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カテゴリ:若旦那の日記
私が成人式に行くと言うことは、「もしかしたら若旦那は二十歳!?」と思う方もいらっしゃるようだが、私の成人式は8年前だったというと年齢も察しがつくだろう。何故28歳の私が成人式に?と思う方もいらっしゃるが、地元の青年団の代表で招待されたのだ。
成人式というと今朝(10日)の新聞にも載っていたが、若者が壇上に上がり踊りだしたり、会場で宴会を始めたりと、何か勘違いしてるようだ。しかし私が参加した成人式は、未来ある若者達のすがすがしさが目に焼きついた。 壇上で話す大人の話にもしっかり聞き耳を立てる姿、余興に笑い転げるが羽目を外さない大人の姿勢は、彼らがしっかりと二十歳という年齢を受け止めているのに違いない。 レセプションに入ると、今年成人を迎える青年達が相次いでお酒を注ぎにやってきた。着慣れないスーツに身を包んでいるが、いっぱしの大人の顔になっている。「先輩!飲んでくださいよ!!」と酒を勧められ、私も上機嫌である。 その中の一人、ソーコーと皆から呼ばれる新成人は、高校を卒業して料理学校で学んだ。現在は東京のヒルトンホテルで見習い中だという。昔からこの子とは気が合った。この子の実家も焼肉屋さんをやっているのだ。 将来家の焼肉屋さんを継ぎたいという。それは家業だからしかたなく継ぐといった感ではなく、積極的に新しい焼肉屋さんを創り出したいと望んでいる。今東京のヒルトンで働いているのはホテルのシェフを目指すのではなく、いろんな分野の料理を将来焼肉屋で活かしたいとの思いからである。 私も同じ道を目指す先輩として、先輩だから教えるというスタンスではなく、将来同業者となるであろう良き好敵手(ライバル)として、見守って行きたい。 「今の若者は…」と愚痴る大人方もいらっしゃるが、明確な目標を持った人間はしっかりと育っている。「今の大人は…」と若者から愚痴られないようにも頑張っていかなければならない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年01月10日 11時11分43秒
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