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山ボケ社へようこそ            山ボケ猫(野口いづみ)のブログ

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2020.08.29
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2020年8月29日


熊倉沢は五日市周辺の沢としては定番で、多くのガイドブックに「初心者向け」とか、「シーズン始めの足慣らしに」などと、紹介されている。しかし、右俣右沢については手強いとも書かれている。今回、7月に雨で流れた熊倉沢右俣右沢に、ようやく行くことになった。

早朝、我が家のそばの私鉄駅でティーチャー車にピックアップしてもらった。6:20、五日市駅でリリー車と合流し、2台5名で檜原道街道を西へ進む。



熊倉沢からの下山口を確認してから少し戻る。上川乗のバス停に戻って、バス停奥の駐車スペースにリリー車をデポ。



ティーチャー車に5人が乗りこむ。南鄕バス停から集落を通り、矢澤林道に入る。伸吉リーダーの入念な下調べがあって、迷うことなく、くらかけ橋経由で、熊倉川沿いの林道の「通行禁止」としてクローズされているポイントまで行くことができた。7:30、到着。「通行禁止」の看板の脇に数台置けるスペースがあったので、駐車する。すでに2台、駐車していた。



7:48、出発(392m)。左下の川はきれいな沢で、左に矢澤をわける分岐がある。すぐ橋があって「立ち入り禁止」の札がロープに下がっていた。落合橋を渡らず、7:52、右の熊倉沢沿いの登山道(熊倉林道)をたどる。



一部、崩落している部分がある。この林道も以前は車で走れたことがあるのかもしれないが、今やとても無理。



大崩落の後は踏み跡状態になった。8:25、ここであろうというポイント(516m)に到着。確認して、身づくろいと腹ごしらえをする。8:45、入渓する。



9:10、分岐(575m)があった。水量比1:1で、右俣を右沢と左沢に分ける二俣と思われた。右沢へ進む。



すぐ陸軍滝があった。3段18m。なぜ陸軍滝というのかよくわからないが、落ちっぷりに実直な一途さを感じる滝ではある。大将ではなく、一兵卒でもなく、その間か。山下清みたいに迷う。滝の直下の釜に虹がかかっていた(扉写真)。ティーチャーは滝の左壁をみて、登れそうだと言ってたが、リーダーは巻くことに決定。ティーチャーが滝の左側の踏み跡を登り、そこも行けそうに見えた。しかし、私がコピーしてきた遡行図では、二俣まで戻って、左沢から間の尾根を乗っこすように書かれていて、リーダーがこれに従った。2009年の記録には書かれていた木橋は予想通り、跡かたもなかった。この巻き道は一部踏み跡が残っていたが、とっくの昔にすたれたルートか、ずるずるしていて、よくなく、ロープを出してもらうことになった。なんとか、陸軍滝の上に出たが、時間を食った。ここは滝の左脇を素直に登ったほうがよかったかもしれない。出たところに2:1の水量比で沢が入っており、トヤド沢と思われた。



階段状の小滝を越えていく。木漏れ陽が射す。10:45、炭焼き釜(跡?)があった。



11:00、難しいと書かれている5mチョックストーン(CS、両岸の間に挟まっている岩)に到着。しかし、ここで巻いては女がすたる。ティーチャーが水流の左側から突破して、ロープを出してくれた。リーダー、ミサヨさん、リリーさんに続いて、山ボケ猫は最後に登る。左壁に残置されているロープに体重をかけると、ストーン脇の水流の中に手掛かりがあり、若干のシャワーを浴びながらスムーズに登れた。



11:45、3mスダレ状の滝、5mトイ状滝と続いた。この滝は多分ガイドブックに「10mのナメ滝は傾斜が緩く」楽勝ですみたいに書かれているが、後半のトイ状滝は傾斜がやや強く、高度感があったのでロープを出してもらった。



小さい滝だったが、落ち口に立つと高度感があった。水量が少なくなったことを実感する。



12:10、分岐になっていて、右に最後の10mナメ滝がかかっていた。この滝は階段状で手掛かりも足掛かりも多いのだが、高度感があり、ぬめりもありそうで、ロープを出してもらった。水流の左から登り、右に進む。中で右から左にトラバースして、落ち口を突破、クリアー。



浅間峠まで登らないで楽をしようと、最後の(?)二岐を右に行き、浅間峠の右のコルを目指す。最後は疎林の中を進むと、13:10、苦労しないで浅間峠の右のコル(790m)にでた。今日の標高差は400m。お見事!



20分ほど休んで、13:35、右へ登山道を下山。13:50、お堂があった。一般登山道を緩やかに下ること45分、14:20、車道に出た。登りがない!倉掛沢+乗越沢で地獄の下山を経験した身にはなんという極楽のような下りであったことであろうか。キツネにつままれたようだった。



上川乗りバス停上の駐車場まで車道を歩いていく。駐車場には井戸があって、冷たい水を飲むことができた。ティーチャーとリリーさんが車の回収に行く間、のんびり、飲んだり食べたりして時間を過ごした。



さて、帰路のお風呂と食事に凝るというか、アイディアを出す伸吉リーダーのテイストに従うと、なんと、檜原街道を奥へ、西へ進むという奇策が指示された。数馬の手前から山腹を不安になるほど登っていくと浅間坂(せんげん荘)という風呂兼蕎麦屋があった。気のよさそうなおば様たちが働いていた。注文を受けてから蕎麦をこねてゆでるそうで、入浴前にオーダーを聞かれた。風情のある離れの風呂で入浴する。湯舟はヒノキ造りで手作りだそうだ。正面の笹尾根の光景に既視感があった。風呂の奥は宿泊棟になっていて民宿も経営しているそうだ。



風呂からあがって木庵でおそばをいただいた。こんにゃくの刺身、フキノトウ、タケノコなど、注文していない副菜を次から次へと出してくださった。お蕎麦はボリュームのある太麺で、食べきれずにおすそ分けする羽目に。浅間坂の歴史は、2013年に旧館と母屋などを焼失してしまったが再興し、2017年からは宿泊を再スタートさせたのだそう。やはり私が訪れたことのあるお店だ!それは10年以上前だった。古民家の古い建物だったのだ。17時頃、退出した。敷地の湧水を汲んでお土産にする。五日市までの渋滞に驚いた。自宅そばの私鉄駅で降ろしていただいたのは20時に近かった。
なお、以前訪ねた折の記録は下記サイトです。2007年シンナソー沢登りの後でした。
https://plaza.rakuten.co.jp/yamabokesya/diary/200706170000/

熊倉沢右俣右沢は短い沢だが、登りを楽しめる立派な滝がよくまあと思うほど、次から次へと迎えてくれ、極楽下山だった。最後は風情あるお風呂とお蕎麦屋の浅間荘を再訪できて、おいしいとこどりをした1日となったのだった。

GPSの地図は、山ボケ猫の山旅ロガーが陸軍滝からコルまでの間が取れていなかったので、リーダーがとった地図です。CS滝の位置があいまいです。







Last updated  2020.10.05 13:51:54
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