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2019.09.08
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カテゴリ:カテゴリ未分類


(天塩岳山頂直下 河野直子さん撮影)

2019年9月7日



朝起きると天気予報通り雨だった。今日は士別市の宿まで移動すればよいだけなので、のんびりバイキングスタイルの朝食を摂る。中村旅館の中に秘密(?)のリラックススペースを発見したが、出発前の皆の興味を引くことはなかった。



9時半頃、東だいせつ自然センターに行く。宿のはす向かいだった。時間をかけて見たい施設だった。ここには石狩岳へ入る迂回の林道の地図がおいてあった。昨日ここに来ていれば時間をロスしなかったのだが。大雪山系の立体模型もあった。トモ子さんはとても気に入ったようで、ゆっくりしたかったようだ。しかし、今日は、ツールド北海道レースが予定されていて、10時半から国道273号線が封鎖、通れなくなるとのことにて急いで出発する。とりあえず層雲峡に行き、12時に一根井孝悦写真ミュージアムに立ち寄る。一根井さんがいられて、いろいろと説明してくださった。私は二度目で、直子さんは何度目かという。スタッフの女性たちは感じがよく、天気の悪いウイークデイの訪問客を喜んで、温かくもてなしてくれた。このように大きな建物を維持するのは大変だろう。一根井さんがお勧めのイタリアンレストランへ案内してくれた。そこでスパゲッティーを食べて、14時頃、層雲峡を出発。上川町を通って、愛別で県道101号に入って北上。昨日にこりて、天塩岳の林道の入口を確認する。しばらく林道の中へ進んで、間違えないということで引き返した。士別市に入り、16時頃、宿の朝日地域交流センター我が舎に到着。また雨が繁くなっていた。山屋にはキレイというか、きれいすぎる建物で、清潔なのだが、何も凝ったところがなかった。夕食もしかり。お値段もリーズナブル。



9月8日
4時過ぎに起床し、5時頃に宿を出発した。



6時に天塩岳ヒュッテ(765m)に到着した。大きな駐車場がある。智磨子さんがまったりと読書に過ごしたいとのでここで待機するとのこと。直子さんが前天塩は登ったことがあるので新道コースをピストンするとのこと。前天塩から天塩岳を周回するのはトモコさんと私の2名となった。



6:05、出発(765m)。登山口にクマ注意の標識が立っていた。作業路跡を進むと、6:19、さっそくガマ沢を渡ることになる。倒木を利用した橋というか・・・。バランスが必要。




その後も沢を渡るが、板を束ねた木橋があった。6:42、旧道分岐(836m)で私たちは左へ、直子さんは右へと別れる。



7:08、前天塩分岐(896m)で、沢道の旧道を右に分ける。急な斜面にジグザグを切って、しばらく樹林の山すそをたどる。1300mあたりから直線的な前天塩の登りになり、樹林帯を抜ける。





8:51、1450mで前天塩の巻き道を右に分けて、まっすぐ登っていく。やや高齢の女性が巻き道をとっていた。田中陽希が、2014年の300名山の最初に登ったのが天塩岳だが、なぜかここで巻き道に入り、前天塩の山頂は踏んでいない。



一本調子の登りを詰める。砂礫帯になって展望が開けてくる。この辺は山火事があったことのある場所だそうで、黒く焦げたハイマツの幹が痛々しい。2株のコマクサを発見して欣喜雀躍。




8:35、前天塩岳(1540m)の草原の山頂に着いた。あまり広くはないが、素晴らしい天気に恵まれて、広大で、のびやかな光景が広がっている。すぐ南に天塩岳の三角錐のピークがあった。遠く南には大雪、北大雪と東大雪が望めた。



一眼レフカメラを持った山なれた感じの女性が登ってきた。北海道の方に見えたので話しかけるとビンゴで、札幌の方とのこと。山名をあれこれ教えてもらう。天塩岳は彼女は初めてで、「山と高原」のエリアマップでカバーされていず、どちらかというと軽く見られているらしい。彼女が言うには「来てみないとわからない山」とのことで、つまり、とても良い感じの山容だ。私たちはなんと40分も山頂で過ごしてしまった。女性は、「また山で会ったら声をかけてください」といって、一足先に天塩へ向かって降りて行った。9:15、私たちも天塩岳に向かって稜線を鞍部へと下る。




一時、樹林帯に入って、登り返す。



鞍部から一登りすると左から渚滑川コース(滝上町から登ってくる)が合流した。



最後の草原の一登りは、斜面を覆う赤い葉が陽光に照らされて、何かのご褒美かと思うほど美しかった。山頂から直子さんが私たちに向かって呼びかけた。直子さんが先だったのだ(直子さんが山頂から私たちを撮ってくれた素晴らしい写真が扉写真です)。私たちは前天塩で40分も休んだのだから直子さんが先に天塩岳山頂に来いていて当然か。



11:00、天塩岳山頂(1558m)着。広々とした頂で、多くの登山者が憩っていた。先ほどの女性は健脚らしく、もう姿がなかった。ここでもしっかりと45分間休んで写真を撮って、ランチをした。



これからたどる北西の尾根。



その左。すぐ歩く眼前の南西の尾根。



さらにその左。南に北大雪方面。



南正面に北大雪。



さらに左に目を転じれば遠く東大雪の山々。



11:45、山頂を出発し、草原状の尾根を下っていく。


12:20、避難小屋(1372m)に着いた。少し手前に遭難慰霊碑があった。15分ほどトイレ休憩をする。



天塩岳と前天塩岳のツリ尾根がよく見える。



緩やかに登っていくと、12:54、ポン天塩(丸山)(1443m)があった。山頂は登山道からほんの少し奥まっていたので、踏みに行った。



そこから展望の良い道でハイマツの間の砂礫の道を歩いた。


1317mのピークを過ぎてから、200mほど急な下りがあった。意外と下りでがある感じ。



13:58、傾斜が緩んだ平らなところに出て、そこが新道との分岐(1089m)にだった。絵本に登場しそうな立派なブナの幹に道標が打ち付けてあった。10分程休んだが、直子さんが遅れている。智磨子さんが心配するといけないので、トモ子さんに任せて、私は先に下ることにした。



250mほど、急な道を下る。途中、右手に天前塩岳(?)のピークが見えた。遠ざかってしまったなあ。14:34、旧道分岐(836m)に出た。



西に傾いてきた陽が注ぐプロムナードのような作業道を通る。天気に恵まれた1日だった。15:04、駐車場(736m)に戻った。若干遅かったことに、智磨子さんは特に気をもんでいなかったようだった。30分ほど後に直子さんとトモ子さんが帰ってきた。歩行距離12.7㎞、累積標高は上り下りとも1107m。
15:45、出発する。16:40~17:10、愛和温泉で入浴する。旭川空港へ向かう。



大雪の山並みがよく見えていた。



(下山後談)
車内で、台風15号の影響でフライトがキャンセルされている情報が入る。18:30、旭川空港に着くが、案の定、予定のフライトはキャンセルされていた。直子さんは明日のフライトが予約してあったのでセーフだが、私たちのドタバタに付き合ってくれた。智磨子さんは御紋のJALのSカードの効力で明日の10時のフライトが予約できた。私とトモ子さんは、窓口の女性がなんだかもたもたしていて宿もフライトも取れそうもない。いずれにせよ旭川空港は便が少ないので、千歳空港から乗ることにして、札幌の宿を取った。20時のJR旭川駅発の特急に乗り、21時に札幌着。車内で口に放り込めるものを放り込み、貧しい夕食を摂った。札幌は私学共済組合ガーデンパレスにとまる。翌朝6:15の始発で千歳空港に向かい、7時前からJALカウンターに並ぶが、大混雑で受付にたどり着いたのは8時過ぎだった。ウェイティングナンバー85と87で、あとからSカードの人たちが間に入るので、早期に乗れる見込みは全くない。10時頃、Air Doに行くと空席が1席あったのでチケットを買った。11:30出発が13:20に遅延したが、15:30に羽田に帰着できた。トモ子さんは13:30の花巻空港行のフライトに乗り、そこから陸路で帰京した。私が焦り狂っていた理由があって、かわいがっている猫が危ないという連絡があったからだった。泣きべそをかく思いで帰宅すると、意外と元気だった。このあと10日間生きて、19日に息を引き取った。愛猫はなぜか私が在宅しているときに死ぬものだ。






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Last updated  2020.01.18 17:44:05
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Re:天塩岳ー来てみないと分からない山ー(09/08)   naoko さん
私はショートコースでもゆっくりしか歩けなくなりました。
天塩岳、晴れた日に登れてうれしいでした。

あら―、大好きな猫ちゃんがなくなったのですか?でもあなたの帰宅を待ってくれたのですね。これを書いている今は、20年5月。北海道に行きたいなーと思っても、しばらく行けないですね。 (2020.05.04 14:35:03)

Re[1]:天塩岳ー来てみないと分からない山ー(09/08)   山ボケ猫 さん
naokoさんへ

天塩岳は今、写真で見ても良い山で、北海道遠征した価値がありました。

帰りは台風でフライトは大混乱。2年前の台風では北海道からうまく帰れたので甘く見ていました。9月の北海道は台風に要注意ですね。 (2020.05.08 11:00:15)


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