000000 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

飛鳥京香/SF小説工房(山田企画事務所)

PR

全412件 (412件中 1-10件目)

1 2 3 4 5 6 ... 42 >

小説工房作品

2020.08.10
XML
テーマ:小説(491)
カテゴリ:小説工房作品


飛鳥京香(あすかきょうか)小説一覧

■山田企画事務所・飛鳥京香・小説集です。どうぞご覧ください!

●YG源義経黄金伝説■
一二世紀日本の三都市(京都、鎌倉、平泉)の物語。平家が滅亡し鎌倉幕府成立、奈良東大寺大仏再建の黄金を求め西行が東北平泉へ。
源義経は平泉にて鎌倉を攻めようと?
https://ncode.syosetu.com/n1703dc/

●BK私の中の彼へー青き騎士ー
異星の生命体《アイス》と人の戦争で、少女暗殺組織ローズバットの沙織は、共生装甲機体・零号を操る独立装甲歩兵・翔と恋に落ちる。
沙織には過酷な運命が待っていた。彼女は人類を新たな旅へ導く。
https://ncode.syosetu.com/n5222dc/


●TC東京地下道1949■ 
1949年日本トウキョウ。 太平洋戦争の日本敗戦により、日本はアメリカ軍とソビエト軍に、分割占領。
生き残った少年少女はどう生きるのか。それからの過酷なる日本の運命は?
https://ncode.syosetu.com/n1603de/


●TD「染み入れ、我が涙、巌にーなみだ石の伝説」
 故郷、神立山の伝説は、僕、日待明にあらたなる人生の選択を迫る。彼女は何者であったのか?
私は地球人でなく観察者として地球の長い歴史に関与したことをしる。
https://ncode.syosetu.com/n9669cz/


●RSロボサムライ駆ける■
「霊戦争」後、機械と自然が調和、人間とロボットが共生。日本・東京島「徳川公国」のロボット侍、
早乙女主水が 日本制服をたくらむゲルマン帝国ロセンデールの野望を挫く戦いの記録。
https://ncode.syosetu.com/n2492db/


●KIアイランド■暗殺者の島■
 かって存在したエルドラド、サンチェス島で、地球連邦軍暗殺チーム「レインツリー」
に属する暗殺者2人の対決。
https://ncode.syosetu.com/n3928db/


●YK夢王たちの饗宴--ドラッグウォーの跡でー
(麻薬戦争の跡)夢世界の入り組んだ異世界、最高のドリームマスター,夢王は、だれなのか?
なぜ、この世界はできたのか?
https://ncode.syosetu.com/n7285dc/


●CP封印惑星
 封印された地球で情報収集端子であるユニーコーン・新機類は、天空の光矢を見る。
それは新地球の解放者、世界樹の出現する。予兆である。
https://ncode.syosetu.com/n1512de/


●AFアリス・イン・腐敗惑星ー寂寥王の遺産ー
宇宙連邦の監視機構の元で、腐敗惑星内で新生命トリニティが蘇生し、世界の秩序を変える動きが始まる。
https://ncode.syosetu.com/n6825dd/




●KZガーディアンルポ03「洪水」
 廃墟で、人類最後の生存者カインは地球滅亡を迎え。彼は生命形を変え自分から精強なる生物兵器に変貌、
地球を再生し敵へ復讐を硬く誓う。
https://ncode.syosetu.com/n1503de



●UK宇宙から還りし王■
初めて新宇宙への門「タンホイザーゲイト」から帰還した男ネイサンは、今、
ゼルシア国自然保護区、ラシュモア山で王国を建設。みづから発する言葉で、人類を次の高みへと進化させようとする。
https://ncode.syosetu.com/n1598de/


●RUN遙かなる絆-ランナー●
 地球と月を結ぶ「ムーンウェイ」から話は始まる。連邦軍「サイボーグ公社」に属するロードランナー,ヘルム。
マコトは超能力者。2人は月で人類外の野望を砕く、新世界の人類の出現が始まる。
https://ncode.syosetu.com/n1867de/


●「支配者たち」(ハーモナイザー01)
世界樹ハーモナイザーの支配する宇宙での、2人の宇宙飛行士の物語。
これは現実か夢なのか「もちろん、あの人は私の夢の一部分よ。でも、私も、あの人の夢の一部なんだわ」
https://ncode.syosetu.com/n1894de/


●「クアイアーボーイズ」
地球は絶滅の縁にあり。敵ROW」は、生命体ミサイルを発射。
意思を持つ「生物体機雷」が人類戦士として。敵とであった彼はいかに。
https://ncode.syosetu.com/n0015da/



以下は飛鳥京香(あすかきょうか)名義の小説ブログです。
「小説工房」 「義経黄金伝説」 「フアンタジー劇場」 「ロボザムライ駆ける」 「ランナー」 「地下道1949」 「なみだ石の伝説」 「腐敗惑星」 「聖なる水の僕」 「イシのヒト」 「青き騎士」 「ミュータントウオーズ」 「神よ、その腕もて」 「キング・オブ・ドリーム」 「山稜王」 「ジャップスデイズ」 「アイランド」






最終更新日  2020.08.13 20:08:19
コメント(0) | コメントを書く


カテゴリ:小説工房作品
飛鳥京香(あすかきょうか)小説一覧

■山田企画事務所・飛鳥京香・小説集です。どうぞご覧ください!

●YG源義経黄金伝説■
一二世紀日本の三都市(京都、鎌倉、平泉)の物語。平家が滅亡し鎌倉幕府成立、奈良東大寺大仏再建の黄金を求め西行が東北平泉へ。
源義経は平泉にて鎌倉を攻めようと?
https://ncode.syosetu.com/n1703dc/

●BK私の中の彼へー青き騎士ー
異星の生命体《アイス》と人の戦争で、少女暗殺組織ローズバットの沙織は、共生装甲機体・零号を操る独立装甲歩兵・翔と恋に落ちる。
沙織には過酷な運命が待っていた。彼女は人類を新たな旅へ導く。
https://ncode.syosetu.com/n5222dc/


●TC東京地下道1949■ 
1949年日本トウキョウ。 太平洋戦争の日本敗戦により、日本はアメリカ軍とソビエト軍に、分割占領。
生き残った少年少女はどう生きるのか。それからの過酷なる日本の運命は?
https://ncode.syosetu.com/n1603de/


●TD「染み入れ、我が涙、巌にーなみだ石の伝説」
 故郷、神立山の伝説は、僕、日待明にあらたなる人生の選択を迫る。彼女は何者であったのか?
私は地球人でなく観察者として地球の長い歴史に関与したことをしる。
https://ncode.syosetu.com/n9669cz/


●RSロボサムライ駆ける■
「霊戦争」後、機械と自然が調和、人間とロボットが共生。日本・東京島「徳川公国」のロボット侍、
早乙女主水が 日本制服をたくらむゲルマン帝国ロセンデールの野望を挫く戦いの記録。
https://ncode.syosetu.com/n2492db/


●KIアイランド■暗殺者の島■
 かって存在したエルドラド、サンチェス島で、地球連邦軍暗殺チーム「レインツリー」
に属する暗殺者2人の対決。
https://ncode.syosetu.com/n3928db/


●YK夢王たちの饗宴--ドラッグウォーの跡でー
(麻薬戦争の跡)夢世界の入り組んだ異世界、最高のドリームマスター,夢王は、だれなのか?
なぜ、この世界はできたのか?
https://ncode.syosetu.com/n7285dc/


●CP封印惑星
 封印された地球で情報収集端子であるユニーコーン・新機類は、天空の光矢を見る。
それは新地球の解放者、世界樹の出現する。予兆である。
https://ncode.syosetu.com/n1512de/


●AFアリス・イン・腐敗惑星ー寂寥王の遺産ー
宇宙連邦の監視機構の元で、腐敗惑星内で新生命トリニティが蘇生し、世界の秩序を変える動きが始まる。
https://ncode.syosetu.com/n6825dd/




●KZガーディアンルポ03「洪水」
 廃墟で、人類最後の生存者カインは地球滅亡を迎え。彼は生命形を変え自分から精強なる生物兵器に変貌、
地球を再生し敵へ復讐を硬く誓う。
https://ncode.syosetu.com/n1503de



●UK宇宙から還りし王■
初めて新宇宙への門「タンホイザーゲイト」から帰還した男ネイサンは、今、
ゼルシア国自然保護区、ラシュモア山で王国を建設。みづから発する言葉で、人類を次の高みへと進化させようとする。
https://ncode.syosetu.com/n1598de/


●RUN遙かなる絆-ランナー●
 地球と月を結ぶ「ムーンウェイ」から話は始まる。連邦軍「サイボーグ公社」に属するロードランナー,ヘルム。
マコトは超能力者。2人は月で人類外の野望を砕く、新世界の人類の出現が始まる。
https://ncode.syosetu.com/n1867de/


●「支配者たち」(ハーモナイザー01)
世界樹ハーモナイザーの支配する宇宙での、2人の宇宙飛行士の物語。
これは現実か夢なのか「もちろん、あの人は私の夢の一部分よ。でも、私も、あの人の夢の一部なんだわ」
https://ncode.syosetu.com/n1894de/


●「クアイアーボーイズ」
地球は絶滅の縁にあり。敵ROW」は、生命体ミサイルを発射。
意思を持つ「生物体機雷」が人類戦士として。敵とであった彼はいかに。
https://ncode.syosetu.com/n0015da/



以下は飛鳥京香(あすかきょうか)名義の小説ブログです。
「小説工房」 「義経黄金伝説」 「フアンタジー劇場」 「ロボザムライ駆ける」 「ランナー」 「地下道1949」 「なみだ石の伝説」 「腐敗惑星」 「聖なる水の僕」 「イシのヒト」 「青き騎士」 「ミュータントウオーズ」 「神よ、その腕もて」 「キング・オブ・ドリーム」 「山稜王」 「ジャップスデイズ」 「アイランド」






最終更新日  2020.08.10 19:23:10
コメント(0) | コメントを書く
2020.04.06
カテゴリ:小説工房作品

ファンタジー・SF小説ランキング
YG源義経黄金伝説■一二世紀日本の三都市(京都、鎌倉、平泉)の物語。平家が滅亡し鎌倉幕府成立、奈良東大寺大仏再建の黄金を求め西行が東北平泉へ。源義経は平泉にて鎌倉を攻めようと
この小説のURL : https://ncode.syosetu.com/n1703dc/24/

源義経黄金伝説■第25回 西行は、多賀城にある吉次と義経救出について話しあう。平泉に向かう奥大道を歩く 静かの一行と出会う。その後に静かは黒田の悪党に拉致される

源義経黄金伝説■第25回

作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所







平泉で、義経が感激している時期、西行は少し離れた、多賀城たがじょう

(現・宮城県多賀城市)に入っている。



奈良時代から西国王朝の陸奥国国府、

鎮守府がおかれている。つまり、多賀城は西国王朝が東北地方を支配がせん

がためにもうけた城塞都市である。



いわば古来からの西国征服軍と先住アイヌ民族戦争での最前線指揮所である。

ここから先は、慮外の地、今までに源氏の血が多く流されしみついていた。

今も奥州藤原氏勢力との国境にあり、世情騒然たる有様である。鎌倉と平泉と

の間に戦端が開かれるかいなか、民衆は聞き耳をたてている。



西行は、多賀城にある金売り吉次の屋敷を訪ねる。



屋敷はまるで、御殿のようであり、「大王の遠つ朝廷みかど」多賀城政庁

より立派な建物と評判であり、金売り吉次の商売の繁盛を物語っている。

ここ多賀城だけではなく、日本中に吉次の屋敷はあるのだ。



二人は先刻から、座敷に対峙していた。



吉次は赤ら顔でイノシシのような太い体を、ゆらゆらと動かしている。

体重は常人の倍はあるだろうか。

西行は、思いが顔にでていまいかと、くるしんでいる。

話はうまく行ってはいない。



「吉次殿、どうしても秀衡殿の荷駄の護衛を受けてくれぬか」



吉次はふっとためいきをいき、上目つかいで、ためないながら言った。



「西行様、、、、いくら西行様のお願いとて、吉次は、今はやはり商人でござ

います。利のないところ商人は動きませぬ。今、藤原秀衡様は鎌倉殿と戦いの

火ぶたを切られようとするところ。さような危ないところに、吉次の荷駄隊を

出すことはできませぬ。やはり、昔のような事ができませぬ」



「わたしとお主との旧い縁でもか」

「牛若様、いや義経様が、鎌倉殿とあのような、今は、、、やはり、時期が

悪うございます」

「吉次殿、お主も偉くおなりだな」

 西行は吉次に嫌みを言った。

一体誰のお陰で、、この身上を吉次がきづけたのかという思いが西行には

ある。



「西行様、もうあの頃とは時代が違ごうてございます。今は世の中は、鎌倉

殿、頼朝様に傾きつつまると、吉次は考えます」



「そういうことなら、仕方あるまい」

 西行、吉次の屋敷振り返りもせず出て行く。先を急がねば、

いつの間にか、姿を消していた重蔵の姿が現れている。



この2人をとりまくように、人影がまわりを取り巻き歩いている。鬼一方眼が

使わせた結縁衆である。



西行は重蔵に語りかけるのでもなく、、一人ごちた。



「不思議な縁だよ。いろいろな方々との縁でわたしは生きておる。平清盛殿、

文覚もんがく殿、みな、北面ほくめんの武士の同僚であった。清盛殿は平家の支配を確立し、文覚は源頼朝殿の旗揚げを画策し、この私は義経殿をお助けしたのじゃ。がしかし、この治承・文治の源平の争いの中を、この私が生き残ってこれたのも、奥州藤原秀衡ひでひら殿のお陰だ」



西行は昔を思い起こしている。





西行は、多賀城にある吉事屋敷をでて平泉に向かう奥大道を歩いていた。前を歩

く小者と乳母をつれた女性が静であるとに気付き、呼び止める。



「静殿、静殿ではござらぬか」

「ああ、西行様」

静は西行に気づいている。静も平泉を目指していると言う。



「お子様のこと、誠にお気の毒でござる。が、御身が助かっただけでもよいと

はせぬか」西行はなぐさめようとした。

「我が子かわいさのため、あの憎き頼朝殿の前で舞い踊りましたものを。

ああ、義経殿の和子を殺されました。ああ、くやしや」



「その事を確かめるのも、みどもの仕事であった。後白河法皇さまから、言わ

れておったのじゃで、静殿、この後はどうされるおつもりじゃ」

静は、少し考えて言った。

「行く当てとてございません。母、磯禅尼とも別れたこの身でございます」



「禅師殿とのう。さようか、そうなれば白河の宿の小山家こやまけまで

行ってくだされぬか。我が一族の家でござる」

西行の一族、藤原家はこの板東に同族が多い。その一の家にとどまれと西行

はいうのだ。



「白河の関。まさか、義経様がそこまで…」

「はっきりしたことは言えぬ。が、義経殿に会える機会がないとも言えぬ」

「私が、西行様と同道してはならぬとお考えですか」



「ならぬ。儂の、この度の平泉への目的は、あくまでも東大寺の勧進だ。

秀衡殿から沙金を勧進いただくことだ。女連れの道中など、目立ち過ぎ

る。鎌倉探題の義経殿に対知る詮議も厳しかろう。それに、いくら私が七

十才を過ぎた身なれば、何をいわれるかわかり申さぬ」



しづかは、ある疑いをたづねた。



「ひょっとして、西行様。わが母、磯禅尼とはなにか拘わりあいが、若き

時に」

静はつねから、疑問に思っていたのである。



「これ、静殿、年寄りをからかう物ではない」

が、静は自分の疑問がまだ広がっていくのを感じた。



 西行は、自分と乙前があったあの神泉苑で、その思い出の場所で、この

若い二人が、義経と静が、出会うとは思っても見なかった。縁の不思議さ

を感じている、やがて西行は意を決して言葉を発した。



「これは義経殿よりの便りじゃ」

「えっ、どうして、これが西行のお手に」

「儂がこのみちのくへ旅立つ前のことじゃ。実は、儂の伊勢にある草庵に

、義経殿の使いの方がこられて、これを鎌倉のいる静殿に渡すよう頼まれ

たのじゃ。あの鎌倉では危のうて渡せなんだ」



「西行さま、義経さまとは」

「たぶん、平泉であえるだろう」



「平泉。どうか、私もお連れください」

「それはならぬ。頼朝殿の探索厳しい、そのおりには無用だ。この地

にある小山氏屋敷に止まっておられよ。きっと連絡いたそう。これが私

の紹介の書状です。私の佐藤一族がこの地におる」



「きっとでございますよ」静は祈念した。



 西行と分かれ旅する静たちに気付く数人の騎馬武者がいる。



遠く伊賀国黒田庄に住まいしていた悪党、興福寺悪僧、鳥海、太郎左、次郎

左を中心とする寺侍、道々の輩の姿の者どもが板東をすぎる途中に、

14人に膨れあがっている。その一行である。



 黒田庄は東大寺の荘園であり、東大寺の情報中継基地の一つであった。

大江広元からの指示を得て、西行のあとに追いついてきていた。

そこでめざとく静をも見染めている。



「おい、あれは静ではないか」鳥海がつぶやいた。

「おお、知っておる。見たことがあるぞ」



「あれは京一番の白拍子と謳われたのう。が、確か義経とともに吉野へ

逃げて、どうやら頼朝が離したらしいのう」

 鳥海が付け加えた。



「ふふう、ちょうどよい。ここでいただこうぞ」

「おう、そうじゃ。女子にもとんとご無沙汰じゃのう」

「よき話。幸先がよいのう。静は西行へのおさえにもなろう」



 なかの三人はゆっくりと、旅装の静たちを追い越し、一定の距離

で止まっている。静は何か胸騒ぎを感じた。



 騎上の三人がこちらを見ているのが、痛いほどわかる。

それも好色な目付きで、なめ回すように見ている。

首領らしい三人とも、普通の武士ではない。

加えて、心の荒れた風情が見えるのだ。



この戦乱の世でもその人間の壊れ具合が静かには手に取るようにわかる、

「そこなる女性、我々の相手を

してくれぬか」

静たちは無視して通り過ぎようとした。

「ほほう、耳が遠いと見えるわ」

「いや、違うじゃろう」

「義経の声でないとのう、聞こえぬと見えるわ」

すわつ、鎌倉探題の追って、静は思った。



 静は走り出していた。

が、三人は動物のように追いかけて捕まえてい

る。小物と乳母はその場で切り捨てられいる。



「ふう、どうじゃ。我が獲物ぞ」

「兄者、それはひどいぞ」

「次郎左、よいではないか。いずれ、西行が帰って来るまで、こやつは

生かしておかねばならぬからのう」

「それも道理じゃ。ふふ、時間はのう、静、たっぷりとあるのじゃ」

 ひげもじゃの僧衣の男がにやついている。静の顔をのぞき込んでいる。



 街道の近くにある廃屋の外にひゅーっと木枯らしが吹いていた。

 可哀想な獣たち。



 静は、太郎佐たちを見てそう思った。



 きっと、この戦乱が悪いに違いない。静は舌を咬んで死のうかと思った。

が、万が一でも、義経様に会えるかもしれない。この汚れた体となっても、

義経様はあの子供のような義経様は許してくださるに違いない。



 静はそう思い、いやそう念じていた。この獣たちと生きて行くが上の信

仰となっていた。 この獣たちは、静の体を弄ぶとき以外は、非常に優し

かった。



静という商品の価値を下げてはいけないという思いと、以外と京

の白拍子という、京に対する憧れが、静を丁寧に扱わせているのかもしれ

なかった。



「おい、鳥海。あの笛、止めさせぬか。俺はあの音を聞くとカンが立つ」

太郎左が言う。 静が廃屋で、源氏ゆかりの義経からもらった形見の薄墨

の笛を吹いているのである。

「よいではないか、兄者。笛ぐらい吹かせてやれ」

「次郎左、お前、静に惚れたか。よく庇うではないか」

静は、我が体が死しても義経に会わなければならなかった。こうなった今はなおさら、



続く 201308改訂

作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所



ファンタジー・SF小説ランキング






最終更新日  2020.04.06 12:40:21
コメント(0) | コメントを書く
2020.03.03
カテゴリ:小説工房作品
●自宅で学習中の小学生中学生の方々へー親御様へ●
ホームページとyoutubeに漫画の描き方 アニメの学習法を載せています。無料です。ご利用ください。




漫画 アニメの学習法ですー自分で学習してください。

山田企画事務所のホームページhttp://www.yamada-kikaku.com/
に掲載してますので、ご利用下さい。

英語と中国語の部分もありますので、その学習にもなります。

http://www.yamada-kikaku.com/lesson.html
マンガの描き方(ラッキー植松先生)
https://www.youtube.com/user/yamadakikaku2009/
マンガの描き方など

http://manga-training.com/
マンガトレーニングからも入れます。

http://9vae.com/ja/
9va-win(きゅうべえwin)は、アニメ作成フリーソフト'9VAe'きゅうべえのWindows版です。


ホームページyoutubeに漫画の描き方 アニメの学習法を載せています。無料です。ご利用ください。






最終更新日  2020.03.03 15:15:40
コメント(0) | コメントを書く
2020.01.24
カテゴリ:小説工房作品

ファンタジー・SF小説ランキング


http://syosetu.com/usernovel/list/ 投稿済み小説一覧全16作品
2020年01月15日(水) 


20年前、山田企画事務所は、自営業ですが、イベント業務管理士関係の大仕事、広告漫画のお仕事以外に力をいれて時間を割いていたのは、2つ目は

関西学院大学 心理学科在学中 及び クラブの切手研究部の合間に、くわえて万年社に勤務しながら、大阪文学学校、大阪シナリオ学校に通学し勉強させていただき
書いていたSF同人誌活動です。

それがこれ、40年前からの同人誌小説を少しづつ手を加えていったもの
です。いまだ未完成です。

http://syosetu.com/usernovel/list/ 
投稿済み小説一覧全16作品
飛鳥京香のペンネーム名義です。
http://syosetu.com/usernovelmanage/top/ncode/779937/ 






最終更新日  2020.03.11 17:50:33
コメント(0) | コメントを書く
カテゴリ:小説工房作品
http://syosetu.com/usernovel/list/ 投稿済み小説一覧全16作品
2020年01月15日(水) 


20年前、山田企画事務所は、自営業ですが、イベント業務管理士関係の大仕事、広告漫画のお仕事以外に力をいれて時間を割いていたのは、2つ目は

関西学院大学 心理学科在学中 及び クラブの切手研究部の合間に、くわえて万年社に勤務しながら、大阪文学学校、大阪シナリオ学校に通学し勉強させていただき
書いていたSF同人誌活動です。

それがこれ、40年前からの同人誌小説を少しづつ手を加えていったもの
です。いまだ未完成です。

http://syosetu.com/usernovel/list/ 
投稿済み小説一覧全16作品
飛鳥京香のペンネーム名義です。
http://syosetu.com/usernovelmanage/top/ncode/779937/ 






最終更新日  2020.01.24 15:50:31
コメント(0) | コメントを書く
2018.09.04
カテゴリ:小説工房作品
■山田企画事務所・飛鳥京香・小説集です。どうぞご覧ください!

●YG源義経黄金伝説■
一二世紀日本の三都市(京都、鎌倉、平泉)の物語。平家が滅亡し鎌倉幕府成立、奈良東大寺大仏再建の黄金を求め西行が東北平泉へ。
源義経は平泉にて鎌倉を攻めようと?
https://ncode.syosetu.com/n1703dc/

●BK私の中の彼へー青き騎士ー
異星の生命体《アイス》と人の戦争で、少女暗殺組織ローズバットの沙織は、共生装甲機体・零号を操る独立装甲歩兵・翔と恋に落ちる。
沙織には過酷な運命が待っていた。彼女は人類を新たな旅へ導く。
https://ncode.syosetu.com/n5222dc/


●TC東京地下道1949■ 
1949年日本トウキョウ。 太平洋戦争の日本敗戦により、日本はアメリカ軍とソビエト軍に、分割占領。
生き残った少年少女はどう生きるのか。それからの過酷なる日本の運命は?
https://ncode.syosetu.com/n1603de/


●TD「染み入れ、我が涙、巌にーなみだ石の伝説」
 故郷、神立山の伝説は、僕、日待明にあらたなる人生の選択を迫る。彼女は何者であったのか?
私は地球人でなく観察者として地球の長い歴史に関与したことをしる。
https://ncode.syosetu.com/n9669cz/


●RSロボサムライ駆ける■
「霊戦争」後、機械と自然が調和、人間とロボットが共生。日本・東京島「徳川公国」のロボット侍、
早乙女主水が 日本制服をたくらむゲルマン帝国ロセンデールの野望を挫く戦いの記録。
https://ncode.syosetu.com/n2492db/


●KIアイランド■暗殺者の島■
 かって存在したエルドラド、サンチェス島で、地球連邦軍暗殺チーム「レインツリー」
に属する暗殺者2人の対決。
https://ncode.syosetu.com/n3928db/


●YK夢王たちの饗宴--ドラッグウォーの跡でー
(麻薬戦争の跡)夢世界の入り組んだ異世界、最高のドリームマスター,夢王は、だれなのか?
なぜ、この世界はできたのか?
https://ncode.syosetu.com/n7285dc/


●CP封印惑星
 封印された地球で情報収集端子であるユニーコーン・新機類は、天空の光矢を見る。
それは新地球の解放者、世界樹の出現する。予兆である。
https://ncode.syosetu.com/n1512de/


●AFアリス・イン・腐敗惑星ー寂寥王の遺産ー
宇宙連邦の監視機構の元で、腐敗惑星内で新生命トリニティが蘇生し、世界の秩序を変える動きが始まる。
https://ncode.syosetu.com/n6825dd/




●KZガーディアンルポ03「洪水」
 廃墟で、人類最後の生存者カインは地球滅亡を迎え。彼は生命形を変え自分から精強なる生物兵器に変貌、
地球を再生し敵へ復讐を硬く誓う。
https://ncode.syosetu.com/n1503de



●UK宇宙から還りし王■
初めて新宇宙への門「タンホイザーゲイト」から帰還した男ネイサンは、今、
ゼルシア国自然保護区、ラシュモア山で王国を建設。みづから発する言葉で、人類を次の高みへと進化させようとする。
https://ncode.syosetu.com/n1598de/


●RUN遙かなる絆-ランナー●
 地球と月を結ぶ「ムーンウェイ」から話は始まる。連邦軍「サイボーグ公社」に属するロードランナー,ヘルム。
マコトは超能力者。2人は月で人類外の野望を砕く、新世界の人類の出現が始まる。
https://ncode.syosetu.com/n1867de/


●「支配者たち」(ハーモナイザー01)
世界樹ハーモナイザーの支配する宇宙での、2人の宇宙飛行士の物語。
これは現実か夢なのか「もちろん、あの人は私の夢の一部分よ。でも、私も、あの人の夢の一部なんだわ」
https://ncode.syosetu.com/n1894de/


●「クアイアーボーイズ」
地球は絶滅の縁にあり。敵ROW」は、生命体ミサイルを発射。
意思を持つ「生物体機雷」が人類戦士として。敵とであった彼はいかに。
https://ncode.syosetu.com/n0015da/






最終更新日  2018.09.04 10:09:24
コメント(0) | コメントを書く
2017.08.14
カテゴリ:小説工房作品
ガーディアンルポ03「洪水」■第1回■(1979年作品)

http://ncode.syosetu.com/n1503de/
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
http://www.yamada-kikaku.com/

1979年作品です。色々お許し下さい。

■第1回■

見渡す限り波だ。

水の壁は情容赦なく僕カインの方へ襲いかかってくる。

その激流の中で、僕の足はもう焼けただれた建物の屋上には届いていなかった。

放射線で焼けただれた町。

それでも僕には長く棲んでいて愛着があった。

その廃墟が海に犯されていくのを、僕はなすすべもなくただ見ているしかなかった。

海、すなわち大洪水だった。

波は、伺度となく押し寄せてきて、廃墟を踪順した。

なじみのある暗い町並は、二度と僕の目の前に現われることは、、ないだろう。

服と呼べるだろうか。

そのうす汚れた切れっぱしは、僕の体にまとわりつき、かかげて身勤きは緩慢にたってくる。

水は僕の息をとぎれきせ、言うにいわれぬ悲しみは僕の体をしびれさせていった。

彼女アニー。

さっきまで、、ここに。やっと海面に顔が出る。まわりを見渡す。

いる。何100メートル、離れているだろう。

波間に見え隠れする。

彼女も海にもて遊ばれている。

僕は叫ぶこともできがたい。それはどの気力も残ってはいないのだ。

打ちこわされた伺かの物体が大きな音をたてて迫り、アニーに当った。

彼は泥水の中に消えていく。

「アニー、、、アニー、、」

僕は叫ぶ。

が、、
何てことだ。運命を呪う。地球の運命も。

僕は、無意識の内に、浮かんでいる木片にしがみついた。

すさましい勢いの雨は、人間の希望をすべて押し流すように降り続き、

その暴風雨の祚はまるで銃声のように僕の耳には聞己えていた。

そう、人類を完璧に打ち倒す銃声の様に。

ショックとそれに伴う疲労のために、僕は意識を失いそうになる。

夢、それも悪夢を見ているようなのだ。

僕は夢うつつ考える。

僕とアニーは、なぜ、あの放射線の熱射から肋かったのだろう。

放射線は地球のあらゆる場所に降り注ぎ、

地球の文明を根こそぎ大なたで打ち払ってしまったのだ。

が、僕、カインはまどろみ始める。

(続く)
ガーディアンルポ03「洪水」(1979年作品)
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
http://www.yamada-kikaku.com/






最終更新日  2017.08.14 15:13:17
コメント(0) | コメントを書く
カテゴリ:小説工房作品
封印惑星(ハーモナイザーシリーズ02)第1回●全12回

http://ncode.syosetu.com/n1512de/

作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
山田企画事務所


       1
それは、小さな石だった。
石は隕石となり、「大球」と呼ばれる星に落下した。
大球は、「小球」と呼ばれる衛星と絆で結びついている。

大球には、「新機類」と呼ばれる生物が生息していた。

「ルウ502」は、天空を走る光の矢を見ていた。
ユニーコーンつまり、一角獣の外形をした新機類ルウ502にとって
、隕石は見慣れた現象であり、注意をあまり払っていない。
 警戒すべきは、ルウ502の足元、つまり鉄表下であると、教えられていた。
その教示は[小球]にある「生命球」から与えられていた。
 念のためだ。
そう思ってルウ502は、隕石の堕ちた場所を求め、走った。
やがてその場所に辿りつく。落下地点の鉄表には、何の損傷も見られなかった。

大いなる昔、ルウ502達が誕生する前から、この星、大球に張りめぐら
された鉄表は、時の流れをあざわらうかのごとく、傷ひとつ付いてはいない。

「ハーモナイザー」と呼ばれる大球の創造者に対して畏敬の念がルウ502の心に浮かんだ。
ハーモナイザーは、ルウ502にとっても想像を絶する存在で必った。
ともかくも、鉄表には何の変化もない。
よかった。彼は安堵し走りさった。

もし、ルウ502が辛抱強い観察者であったなら、微妙な地下の変化をとらえていたかもしれない。

その変化を感じて、小球の生命球に通報していたならぱ、あるいは、この星
の歴史が変わったかもしれない。
事実、隕石は鉄表下に存在するあるもののつぼを直撃していた。隕石が鉄表に激突した時の微振動は、ある種の反応を、地下に呼びおこししていたのだ。。
 鉄表の下、奥深い所に、闇に包まれた空洞がある。はるかなる昔からここに閉じ込められた者のうらみがこもっている。

 隕石の与えた微振動に、「機械共生体」が反応し、生きかえりつつあった。
 突然、一点に光がともる。
 その光が、またたく間に、空洞内にある機械類を巡り、すべての機械群の息を吹きかえらせた。最初の機械意識が蘇った。
『誰だ、俺は』
 闇の奥から疑問の声があがる。
機械は自らの存在の意味をさぐろうとする。

やがて、機械意識は自らの名前を思い出した。
『そうだ。思い出したぞ。俺はイメージコーダーだ」
イメージコーダーは次の作用として、体を勣かすことにした。腕=マニュピュレーターだった。マニュピュレーターを振り廻している内に、自分の前に集積された物体にづく。
 「何だ、これは」
次の疑問だ。
目の前にある「植物繊維群」の呼称を記憶の中から呼びかこしていた。
「情報ユニットだったな、たしか」
 これは何をするものなのだ。
 マニュピュレーターで、それをつかみ、観察する。
「ああ、そうだ。こいつはこう使うんだ」
やがて、イメージコーダーはそれを自分の体一部位に組み人れた。 
マニュピュレーターが、偶然に選びとった三ユニットは次の通りである。

ユニットコードナンバー 16589
ユニットタイトル 北の詩人

ユニットコードナンバー 836250
ユニットタイトル 幽霊列車ゴーストトレイン

ユニットコードナンバー 386574
ユニットタイドル ユニコーンの旅

イメージコーダーの温度が上がり、彼は自分の役割を果たし始める。
 役割すなわち、情報ユニットのイメージを実体化させる事。
イメージコーダーの空間に、情報ユニット内に内包された情報の三次元数
字が打ちだされる。それが線を形づくり、フレーム=モデルが作りあげられる。
色彩が決定され、ゆっくりモデル表面がペイントされながら作成される。
 やがて、生き物が実体化していた。
徐々に、機械群の共生体「天球てんきゅう」に意識が蘇りつつあった。
(続く)

●封印惑星(ハーモナイザーシリーズ02)第1回●(1987年作品)

作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
山田企画事務所






最終更新日  2017.08.14 15:11:32
コメント(0) | コメントを書く
2017.04.15
カテゴリ:小説工房作品
■ガーディアンルポ03「洪水」第8回
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
http://www.yamada-kikaku.com/

■ガーディアンルポ03「洪水」第8回■

■11
 僕、カインが、目をさますと、知らない人達が、僕の顔をのぞき込んでいた。
「大丈夫か地球人よ」
「あなた方は」
「君達を助けるために来た宇宙人、LS星人だ」

 遅かった。もう少しても早ぐ来てくれたら、彼女アニーは助かっていたろう。

たった一入の恋人、アニー、いやたった一人の肉親だろう、

そして僕が、この星で生きていくためのパートナー。


僕はぼんやりと考えながら、その宇宙船の内部をながめていた。

 「ところで、君は犬洪水をもたらした放射線の熱射が、外部の要因だと聞いたら驚くかね」

「外部からの要因?どういうことですか」

「ROW星人の仕業なんだよ。この地球の大きな災害はね」

災害だって、災害にしてはひどすぎるじゃないか。

「ROW星人は自分達の住みやすい星を発見すると、自分達の具合のよいようにその星を改造するのだ」

くそっ。痛い。

体じゅうがうめき声をあげていた。まるで地獄の炎に焼かれているようた。

おまけに、こんな話を生き残った僕一人だけが聞かなければならないなんて。

「君の体の傷は、残念だが非常に重い。君はその地球人の体でいる事は不可能だ。だが我々の提供する別の体に移しかえることができる。我々はROW星人を妨害しようとした。しかし彼らの力の方が、残念なから優れている。

我々は君達人類に警告しようとした。

しかし我々の乗物を見て、君達はUFOと呼び、怖れ、その存在を否定した。我々の存在を君達は信じようとしなかった」

僕は苦しい息の下で尋ねた。

「ROW星人はいつやってくるのですか」
「わからない」

僕は決意した。

奴らに復讐してやる。

僕の地球。
僕の家族、恋人。そして
友達を殺し、滅ぼした奴らに復讐してやる。

何年でも、何世紀でも待ってやる。

でもこの痛々しい体では。苦しい。待てよ。彼らは別の体をくれると言っていたな。

「別の体をくれるといっていましたね」

「そうだ」

「僕カインを、箱舟にしてドさい。どんな体でも可能なのでしょう。あなた方の科学力をもってすれば」

「箱舟か。カイン君は、この地球にまだ生きているかも知れない人々を助けるつもりかね。そしてROW星入を待ち続けるつもりか。彼らと戦うのか。何世紀先になるかわからないぞ」

彼らLS星人は、相談しているよりたった。

どうでもいい。早くしてくれ。お願いだ。

[わかった。我々は君、カイン君に賭けることにする。何世紀か先、君がROW星入に出会った時、どうするかか。君にすばらしい体を与えよう。Row星人と戦うためにね」

手術が始まった。

闇の中で僕は考え始める。

放射線は神の怒りの剣てなかったかと。
最後の審判では なかったか。

我々人類は今まであまりに傲慢ではなかったろうか。ROW星人のしわさてはなく、神の、我々が神と叶ぶものによってこの災害がもたらされたら、我々はそれが自らの罪と認め、進んで死についたかも知れない。

自分で、自問自答している自分がいやになる。

ちえっ、伺て弱気たんだ。

お前カインは。僕は自分自身の気弱さにいらたち始める。

これから何世紀も待ち続け互ければならないんだ。
ひょっとしたらROW星人はこないかも知れない。

だが、、それが何んだ。

僕は必ず復讐してやる。
もし箱船のゆえに、この地球を離れることができないなら、新しい人類を僕自身「箱舟」の体の中で進化させ、人類戦士として彼らを宇宙にはばたかせるのだ、ROW星人と戦うために。

考える時間は充分にあるのだ。僕の体は、ばらばらに分解され、彼らの科学力をもって作りあげられたすばらしい箱船という体に、僕の神経系や脳組織が移植された。

手術は終わり、僕は箱船として、この荒れはてた地球を、いや、いまや大海原の星を、漂い始めた。

人間を探すのだ。

そして僕の体の中で、彼らを人類戦士として進化させるのだ。

いまに見ていろ、ROW星人め、いつの目か、僕カインの地球にやってきて手強い敵に出会うことになるのたぞ。

■12
 アーニーも助けられていたのだ。

気がつくのに何世紀もかかった。

彼女は同じ宇宙人によって「主」に変えられていたのだ。

破壊をまぬがれていたビッグコンピュータシステムと連結した体となり、地球を支配しようとしていた。彼は彼なりにROW星人と戦うために準備をしていたのだ。

何んと長い別離だったのだ。お互いに、すぐ側にいながら、変わり果てた姿で、お互いがわからなかったのだ。

僕たち二人、カインとアニーは、互いに協力し、ROW星人を待つことにする。

ム=ウムについて言えば、彼はこの新しい地球の真世紀のアダムとなる。彼は自らの手でこの地球をエデンの園にかえなければならない。

もちろん弟と私の手前けが必要だろう。

 僕は海原を再び遊弋し始める。傷もいえた。

ROW星人よ、やってこい。ここ地球には、強力な敵がいるのだ。

地球の夜空は暗いが、希望の星々が輝いている。

しかし、僕カインと恋人アニーの心には疑問が残る。---
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■13

『本星LSへの報告。

 我々の地球に対する第四段階の作業は完了した。

敵星「ROW」に対する防備は、地球に関する限り完璧といえるだろう。

「フネーカイン」及び「主ーアニー」旧人類改良型監視機構による防備体制である。

 これにより我々のROWに対する戦いは、非常に有利になると考えられる。

彼らフネ及び主は、我々LS星人が、完全に人類の味方たと信じこんている。

全宇宙をめぐる我々LS星人と、敵「ROW」との戦いの一部だとは、地球人類は知らない。


          地球方面派遣軍LS星軍情報部          
              J・N・リーマン大尉
以上、本部への連絡を終了。



●なぜだ、なぜ。体を改造する時に、お互いの存在を言ってくれなかったか?●

●そう、LS星人は、何者なのか? ROWは本当に存在するの?カイン●



(ガーディアンルポ03「洪水」完)
■ガーディアンルポ03「洪水」第8回(1979年作品-2011改稿)
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
http://www.yamada-kikaku.com/
http://ameblo.jp/yamadabook
http://manga-training.com
http://mekamushi.com/
http://manga-agency.com
http://suzuki-junko.com/






最終更新日  2017.04.15 07:43:29
コメント(0) | コメントを書く

全412件 (412件中 1-10件目)

1 2 3 4 5 6 ... 42 >


Copyright (c) 1997-2020 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.