町のホルモン屋さん 山田ホルモンの若旦那

2005/10/18(火)18:08

おしゃれに、『フランス料理』を食べてきました!!

食いしん坊日記(11)

というのも、実は若女将と結婚してちょうど1年。結婚1周年が火曜日(定休日)と重なったので、生まれたばかりの息子を山田ホルモンの女将に預け、博多へ買い物に出かけることした。 当初は久々の外食なので、目をつけていた焼肉屋にいくつもりだったのだが、若女将の「せっかく結婚記念日なんだから、雰囲気を変えてフレンチでも食べに行かない?」との提案に承諾した。もちろんホルモン育ちの私はフランス料理なんか食べたこともない。行きつけの店なんかあるはずもなかったのだが、若女将の知り合いからの紹介でいい店を教えてもらうことした。 若女将がメールで「フランス料理のいい店知らない?」と友人に聞くと、「8件あるけど、どうする?」とメールが返ってきた。さすがに8件から1件を絞れないので、「2件に絞って。」とお願いした。教えてもらったお店の1件は落ち着いた雰囲気で本格的な南フランスの料理を楽しめるらしい。もう1件はフランス料理と和食を合わせたような創作フレンチで若者に人気の店だ。 私は買い物をする場所に近い、創作フレンチの店を推したが、若女将は本格的なフレンチが食べたいという。「だってフランスに行った時も、本格的なフレンチなんて食べてないやん。」 そういえばちょうど1年前、新婚旅行でフランスのパリに1週間程滞在したのだが、さすがに高級なお店には予約やマナーなどが厳しく、普通のレストラン等で食事をしたのだった。しまいには言葉の壁が面倒になり、フランスに行ってまで韓国料理のお店やマックにいった思い出がある。 と言う事で、本格的なフランス料理を楽しめるお店に行く事にした。午前中に予約しておいたので6時オープンの6時にお店に入った。お店に入るなりワインセラーなんかあって、ちょっと高級な匂いを醸し出している。 食前にシャンパンを頼み、結婚1周年の乾杯をした。傍らで何気に聞いていたスタッフが、「先ほど…おめでとう・・・と言ってましたが、お客様のお誕生日ですか?」と聞いてきた。「いえ、結婚1周年なんですよ。」とスタッフさんとの会話もはずむ。 いつもは焼肉屋で30分くらいで夕食を済ませる若夫婦だが、今日は違う。「とりあえず、今日はフランス料理やけん、ゆっくり食べなけんばい。」とメインディッシュにたどり着くまで2時間かけてゆっくりとくつろいだ。最後にデザートが運ばれてきた。私の皿とは別に、若女将の皿にはチョコレートで「御結婚1周年!!おめでとうございます。」との文字が書かれている。 これがサービスというものなんだろう。もちろん私の給料からすれば値段がはる夕食ではあるが、スタッフのサービスといい、料理といい、雰囲気は大変満足いくものであった。若女将も、「毎年結婚記念日は、ここで祝おうか?」というくらいだ。 「来年は家族3人で、このお店に来たいね。」と私がいうと、「こんな高級なお店に手のかかるユン坊(息子)を連れてこれるわけ無いでしょう。」といきなり夢から覚めてしまった。山田ホルモンの女将!来年もユン坊を頼みます!!

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