7月

201707南アルプス仙塩尾根.jpg

北・中央・南アルプスの中で100名山として残るのは塩見だけになった。高校3年生の時、山岳部夏山合宿で塩見に行く予定だったが、突如、食中毒を起こして無念の欠席。それ以後,行く機会がないままに幾星霜。どうせ行くなら、あの長大な仙塩尾根を歩きたいと思った。北沢からにするか、三伏からにするか迷うところだ。偶然、福井のM田さんが同日程で北沢から三伏に縦走することがわかった。どうせなら同じ向きでということになった。
仙丈小屋に電話すると、何時頃到着するかと尋ねられた。朝、東京を発っても夕方17時頃に着けるのだが、そんなことは許さないという雰囲気だった。ということで、前夜、甲府駅前に泊まって翌朝7:05広河原行きのバスで行くと、14時前には小屋に到着できるので、そういうことにした。
26日仕事を終えて甲府へ向かい、23時半過ぎに駅前ビジネスホテル相川に投宿。23時まで着が原則だったので、遅れる旨、電話を入れた。駅そば、シンプルで感じの良いホテル。フロントのおじさんは待っていてくれた。素泊まり3500円也。今後も折があったら使いたい。
翌朝、バスの乗り場はホテルに最も近いバス停だった。
7:05、出発。

DSCF2001_640.jpg

8:05、夜叉神の森。バスガールというか、チケット係のおばさんが乗って来た。こけないかと心配になる道だが、慣れているのか平気だった。話し好きなのか、さかんに道路の歴史や景観についての案内をしてくれて楽しい方だった。

DSCF2002_640.jpg

雲が低く展望はなかったが、青空が見えることもあった。おばさんが、今まで天候が悪かったので良くなるとよいですねえとのこと。なんとなく、自分の晴れ女伝説を思い出す。

DSCF2005_640.jpg

8:45、シレイ沢を通過する。立派な滝。一度は遡行したい。

仙1.jpg

9時前に広河原に着いた。立派なインフォメーションセンターがあり、登山届を出した。

DSCF2009_640.jpg

蒼空が見えることもあった。

仙2.jpg

9:30、北沢峠に着いた。赤飯お結びを食べる。西の仙流荘の下るバスが着いた。霧雨というか、ガスというか、肌寒いようだ。乗客は一斉に線上に向かって歩き出すのかと思っていたが、誰も仙丈へ向かわないようだった。北沢峠の小屋長衛荘へ行く人がいた。立派な小屋だ。6,7年前のお正月に過ごしたことを懐かしく思い出す。
9:40、出発する。標高2036m。本日は山頂まで行くとすると1000m近い登りになる。

仙3.jpg

10:00、一合目。10:18、二合目。中年のご夫妻が毛こう頑張っている。千丈小屋がいっぱいで、その下まで降りるとのこと。10:47、三合目。鬱蒼とした樹林の中の道だ。三合目を過ぎて、4人組パーティーと前後する頃、本降りの雨が降りはじめた。ゴアの上下を着て、ザックカバーをかけた。

仙4.jpg

11:09、四合目。11:39、大滝ノ頭、2519m。馬の背ヒュッテとの分岐で、ここが五合目だったらしい。高校生たちが4,5にいて、遅れている先生を待っているとのことだった。高校生ともなると、先生がおいて行かれるらしい。

仙5.jpg

11:58、六合目。前回、お正月に、苦しんだの雪の登の景色のような気がしたり。時間的にもちょうどよいのでランチにする。梅お結びを食べる。昨日採れたきゅうりに、頂いた塩こうじ味噌をつけて食べると◎。酢漬けンキュウリやニンジンも片付けた。

DSCF2032_640.jpg

12:49、小仙丈ケ岳、2864m。真っ白で何も見えない。高度計が90m低く出ている。

仙6.jpg

前方のガスの中に稜線が続いている。

仙7.jpg

13:11、八合目。13:34、山頂と千丈小屋との分岐。少し迷ったが、今日は展望がないのでとりあえず小屋に行くことにした。小屋に荷物を置いて山頂へ行ってもよいし。

DSCF2038_640.jpg

分岐の先を歩いていた女性が、道端で休んで、とてつもなく元気な声で私に挨拶した。あまり大きな声だったので、他に誰かいるかときょろきょろしてしまう。彼女は長靴を履いていた。馬の背ヒュッテのスタッフで、今日は休みで大仙丈に行ってきたという。高山植物がきれいだったとのこと。

DSCF2042_640.jpg

そのすぐ先、眼下に仙丈小屋が見えた。13:42、小屋着、2887m。ここはカール底で、稜線の縁の最も高い所が仙丈ケ岳の山頂になるようだ。

DSCF2049_640.jpg

風力発電しているらしい。

仙8.jpg

小屋のフロントで手続きをする。一泊二食で8500円。小屋のおじさんに明日の行程を聞かれた。熊ノ平までというと、猛烈な勢いで両俣小屋までにした方が良いという。800mの下りで800mを登って300m降りるという。私がひ弱に見えるのだろうか。私は昨年の山伏峠から中岳避難小屋のことを考えると、そんな大騒ぎをするような行程に思えないのだが・・・。
水場がすぐ下にあっておいしい水が取れる。前庭でコーヒーを沸かして飲む。登山者のおじさんが寄って来た。明日、熊ノ平まで行って、あさって北荒川をピストンしてきて農鳥へ、笹山か白剥山あたりから東尾根を下山するらしい。熊ノ平まで問題ないという。彼の分析したグラフなどの資料を見せてもらう。上りと下りは700mで、三峰の最後の登りがきついかもしれないが、まあ、さしたる登りに思えない。少し安心した。おじさんは5時頃出発するそうだ。本日の上りで最初前後した中年の夫妻が、少し遅く、かなり疲れた様子で到着した。断られていた仙丈小屋に泊まれることになったそうで、喜んでいた。

仙9.jpg

夕食時、福井からのM田さんと会った。板を隔てて別ルームにいたし、着いてから寝てしまっていたそうで、会わなかったのだろう。M田さんはTさん夫妻と一緒の3人グループ。Tさんのご主人はセブンサミッター、帰ったらすぐレーニン峰へ行くという。私は7月22日に大菩薩に行った折に上日川峠でものすごいゲリラ豪雨にあった。これが私が三伏峠からではなく北沢峠からにして、M田さん一行と同コースにした理由の一つだった。夕食前に小屋のおじさんから最近の事故のはなしになった。おじさんはストックのことを「松葉杖」と蔑称し、下りで前についたストックに体重を乗せてしまうので前に転倒する事故が起こり、頭に重症を負うという持論だった。尻から落ちれば大ケガはしないとの由。
M田さんは天気予報が良くないことを気にしていた。明日は午後3時から降るらしく、それはそれとして、あさってが午後12時から降るという。北沢にいったん下って、塩見を別に登頂という案も出た。しかし、Tさんが、明日が3時まで大丈夫なら、ここは行きでしょうと断をくだし、予定通り、熊ノ平を目指すことになった。それは私の考えとも一致した。19時過ぎには寝てしまう。21時頃、トイレに起きたら満天の星だった。明日の天気は・・・?





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Last updated  2017.09.08 10:21:37
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