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2020.10.18
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2020年10月18日
御坂の東端、高座山(たかざすやま)・杓子山(しゃくしやま)・鹿留山(ししどめやま)は、富士急の駅のそばで、行きやすく、何度か企画したような気がする。かなり以前、1月に高座山に登りかけたが、雪が深くやめたことがあり、山頂まで行く機会がなく、それきりになっていた。今回、まだ行っていない山で、比較的近場で軽めな山ということで、高座山・杓子山・鹿留山を思いついた。結果は意外と充実した山行ということになった。



前日まで土砂降りの雨で、日曜日に晴れるという天気予報が信じられなかった。おまけに22時頃の電話で、19時頃に「天候が悪いのでやめませんか」という提案をしてきた伸吉リーダが仕事の都合でドタキャン。参加者は乙女ばかり6名となる。先週の本社ヶ丸の参加者は私を含めて3名だった。
当日、朝起きてみると意外や晴れている。意気揚々と出発する。しかし、高尾に着く手前でまた空が薄暗くなったりして怪しく、一抹の不安を感じる。7:24高尾発の電車は河口湖まで直通だ。飛び乗った瞬間、数名の高齢グループに挨拶され反射的に挨拶を返すが・・・?「人違いよ」とか、ひそひそ話している。車内に富さんを見つける。先頭を歩いてくれるよう依頼する。しかしほかの4名は乗っていなかった。大月駅で4名が乗ってきて総勢6名になり安心する。今日の富士急車両はガスパーなどのイラストがなく、つまらない。8:57、下吉田駅で下車。見事な快晴だ!駅前に6人乗りのタクシーが停まっていた。富士急ハイヤー河口湖駅店には6人乗り車が1台(?)あり、6人になったことからコスパを配慮し配車を依頼したのだった。駅からの道路で富士山が見えた。青空を背景に落ち着き払って映えていた。ちょっと笠雲がかかっているようだが。私たちが感動して騒いでいると、運転手は「見慣れた風景です」と、地元民のそっけない声。コンビニに寄って、旧鎌倉往還を走る。高座山から杓子山に至ると思われる稜線が望めた。鳥伊地トンネルを向こう側に抜けてから取って返して峠へ登る。鳥伊地峠の北側はタクシーが通ってこれる道ではないらしい。



9:20頃、鳥伊地峠(1029m)に着いた。やはりタクシーここまでで、この先の登山口までは無理とのこと。タクシー代は3440円。準備体操などして9:35、出発。10分ほど林道を歩くと、左に不動湯への道を分けていた。



そのすぐ先で林道は終わり、9:50、左の登山道に入る。



樹林の中をしばらく進むと右側、10:04、南側がカヤトの原で展望が開け、富士山がドーンと姿を現した(1116m)。GPSをセットしていなかったことに気づいてセットした。写真を撮って、皆の後を追う。



前方に高座山が見えた。道端には様々な花が咲いている。しかし、まあ、この登りはまっすぐ直登、ツルペタの泥の斜面だった。虎ロープがあるが、ヒーヒー騒ぐメンバーも。



10:40、高座山(1304m)。富士山は見事だが、すこし雲がかかってきた。10分ほど休んで出発。急な下り。



大権主(おおざす)峠まで、意外と長い。前方に杓子山が見える。高齢者7,8人のグループを追い越す。「私たちより2世代若いわねえ」、「若い方もいて」などと声をかけられる。2世代というのはちょっと疑問かな・・・。「若い」と言われたのはだあれ?この方々とはこの後お会いせず、不動湯の方へ下ったのかもしれない。そちらに下れば楽なハイキングコースだ。



11:50、大権主峠着。近くにハンググライダーの離陸場があるらしい。不動湯へ下る道を左に分ける。



この先、杓子山までは急な登りだが意外と早かった。山中湖が樹間からよく見える。



12:40、杓子山着(1598m)。山梨百名山で、有名な「天空の鐘」という鐘があある。南側に雲が出て来て、富士山にもかなり雲がかかってしまった。「富士山が見えなくなってしまうのでは」と心配する声があったので、私は、「今日はずっと見えている」と断定する。はったりというよりか、見えていてほしい一心だったのだ。



手前の三ッ峠はもちろん、御坂の山並みが一望され、節刀ヶ岳と思われる山が東へ長い平坦な尾根を伸ばしていた。御坂山塊の後方、左、南にかけて南アルプスも見えている。25分休憩してランチにする。



さて、ここから東へ、鹿留山への縦走路をたどる。杓子山ピストンをする登山者が多いのか、この縦走をする者はあまりいないようで、意外とマイナーなルートなのかもしれない。富士山が先ほどより雲が少なくなってよく見えてきた。いくつか目のピークの子の神で右に下っていく登山道があったが、道標を見落としたので、その時は下山道かどうかわからなかった。



13:53、鹿留山山頂(1632m)の道標が出てきたとき、いささか唐突な感じがあった。山頂は樹林の中で展望はない。三等三角点がある。本日の最高峰なのだがいささか地味。東は地図上はルートがなく、見に行った。紅葉が美しいブナ林だが、急な下りになっているようだった。「鹿留」は鹿も下らないという意味かもしれない。いささか大袈裟だが。和子さんがぶなの大木に抱きついていた。大木からパワーをもらうということで、和子さんはしばしばやっている。



さて、西へUターンする。ピークを登り返して、子の神のピークで左へ分岐する道を立ノ塚(たちんづか)峠へと南へ下る。紅葉がきれい。左手に大きくドーム状の御正体山が見えていた。18年前に御正体山から右に山伏峠に降りるコルまで下って、さらに石割山まで歩いた。コルから石割山への道はあまり歩かれていないようだが、シャクナゲが多く、シーズンに歩くと素晴らしいだろうと思った。



結構急な岩交じりの尾根道で、ロープのある所もある。スピードは大幅ダウンする。しかし、まあ、先日の雪頭ヶ岳から根場に下る下山路の上部よりはやさしい。男性が一人追い越していった。紅葉、その間から山中湖と御正体山、岩壁、そしてクマの糞・・・。



200mほど下った1432mのピークで一段落してほっとした。穏やかな樹林の中の道となる。



15:38、立ノ塚峠(1233m)で最後の休みを取る。「熊出没注意」の看板。傾いた石仏・・・。トリカブト。標識は、北が鹿留山、杓子山、南が二十曲峠、西が内野。パンを食べて腹ごしらえをしている人も。


10分ほど休んで、出発。ここからは良い道。ほどなく林道に出て、出発して30分しないうちに幅広の車道となった。両側の背の高い杉林の間に開いた空間を富士山が埋めていた。距離はあっても舗装道路を下っていくのは楽だった。



杉林を抜けると残照がすすきを金色に染め、富士山がさえぎられることのないままに両裾を伸ばしていた。頭上には晩秋の高い空にすだれ状の白い雲が弧を描いている(扉写真)。西の空に沈もうとする夕陽の光線は照らし出す光景を刻々を変え、眺めて歩いていると飽きることがなかった。私たちから見ると尋常ならざる光景なのだが、ここに住んでいる人々にとっては普通の光景なのだろうか。



古い墓などのある集落を縫って内野バス停を目指す。16:45頃、バス停(940m)に着いた。17時過ぎに🚌便があるはずだったがないので、左に角を曲がった方のバス停に行くと、🚌便があったので、こちらに並んだ。先ほど追い越していった男性がいた。待っている間に急速に暗くなった。向かいのスーパーでアイス最中を買って一かけらずつ分けた。バスはほぼ予定通りに来た。忍野八海のそばを通ったが真っ暗で営業はとっくに終了していた様子。ソフトクリームはまたの機会。バスは意外とかかり、18:40頃に富士山駅に着いた。すぐ急行があるようだが、皆のチョイスは地下で吉田うどんを食べてから普通電車で帰ることだった。ビールやワインで打ち上げる者も多かった。18:26の電車で帰路についた。これは9月22日に節刀ヶ岳からの帰路に乗った便だった。

GPSデータは、GPSを入れるまでの距離を800m、登り標高差を87mで換算すると、平面距離10.6km、沿面距離11.0km、累積登り標高981m、下り標高1076m、出発点鳥伊地峠1029m、高座山1304m、杓子山1598m、鹿留山1632m(最高点)、立ノ塚峠1233m、内野940m(最低点)だった。





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Last updated  2020.11.20 00:39:39
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