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飛鳥京香/SF小説工房(山田企画事務所)

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私の中の彼へー青き騎士ー

2020.08.09
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テーマ:小説(489)
BK私の中の彼へー青き騎士ー《アイス》と人の戦争で、少女暗殺組織ローズバットの沙織は、共生装甲機体・零号を操る独立装甲歩兵・翔と恋に落ちる。沙織には過酷な運命が待っていた。彼女は人類を新たな旅へ導く
この小説のURL : https://ncode.syosetu.com/n5222dc/14/

私の中の彼へー青き騎士 第14回「君がアイスを倒せ。「青き騎士」翔のうらみを、はらすために勇者の血をさずけよう」 地球意志が言った.

私の中の彼へー青き騎士 第14回

青き騎士(1992年作品)

作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所

Manga Agency山田企画事務所

★漫画通信教育「マンガ家になる塾」★★you tube★



第14回

●シーン11

「これは」

零が言う。

「さあ、沙織、この球体の中に入るのだ」

「この物体は、いったい」

「地球意志だ」零が答える。

「この球体に入れば」

「君は、世界の救世主となれる」

「何ですって」

「君は、そういう運命を、背負っているんだ。沙織」

「誰が、そんなことを、きめたの」

「わからん、地球意志に聞け」

「でも、あなたがたは」

「俺か、俺は、、沙織が、この地球意志に入るのをみとどける」

翔が、零のモニターから叫ふ。

「翔、お願いよ、私は、あなたがいなければ生きてはいけないー」

翔は一瞬ひるむ。

「だめだ。君だけでも逃げてくれ。俺の命はもう長くはない。

2人が倒れるよりも、君が生き残り、君が人類をすくうのだ」

そして、涙をながしながら叫んだ。

「それ、が君の宿命なんだ。それが君の役割だ」

翔は青ざめ、声はかぼそくなる。

 遠くからでも、翔の服がゆっくりと、確実に黒く湿っていくのがかわ

った。

血かしたたりおち、服を彩っているのだ。

「沙繊、急げ、やつらが迫いかけてくる。俺の体力も長くはもたん」

眼に、アイスの追跡機が飛来してくるのが映っていた。

「零、沙織をを投げ込め」

「いやー、翔ー」

投げ出されるのと、翔と零にアイスの攻撃が集中するのが同時だった。



私は、空間を泳いでいた。2人は熱気と光の中に見えなくなった。



 私は体ごと、そのわからぬ液体の大きな球体につっこんでいた。

それは、変な色をしていてゼリーの様った。

その流れの中に身をまかせた。その中は熱くもなく、冷たくもなかった



その中は、私の体温と同じ温度だった。

私は理解していた。



地球生命も、生命体だった。ある一つの強い意思の波が、私の体の中に

入ってくる。



「やっと帰ってきたね、沙織」

それはなれなれしく、私の心のなかに直接しゃべりかける。

「帰ってきたですって」

「そうだよ。君は仲間なんだ」

「あなたは、アイスブレッドなの」

「いやそうではない。アイスブレッドはいわば人類の変種だ。そうだね

、君に理解しやすい言葉でいえぱ、我々は地球の霊だ。それも、地球創成以来の生命体の記憶の集合体だ。それゆえ、この地球に滅んでほしくない。つまり、我々は地球の全体の意志なのだ」

「その地球意志とやらが、私に何をさせようというわけ」

「君にこの地球を教ってほしい」



「笑わさないでよ。私は何物なの。私の手は多くの人々の血で汚れてい

る。つい、さっきも一入の人を殺してしまったわ。助けられなかった。私が

はじめて愛した人を。その私がこの地球を救うですって。お笑いぐさよ」



「しかし、沙織。それが君の使命なのだ」

「使命!ですって、それじやあ、私はそのために」

「そうだ、君の使命は、全人類も救い我々も教うという事だ」



「それほど、私が大切な人間なら、なぜ、今まで手助けをしてくれなかったたの、なぜ、私が、ニューオーハンであるときに、助けてくれなかつたの。なぜ、ローズバットであるときに私を救済しでくれなかったの。私が、それはそれほどの重要人物ならば、今までに助けてほしいときが幾度もあったわ、なぜなぜなの。この数分前にすら、私は最愛の人をなくしたわ。あなたの力をもってすれば、助けるのは簡単だったはずよ」

私はわめいていた。



「沙織よ、我々は手助けするこどはかなわぬ、なぜなら,私は実体を持

っていない、人々の悲しみを感じ、同じように悲しみ、嘆く事はてきるが、、」

「それだけなのだ」



「ただ、それだけ。地球が人々がどんなに苦しんでいるのに同じように

悲しむ、ただそれだけ」

「そうだ、君の出現。さらに、この我々の元にもどつてくることを、ど

れほど、待ちちのぞんでいたか。運命というものには、さからえない

。お前が、我々のもとにくるためには、君の幾度とない悲しみ・苦しみ

を必要としたのだ」

「それじゃ、私は人類を代表して、代リに苦しめと」

「大切な役割を果たしてもらいたい。いいか。アイスの本拠地・基地「アイスパレス」に行け」

地球意志は続ける。



「沙織、君しか、アイスパレスにはいれないのだ」

「なぜ、私が」

「それは、君がアイスの「娘」だからだ」



この言葉は、まさに晴天の霹靂。一体、何を言い出すのだ.

「なぜよ、なぜ私が娘なの。私はニュー・オーハンの一人にすぎないわ。

それを言うなら、アイズブレッドを注入された皆が、アイスの子供になるわ」

「違う、それなら、君はなぜ、ローズ・サークルのチーフになれた。地球連邦政府もわかっていたのだ。君がアイスの真の分身だとな。だから、君をおよがせておいた。逆に、君は、アイスのために、連邦政府を瓦解せしめた、君の情報収集力を持ってしてな」

私の心に疑惑が生じた。

今の話は記憶にはない。

私が何の情報を漏らしたというのだ。



「まって。それならぱ、私が、、地球連邦を滅ぼしたというわけ」

「そういうことだ、君は信じたくないだろうが。本当のことがわかる方法がひとつある」

「それは」



新たな地獄の予感がした。

私は最愛の人、翔を失ったばかりだというのに。その予感は現実のものとなる。

「君が、再び、アイスパレスヘ行き、アイスに尋ねることだ」

「もし、違えば」

私の心臓は、、まさに、凍りつこうとしていた。

「それならば、君がアイスを倒せば良い。ニューオーハンのうらみ。君の「青き騎士」、翔のうらみを、はらすためにな」

私はあまりの事に黙った。

「お前に、を勇者の血さずけよう」



地球意志が続けた.

「勇者の血ですって」

 翔の姿が、目の前に現れる。

その体は、アイスの攻撃を受けズタズタだ。

「翔、向んて姿に」

私は血の涙を流していた。

「彼は、もう死んでいる。この翔の血を、お前にさずけてやろう。君の

休細胞のどこかで、この翔を、いつも近くに感じる事ができるようにな」

 翔の姿が、白い光に包まれ、その光が広がり、私の体をとりまいた.



鋭い痛みが、私の全身を貫く。

「一体全休、これは」

「君の体に、翔の細胞を移植したのだ。さて、私が、君をアイスの元まで連れてゆく」

「えつ、どうやって」

「君がアイスブレッドであることが役立つ」

「どういう事」

「君が冷温生物だという事だ」

「まさか私を」

「そういう事だ.君をトラップドアの中に投げ入れる」

「やめて」

いやがる私を、地球意志は、その力を使い、再び、アイスの本拠地・基

地に瞬時移動可能なトラップドアにつめこんだ、

私は意識をうしなっていた.



(続く)

作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所

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最終更新日  2020.08.09 07:46:21
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2020.08.07
テーマ:小説(489)
BK私の中の彼へー青き騎士ー《アイス》と人の戦争で、少女暗殺組織ローズバットの沙織は、共生装甲機体・零号を操る独立装甲歩兵・翔と恋に落ちる。沙織には過酷な運命が待っていた。彼女は人類を新たな旅へ導く
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私の中の彼へー青き騎士ー第13回「我々アイスの前にひざまづき、アイスブレッドをうけいれろ」 アイスの飛行端子、円盤機は、沙織に言った。

私の中の彼へー青き騎士ー第13回

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アイスパレスは、連邦軍を、まねき入れる大きなワナだったのだ。



私たちは助っていた。

「トラップドア」ヘの突入が少しばかり遅れていたのだ。

前にいた装甲機群までは、完全に消滅していた。



「翔、これは」

「いかん、零、後ろへさがれ」

 荒廃した氷原の一角に、私達は生き残っていた。

 連邦軍のわずかの生き残りとして。

「他の人達はどうなったのかしら、翔」

「いうまでもないだろっ。我々はおくれをとりたのだ」

翔の言葉は怒りを含んでいた。それも行き場のない怒りだ。

「どういう意味」

「連邦軍の集団自決さ。いや地球人のな」

「じゃ、あれは」

「いわば、レミング行動だよ。壊滅するのがわかってていて同時に仲間と自殺したわけさ」



「最後のおむかえが来たぞ」

零がいう

 アイスの飛行端子が、私たちの目の前にあらわれていた。 



しかし、そのアイスの飛行端子は、急に攻撃せず、私たちに意識で話しかけてきた。

「沙織をわたしてもらおうか」

「なぜだ」翔が尋ねた。



「君達にはもう、選択の余地などない。我々に対抗できる勢力など地球に残っていない。

我々アイスの前にひざまづき、アイスブレッドをうけいれることだ。我々に頭をたれよ」



アイスの飛行端子、いわゆる円盤機は、我々の目の前10メートルの距離で、

2本の触覚をブラブラと、あたしにむけながら、発声していた。

「何をいうの」

私は怒っていた。

「くっ、沙織、ここは」翔は言う。

「おとなしくするんだ」

「そういう事だ。それがお互いのためだ。それに翔とやら、沙織を渡せ」



「沙織を? なぜ」

「沙織は、人類で選ばれし個体だからだ」

「どういう事」私は尋ねる。

「アイスが君を必要としている。つれてこいという指令だ。アイスパレスへ来てもらおう」



「翔」私はおもわず、翔の体をつかんでいた。

「げせないなあ、なぜ沙織だけを」

「わからぬ奴だ。疑問、反問など、君たち人類にはもう存在しない。あるのはただアイスの命令だけなのだ」



「沙織、逃げろ」

急に翔が叫び、上空から零が舞い降りてきた。



「「戦場の狼」部隊の最後の死に花をみせてやるぜ」

「無用なことを。人間の生き残りめ」



「それほどまでなら、俺を倒してから、沙織を連れてゆけ」



「ふふっ、そうか、わかったぞ。お前が、、沙織の伝説の「青い騎士」、、というわけか。これはお笑い草だ」

「お笑い草だと。どういう意味だ」



「いずれわかる。まあ、お前はその時には死んでいるだろうがな」

「くそ」

零の反撃砲が、アイスの端子に向けて発射されていた。

「わからんか。もう無用だぞ、翔とやら。我々にはそんな物理的な攻撃など役にたたんのだ」

「くそっ、いったいどうすれば」

「翔ーつ」

翔は零に言う。



「零、わるいが、沙織を連れて早く逃げてくれ」

「どこへ」

「地球意思をさがせ。探してくれ。その地球意思中に彼女をうずめろ。そうすれば彼女は助かる」

「わかった、翔。君をほおっておくぞ」

「そうしてくれ。私はここで、やつらをむかえうち、食い止める」

「翔、教えて。やはり、やはり、あなたは、、私の、、「青き騎士」なのね」



「いまだに俺にもわからん。が、地球意思が昔、そう言っていた。、、で、沙織、1つお願いだ。

「、、何」

「沙織、覚えておいてくれ、君をまもるために死んだ1人の男がいたことをな」

「翔ーつ」

「沙織、早く逃げるのだ。翔の力ではそう長時間ささえきれん」

「でも、零」

「君が生きのびろ。そして、君が私と共に、翔のかたきをうつのだ」

零は冷静に言った。



「一緒にきて、翔、お願いよ、私は、翔あなたがいなければ生きてはいけないわ」私は声を限りに叫んでいた。



その時、急に目の前の氷原地から液体が沸いて来る。

「これは」



(続く)

作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所20090701改訂

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最終更新日  2020.08.07 15:02:16
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2020.08.05
テーマ:小説(489)
BK私の中の彼へー青き騎士ー《アイス》と人の戦争で、少女暗殺組織ローズバットの沙織は、共生装甲機体・零号を操る独立装甲歩兵・翔と恋に落ちる。沙織には過酷な運命が待っていた。彼女は人類を新たな旅へ導く
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私の中の彼へ-青き騎士 第12回 2029年1月9日、地球連邦全軍がアイストラップドアから突入する。アイスパレスは、装甲機でうまる。しかし、

私の中の彼へ-青き騎士 第12回

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第12回●シーン9

「あれが、ハノ将軍閣下だよ」

となりにいるゲイターが、小さな声で私に言った。

連邦軍最高司令部に、私は来ているのだ。

まるで場違いな私だった。



 連邦軍最高司令部オペレーションルームには、主だった全部隊の指揮官たちが集められていた。



皆の視線が、部屋にはいってきた新参者、私とゲイターに集中した。



「役者はそろったようだね。諸君」

連邦軍最高司令官ハノ将軍が言った。



追従の哄笑が小さくおこる。



「残念だが、我々は現在、おいつめられている」

手身近に言う。それがものすごく現実味を帯びていた。

我我、人類の終わりなのか。部屋にいる全員が思ったろう。



「要約すれぱ、そういう事になる」

ハノ将軍がハノ将軍の言葉にかえす言葉もない。そんな感じだ。

「それゆえ、最後の決戦をいどむ事になった」

ようやく、どよめきの声があがりはじめていた。



追いつめられている感じが、全将兵にピンとはりつめた感じを与えていた。



「我々が今から慣行する作戦は特攻作戦である。現在、我々はすべてのモニターバードをとばして、「アイス」のトラッブドアの位置を確定している。それゆえ、全将兵かこのトラップドアから一斉に突入してもらう。同時に、別の隊は正面から攻撃をかける。



くりかえす、全勢力を攻撃にあてる。我我は最期のどたん場まておいつめられている。わが連邦軍の持てる全勢力をもって、攻撃にあてる」



「おわかりだろう、沙織、そういう事なのだ」

ゲイターが、そばで、小さな声で私にささやく。



「私の立場がわからないわ」

「課外学習は終わり、ローズバッドでの能力を、君とローズグループ残存勢力が協力を要請されている。これはいわば、卒業試験だ。もう後はない。君たち、ローズバッド、ローズグループもね。いや、人類自身が将来がないのだ。我我、特攻隊に参加してほしい。というより参加しろという命令だ」



「いやと言ったら」

「君はそうはいえないはずだ。後ろを見てごらん」

 一人の男が立っていた。



翔だった。

「翔、生きていたの」

私は、体が震えた。それがあきらかに他人にわかる。でも、それは

どうでもいいことだった。翔が生きていてさえくれば。それがすべてだ。

「ああ」

彼は、まだ青白く元気ではないのがわかる。たっているのがやっとの感じなのだ。



「見てのとおり、彼はまだ完全ではなぃ。だから、装甲機「零」に、君達はあいのりで特攻してもらう」

「なんですって」

「単座式の装甲機「零」は、改造中だ。「零ー改」は君たちの道行きのためにね」



「2人で、「零」乗り込むのだ」

「つまり、翔は私の監視役というわけね」

「いや、君、沙織が、翔と零の見張り役だ」

翔の表情は変わらない。

薬が効いているのか、うつろである。



「それに、俺の能力を、君のアイスブレッドの力で、おぎなってほしいわけだ」

翔がつけくわえた、

「アイスブレッドですって、それはどういう意味」

「言葉とおりさ」

「おいおい、喧嘩は後で、生き残った後でしていただきたい。ここは

中央司令室。地球軍の中心だ。そこで怒りを発するな」

そして、ちいさくつぶやく。

(これで最期だから)



ゲイターにやりと笑い、つぶやく。

「それは。どういう意味?」

ゲイターは答えず、

こちらを振り返らず、小さく手を振りながら、ドアから消えた。



2029年1月9日、全軍がトラップドアから突入する。



アイスパレスは、装甲機でうまる。



しかし、アイスパレスには、「アイスの本体」がなかったのだ。



正面攻撃をしかけた連邦軍も、てもちぶさたで、おざなりの反撃しかなかった、

瞬時、そして、ゲイターの期待とうりの最期がやって来た。



地球全連邦軍が壊滅したのだ。



(続く)

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最終更新日  2020.08.05 18:17:05
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2020.08.04
テーマ:小説(489)
BK私の中の彼へー青き騎士ー《アイス》と人の戦争で、少女暗殺組織ローズバットの沙織は、共生装甲機体・零号を操る独立装甲歩兵・翔と恋に落ちる。沙織には過酷な運命が待っていた。彼女は人類を新たな旅へ導く
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私の中の彼へ-青き騎士 第11回 育ての親が、異形の者に変身。 「翔」と、バディである「装甲機の零」 に私は助けられた。私のコロニーは「巨大なクレーター」となり、何もかも消滅した。

私の育ての親が、異形の者に変身していた。
「翔」と、バディであり、意識を持つ「装甲機の零」
に私は助けられた。私のコロニーは「巨大なクレーター」となり、何もかも消滅した。私の仲間も、懐かしい思いで過去がすべて消えていた。




私の中の彼へ-青き騎士 第11回

青き騎士(1992年作品)

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第11回●シーン9



「一体、何なの、お養父さん、お養母さん」

私、沙織は叫んでいた。事態がつかめていない。

翔も叫んでいた。



「沙織、はやくここから逃げろ.彼らはもう人間じゃない」

翔は私を抱きあげ、装甲機のの中、コックピットにほうりなげた、

「まかせたぞ、零」

「わかった、きをつけろ、翔」

「わっ」

装甲機ー零のキャノピー部が開き、私を座席にやわらかに包み込む。

装甲機のコックピットが閉まる一瞬、大爆発が起こった。



「翔」私は、装甲機の零ごと、爆風でふきとばされながら叫んでいた。

回りは、灰色で、統べての風景が、転がり、廻転している。

そして、私は一瞬、気を失う。



「きづいたか、大丈夫だ、沙織、ここは装甲機「零」の内部だ、安全だ。それに

翔は並の入間じゃない」

装甲機の中て、零の声が聞こえた.

回りの光景がきれいさっぱり消え去り、周辺部が火の海と化している。

爆音、や、爆破の後で降る雨が降り始めていた。

やがて、それは雪にかわりつつあった。



うっすらと、残滓を覆い隠していく。

私の過去の記憶を覆い隠そうとするように、雪はふわふわ舞い降りていった。



遠くからの人間の悲鳴や、機械の崩壊する音、

何かのざわめきが零のモニターから流れていた。



 私の済んでいたコロニーは「巨大なクレーター」となっていた。

何もかも消滅していた。

私の仲間たちも、あの懐かしい思いでの家家も.過去がすべて。

何もない。



「翔」

私は声を限りにさけび、彼を探していた。

その行為が、翔への愛だとは、その時の私は気づいてはいなかった。



「沙織、心配ない.翔は生さているほすだ」

零がいう。

「どうして、そんなことがわかるのよ」

「私零の体は、翔の生命と同調して造られている。それゆえ、翔の生命波を感じる事ができる」

「それならそうと、早く言って。はやく翔の場所を教えてよ」

「沙微、現況は、君の眠の前にあるとおりだ。何もかもバラバラなのだ。おまけに翔の生命波はでているが翔は意識を失っているようだ」



 私は、急に撲殺したロボット犬カリンのことを想い出していた。

 何の脈絡もないのだか、とても寂しい気がした、



突然、別の声が響いてくる。

「その女、沙織は、我々が預かろう。零」

上空から声がした。

「誰だ」



「我々だ」

別の装甲機4台が、空中にホバリングしていた。

地球連邦軍「戦場の狼」とは別部隊か?

「なぜ」

「なぜだと、答える必要もあるまい。翔を助けてほしくぱな」

「奴も、早く助けださないと、な、体が持つまい。救援部隊を呼べる」

「か、彼女を渡すわけにいかん」

零が言う。

「ほほう、翔という戦士のいない装甲機ふぜいが、我々連邦軍本部にはむかう気なのか。おまえはいまは、ソウジュシシのいないデク人形だ」

「いいのよ、零、私を彼らに渡して」私はいった。



「しかし、沙織」

「いぃのよ私はもうすへてを失しなってしまった」

私はとても気おちしている。



「ものわかりのいいローズバットだ」

空中にホバリング装甲機の1つから、声が響いていた。

 二台の装甲機が着地した。

狼部隊ではないマークか装甲機についている。

アリーゲーター部隊である。遊撃部隊だ。



「ふふん、ローズサークルの沙織か」

私の顔を見て、その装甲機の1台が言う。

「彼女をどうするつもりだ」零がいう。



「もちろん、連邦軍総本部へ連れてゆく、反逆者、重罪人としてな)

「わかった、それより、早く、翔を助け出してくれ」

「そんな事を、誰が約束した。もう1台が言った。

「きさまたち、卑怯だぞ」

「卑怯などという言葉を、装甲機から言われる筋合いはない。

操縦者のいない装甲機はスクラップ再生だ。せいぜい1台で、愛しい主人を探すのたな」

「私を別のコックピットの中に入れ、上空へ飛びあがる。

「放してよ、翔を助けなさいよ」

「我々は聞く耳はもたんぞ」



 私は連邦の最終要塞へ迪れていかれた。

穏やかなる、お出迎えだった。

二日ほおっておかれたが三日目、監獄に、はおりこまれている私を、

一人の男か連れだしにきた。

むろん、その男は、想像とうり、あのなつかしき皮肉屋、ゲイター氏だった。





「久しぶりだね、沙織くん。

君たちのすばらしくて残酷な「課外活動」については。耳にして

いる。それこそ、我々の教育の成果だ。卒業作品としては最高だ、

おっと、君たちは卒業はせず、ふふん、登校拒否組だったね。

、で。そのすばらしい中途退学の君にお願いだ。ごの際、我々に協力してほしい。そうそう、君たちの活動は、我々がすべてみていた事は

お分かりだね」



「ーーーー」



「おわすれかね。君たちの頭の悪魔、アイスブレッドにはナンバーがついているのさ」

「くそ、、」

何て事だ。わらわれは、ゲイターのたなごころの上の孫悟空か。あやつり人形か、、

「おまえたちの人形だった我々に、我々に何を?」

「そうだ、君も連邦軍の旗色がよくない事は知りているだろう。

これからは連邦軍との協同作戦戦が始まる。

沙織くん。君が参加すれば、今までの君の行動は大目にみてあげようというおとぎ話さ」



「規則はづれの処分は必要ない。

大めに見てもらう必要などはない。どうぞ、私を処刑するなり何んなり、好きにして」



「ふふん、沙織くん。困った事に、大人にはいろいろ事情というものがあるのだ。君のあづかり知らないところでね。

世界には、君に好きにはさせられない事情と時と場所があるのさ。どうしても作戦に参加しこもらわねばなるまいね」



「いやと言ったら」

「まあそう言うのは話をすべて聞いてからだろうさ。それに付帯条件というものを聞くべきだとは思わないかね。すべてはね、大人の取引なのだよ、沙織くん」



「誰の話、それに、付帯条件?」

「地球連邦軍の最高司令官、将軍閣下だよ。話はそこからさ。沙織くん。交渉事は慌ててはだめなのだよ」



(続く)

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最終更新日  2020.08.04 16:50:04
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2020.08.03
BK私の中の彼へー青き騎士ー《アイス》と人の戦争で、少女暗殺組織ローズバットの沙織は、共生装甲機体・零号を操る独立装甲歩兵・翔と恋に落ちる。沙織には過酷な運命が待っていた。彼女は人類を新たな旅へ導く
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私の中の彼へー青き騎士ー第10回 私「ローズサークル」の沙織と、彼、荒野の狼との最初の出会いは最悪だった。

彼との最初の出会いは最悪だった。
まだ、私も若くて世界の事など少しもわかったちゃいなかった。
それから始まる地獄のような日々も。
でも、私の心の中では、いつもいつもその光景が想いおこされる。
ああ 翔、あなたは、、


私の中の彼へー青き騎士ー第10回

青き騎士(1992年作品)

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第10回●シーン9



彼との最初の出会いは最悪だった。



まだ、私も若くて世界の事など少しもわかったちゃいなかった。



それから始まる地獄のような日々も。



でも、私の心の中では、いつもいつもその光景が想いおこされる。



ああ 翔、あなたは、、



 その男は、装甲機から出て二人の話しを聞いていた。

「その二人を渡してもらいたいの」

 私はその男に声をかけた。氷原の上にその男はすっくと立りてい

た。私の方に、ふりかえった時、野性的な力強い男とわかった。



「お前は唯だ」

その男は、私に面と向かってしやぺっていた

「私を知りないのかい、「ローズサークル」の長、沙織さ。このあたりを、しきっているのはあたしさ」

「お前か、あの「ローズサークル」の沙織なのか」

さげすみの眼だった、

まるで、うじ虫が眼前にぶらさがっているように、その男は私を見ていた。

「お前みたいな女。どうせアイスブレッドだろう」



 私の顛は、怒リでどす原くなっていただろう。

「そうだよ、それが、どうしたというんだ。私はアイスブレッドだよ」

「そうなんです。あいつは小さい時から恐ろしい奴なんです。私たちは、あいつの育ての親なんてすよ、それが、今は殺せといわれるこのざまてす。なぶリ殺そうとするんてすよ。だんな」

気を見るに目ざとい父親が今度は、その男に哀れみをかっていた



「俺は、だんなという名前ではない。名前は翔、政府軍遊撃部隊「狼部隊」所属、荒野の狼だ」

 私の仲聞から、とよめきがおこっていた、

お前が「荒野の狼」かい、このあたりじや名前が売れているね」本当のところ、私は少しびびった。



「狼だか、何だか知らないけれど、干渉はやめておくれよ。ここは

あたしの領地だよ。お前みたいな敗残兵はお呼びじゃないよ」

「がな、お嬢さんよ、入の難儀をほってあけないのが、俺の性分。

どうしてもこの人たちを殺すといつのなら、まず最初に私を倒して

もらおうか」

「聞いたふうな口をおききだね」



 ここでひきさがれぱ、ローズサークルの沙織の名おれだ。

少なくとも、政府暗殺者養成機関「ローズパット」で最優秀と呼ばれた私だ。仲間の手前もある。

 私は声高に叫んでいた。

「一対一の勝負というわけね、翔とやら」

「無益な闘いだな」

人工頭脳装甲機たる零が、翔につぶやいた。

そのつぶやきは、私にもほかの者にも聞こえた。



「なぜだ、零、俺はこの人間たちを助けたいんだ」

「それが無駄な努力だというんだ、翔、あやつらを助けてどうする

生活のめんどうてもみてやるつもりなのか。我々は移動攻撃部隊だ。アイスに対して、我々の仲間の復讐を果たすのではなかったのか。それがこんなところで、他人のもめごとにかかわりあつて、どうするつもりだ。翔」

「が、零」



「闘いをやめるかい、臆病風にふかれたかな」

私は考え込んでいる翔に向かって、叫んでいる。

「ともかく、零、ここは勝負をさせてくれないか」

「翔、あせるな」零が言う。

しかし、翔の体は、もう反応していた、それはつまり攻撃機、零の機械も反応している事を意味する。



しぶしぷながら、零も戦わざるを得ない。



沙織は「ローズバット」であたえられたテクニックをすべて利用する。

3トンはある攻撃機、零と、ほぼ生身に近い、補助装置をつけただけの総重量60キロ沙織の対決だった。

ローズサークルの部下たちもまわりをかこんでいる、

沙織は、翔と比較してあまりに小さい体にもかかわらず、いやそれゆえに、健闘していた.



 翔の発するしーザ光には沙織はつかまらない。

零のような個人装甲機に載っていないだけすぱやく動ける。



さらに沙織は、「ローズパット」では俊敏さにおいてはピカ一だったのだ。

「どうしたい、人間一人殺せないで、アイスをやっつけるとは地球連邦軍の名と、「荒野の狼」の名前が泣くよ」

「何、くそ。生意気な女め」



「翔、おちつくんだ、よくみろ、彼女の動きにはバターンがあるだろう。それに相手はアイスではない、よく考えろ」

これは、翔と零の機械内会話だ。外には聞こえない。

「そっか、きたない手だが」翔はきづく、

「そうだ。それに、あの女を殺す意味合いもあるまい」

「よし。そうしよう」

 とはいっものの、すでに沙織は、岩場のくぼみへ追いこまれていた。



「さあ沙織、覚悟をしてももらおうか。

装甲機「零」、中から翔の声が響いてきた。

「へん、おだまりよ、最後の一発を決めさせてもらう」

翔の装甲機が数mに近づき、沙織の体にに照準を合わせた一瞬。

沙織が消えた。その動きが今までと違う。



数倍速度で動き、零と翔の背後にすばやく走り込む。

零の装甲機の頭部と胴体ジョイント部に、後から両腕でしがみつく、

「さあ、さあ、これで私をどう処理するつもりかな」

沙織の手には、すでに、「ハイマンガンスチ-ルのナイフ」がにぎられている。



「このナイフはよく切れる。動力機動ケ-ブルをたたき切ってやる。そうすれば、あんたも単なるでくの坊さ」



「まちな、沙織」

翔の声か背後からした。

沙織はおわずふりかえる。

何て事だ。そこにはレイガンを手にした生身の翔がいた。

「これはいったい」

私は気づく。

「そうか、きたない手を咬うね、それがあんたの闘い方かい」

怒りで、感情が暴走する沙織は、後先を考えずに行動してしまう。

悪い癖だ。

「えい、こうしてやる」

体がどうなろうとままよと。動力ケーブルにそのまま、ナイフを差し入れようとした。

一瞬、電撃が装甲磯からほとぱしり、沙織は気をうしなった。

 最後の言葉か耳に残った。

「やれやれ、手をやかせる女だなあ。とんだジャジャ馬だな」



 意識がもどると、もと私が住んでいたコロニーにいた。家の一つに私は寝かされていた、

 前には翔がすわっている

「きたない手を使うね「狼」

それが、最初の口からでた言葉だった。

「おいおい、あいさつはそれかよ」

「だって、そうじやないか」

「我々が本当の力を使えばお前の体はふきとぶ」



翔の隣りにいる装申機が、高い位置から翔の声で言った、

「おどろいたか、沙織。我々は、生まれた時から一心同体なのさ」

「機械と人間の共生体が、我々、狼部隊の隊員なのさ」

零が言う。こんどは、自分の声らしい。

「連邦政府がこのように我々を作ったのさ。だからそ供の頃からこ

いつと一緒さ」



その話は、私の心を何がしら揺さぶる。

「それじゃ両親の顔は」私は翔に尋ねる。

「そんなもの寛えちゃいないぜ」

「あたしと同じだね」

共感の心が、ゆっくりと思いがけなく私の中に沸き起こっていた。

「ああ、聞いているさ、「ローズサークル」のうわささ。すべての子供は、アイスに対する戦闘兵器にされている」

「普通の子供はいないの」



「いまじや、わずかだ、連邦政府要人のご子息さまたちだけさ」

「それじゃ、あんたと私は、いわば、同じ類なんだね」

「ふっ、、、そういう事になるな、、」



 私が寝かされている部屋の中.に、唐突に。私の養父母が走り込んできた.私の方を見向きもしなかりた.

「どっも翔さん、助けていただいてありがとうございます」

「そうなんです。こんな鬼の子供に育てた覚えはないのですかね」

そこではじめて私をさげすんでみた。

 私は感じた。どこかのシグナルが危険を発している。

この二人の様子が何か違う。言葉にできない何かが、、



「いかん、沙織」翔がどなる。

そめ言葉と同時に、養父母の体が、白熱する。



両親の体は、触角の総合体と化した。

すでに、人間の姿は肉塊となりはじき飛とび、「アイス」の究極兵器が2体いた。

(続く)20170920 改訂

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最終更新日  2020.08.03 14:51:47
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2020.07.31
BK私の中の彼へー青き騎士ー《アイス》と人の戦争で、少女暗殺組織ローズバットの沙織は、共生装甲機体・零号を操る独立装甲歩兵・翔と恋に落ちる。沙織には過酷な運命が待っていた。彼女は人類を新たな旅へ導く
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私の中の彼へ第9回★沙織はコロニーや残存する地球連邦軍戦略基地を略奪する「ローズグループ」の民となった。

私の中の彼へー青き騎士ー第9回★

青き騎士(1992年作品)

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第9回●シーン8



 この後、私、沙織は移動略奪隊「ローズグループ」の民となった。

既存するコロニーや残存する地球連邦軍戦略基地を略奪し、人を殺す。

テクニックは「ローズバット」で教わった通リだった。逆に体が反応していた。



 1シーズンがすぎた頃、あるコロニーを襲っていた。

そして、見覚えのある老夫婦が、私の前にひきずりだされてきた。

「ごいつらか、ボスを育てたって言ってます。いちおう、殺さずにおいたのですが」

 驚いた事に、そう、養父母だった。

私のゆがんだ性格の最大原因。「ローズバット」に私を売り払った張本人だった。



「ああ、沙織様、私です、あなたの命の恩人を覚えていてくださいますよね」

「そうです。私たちはあなた様の育ての父と母です。幼ない頃、世話をしてさしあげた。

まさか、それをお忘れれではないしょう」

まだまだ大様な態度。あの頃とはほとんど変わっていない。

が、私は、あの頃の私ではなくなっている。

「こんなやつらは知らない。家と一緒に焼き殺してしまいな」

私の声は冷たい



「なんて奴なんだ」

2人は驚きの表情だ。態度か豹変する。

「お願いだ、助けておくれよー」

二人は私の足元にひざまづき、今にもにも足の裏までなめそうだった。

「おまち」

私は仲間に言った。

「そいつらを助けておやり」

「ここから逃がしておやリ」

「しかし沙織、こいつから」チェリー花咲が言った。彼女は事情をよく知っている。

「ローズバット」訓練時代に話をしていた。



「いいんだよ、私が決めたんだ」

「沙織。お前はやはり優しい子だよ」

「そうさ、昔から良い子だよ」

「いいから、早く私の目の前から消えて」



二人は、私の足にキスし、それこそ、少なくなった動物資源「ねずみ」のように逃げ去っていった。



「たまには、いい事をするね、沙織」

チェリーが言った。



「いいかい、あまったれるんじやないよ。ここから逃げたって、どうやって生活できる。外は冷たいよ。もうすく雪のシーズンだ。どうせ助かりっこないさ」



 か、その考えはあまかった。

彼ら二人は通信機を持ち逃げした。

私連の居所を知らせると、政府から賞金がでる。私たちの首には賞金がかかっていた。

居場所が知れると、残存する政府軍か捕縛の手を伸ばしてくる。



おまけに小型のビーグルまで盗んでいた。



 私達は父母を追跡するはめになった。

「だから、沙織、いわないこっちゃなぃよ」

チェリーがうめいた。

「今のあんたには、「慈悲」なんて言葉が、似合わないのさ」



 私達は、彼らをようやく追跡し、今度こそ、息の根をとめようと思った。

 が、二人は、政府軍遊撃部隊「狼部隊」の1台の人工頭脳装甲機に保護されていた。



それが、彼との出会った、はじめの時だった。



そして、その貴重な時も、私は、まだ、

彼が、、私にとっての「青き騎士」だ、、とは気づいていなかった。

(続く)

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最終更新日  2020.07.31 19:19:18
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2020.07.30
テーマ:小説(489)
BK私の中の彼へー青き騎士ー《アイス》と人の戦争で、少女暗殺組織ローズバットの沙織は、共生装甲機体・零号を操る独立装甲歩兵・翔と恋に落ちる。沙織には過酷な運命が待っていた。彼女は人類を新たな旅へ導く
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BK私の中の彼へー青き騎士ー第8回アイスレンズの大群が、絶対防衛圈兵姑基地「ロメオ」近くまで侵入。壊滅させられる。

私の中の彼へー青き騎士ー第8回
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●シーン7

 「ロメオ」に通じる二ュー・アッピア街道には腐敗したアイスブレッドの体が、金属製の十字架にかけられてぶら下げられている。

みせしめだった。

この地球連邦のローマ基地、つまリアイスフイールドの兵姑某地「ロメオ」に通じる街道全てに、同じような「アイスブレッド」の亡きがらが、かかげられていた。



地球連邦の抵抗の姿勢である。

 沙織たちの乗った輸送エアカーゴは、その犠牲者群の前をゆっくり通リすぎていく。

「くそっ、いやだよっあんな姿になるなんて、ねえ、沙織」

 ローズバットの一人であるチェリーが叫んだ。



「安心しなさい。普通の人間にはあんな事はしないからね。おっと君たちは、、普通の人間ではなかったか。許してくれたまえ。君たちは、しかしながら、我々のエリートなのだ」

ありがたくも、ゲイター氏が、我々が特別種の人間で、普通の人間ではない事を認識させる言葉をのたまわった。

つまりは、私たちは普通の人間として、帰るべき場所はないのだ。



私たちは、ローズバットの新入りとして、戦略基地「ロメオ」に送られる途中だった。





数力月後、私の手は血まみれになっていた。

人の死に無感勣になっていた。



連邦政府は、連邦軍の戦略に反対する勢力を抹殺していた。

連邦政府の戦略方針に反対する普通の人間も、抹殺を図っていたのだ。

その暗い仕事の担い手が、私たち黒いバラのつぼみローズバッドの1部隊だった。



「連邦政府の戦略判断ミスが、対アイス戦で地球連邦政府をおいつめているのではないか」

そういううわさも立ち消えさせている。

アイスに対する平和解決策、融和政策を発言するものもだれ一入としていなくなった。

一種の軍事独裁国家となっていた。



 私達ローズバットの暁佳区を、「ロメオ」基地では「収容所」と呼んでいた。

決して味方では、なく、限りなく敵アイスに近い存在だ、なぜなら

「アイズブレット」を打ち込まれたニューオーハンだからである。いつ敵になるかも知れない奇妙な存在だからだ。



 ローズバッドの存在をしらしめないために、政府は隔感政策をと

っていたのである。

「収容所」は厳重な監視の上になりたっていた。



私たちは、牢獄に暮らしているのと、何ら変わりなかった。

年頃の少女が、なぜ、こんな施設に。

私達は自分自身の運命を呪った。



やがて、きっかけが訪れた、

連邦政府が、アイスの攻撃でやられた.

そんなうわさが、私達の収容所にも拡がっていった.

「アイスフイールドでも、地球連邦軍か全滅状態に陥ったそうだ」

そういえば、指導員の奴らも、浮足立っているな.チャンスだよ、沙織」

仲間の一人、チェリーが言った。

「どうするのさ」

「脱出だ」

「どこへでも逃げるの」

「どこハでもさ.どうせ無政府状態になる.そうなれば、力が支配する社会となるさ」



 その崩壊は、突如やってきた。

アイスの飛行端子、アイスレンズの大群が、我々の絶対防衛圈にある兵姑基地「ロメオ」近くまで侵入してさためである。うわさはやはり、真実だった



「はやく、沙織」

チェリー花咲が叫んでいた。

アイスの飛行端子の光線が「ロメオ」基地のあちこちをなめでいた。

移動ビーグルにはローズバットの仲間が何人かすでに乗っている。

「チェリー、どうしたの。この子たちは何」



「我々の後輩さ」

彼女たちの目はおびえていた。ローズバット新人たちだ。

「仲間が多い方がいいだろっさ。生きのびるためにはね」

「チェリーさ、あなたの手なみの良さには、ほれぼれするよ。兄弟」

「いいかい、早く。急いで、脱出するよ」

私達の移動ビーグルは、アイスの飛行端子の攻撃によって破壊された防衛網をやすやすとくぐりぬけていた。



「さて、どうするかだよ、チェリー」

私は言った。

「ローズサークルは不滅さ」

「ローズサークルって何だよ」

「私達のグループの名前さ」



(続く)

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サブタイトル編集

第8回アイスレンズの大群が、絶対防衛圈兵姑基地「ロメオ」近くまで侵入。壊滅させられる。
本文編集

私の中の彼へー青き騎士ー第8回

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●シーン7

 「ロメオ」に通じる二ュー・アッピア街道には腐敗したアイスブレッドの体が、金属製の十字架にかけられてぶら下げられている。

みせしめだった。

この地球連邦のローマ基地、つまリアイスフイールドの兵姑某地「ロメオ」に通じる街道全てに、同じような「アイスブレッド」の亡きがらが、かかげられていた。

地球連邦の抵抗の姿勢である。

 沙織たちの乗った輸送エアカーゴは、その犠牲者群の前をゆっくり通リすぎていく。

「くそっ、いやだよっあんな姿になるなんて、ねえ、沙織」

 ローズバットの一人であるチェリーが叫んだ。

「安心しなさい。普通の人間にはあんな事はしないからね。おっと君たちは、、普通の人間ではなかったか。許してくれたまえ。君たちは、しかしながら、我々のエリートなのだ」

ありがたくも、ゲイター氏が、我々が特別種の人間で、普通の人間ではない事を認識させる言葉をのたまわった。

つまりは、私たちは普通の人間として、帰るべき場所はないのだ。

私たちは、ローズバットの新入りとして、戦略基地「ロメオ」に送られる途中だった。

数力月後、私の手は血まみれになっていた。

人の死に無感勣になっていた。

連邦政府は、連邦軍の戦略に反対する勢力を抹殺していた。

連邦政府の戦略方針に反対する普通の人間も、抹殺を図っていたのだ。

その暗い仕事の担い手が、私たち黒いバラのつぼみローズバッドの1部隊だった。

「連邦政府の戦略判断ミスが、対アイス戦で地球連邦政府をおいつめているのではないか」

そういううわさも立ち消えさせている。

アイスに対する平和解決策、融和政策を発言するものもだれ一入としていなくなった。

一種の軍事独裁国家となっていた。

 私達ローズバットの暁佳区を、「ロメオ」基地では「収容所」と呼んでいた。

決して味方では、なく、限りなく敵アイスに近い存在だ、なぜなら

「アイズブレット」を打ち込まれたニューオーハンだからである。いつ敵になるかも知れない奇妙な存在だからだ。

 ローズバッドの存在をしらしめないために、政府は隔感政策をと

っていたのである。

「収容所」は厳重な監視の上になりたっていた。

私たちは、牢獄に暮らしているのと、何ら変わりなかった。

年頃の少女が、なぜ、こんな施設に。

私達は自分自身の運命を呪った。

やがて、きっかけが訪れた、

連邦政府が、アイスの攻撃でやられた.

そんなうわさが、私達の収容所にも拡がっていった.

「アイスフイールドでも、地球連邦軍か全滅状態に陥ったそうだ」

そういえば、指導員の奴らも、浮足立っているな.チャンスだよ、沙織」

仲間の一人、チェリーが言った。

「どうするのさ」

「脱出だ」

「どこへでも逃げるの」

「どこハでもさ.どうせ無政府状態になる.そうなれば、力が支配する社会となるさ」

 その崩壊は、突如やってきた。

アイスの飛行端子、アイスレンズの大群が、我々の絶対防衛圈にある兵姑基地「ロメオ」近くまで侵入してさためである。うわさはやはり、真実だった

「はやく、沙織」

チェリー花咲が叫んでいた。

アイスの飛行端子の光線が「ロメオ」基地のあちこちをなめでいた。

移動ビーグルにはローズバットの仲間が何人かすでに乗っている。

「チェリー、どうしたの。この子たちは何」

「我々の後輩さ」

彼女たちの目はおびえていた。ローズバット新人たちだ。

「仲間が多い方がいいだろっさ。生きのびるためにはね」

「チェリーさ、あなたの手なみの良さには、ほれぼれするよ。兄弟」

「いいかい、早く。急いで、脱出するよ」

私達の移動ビーグルは、アイスの飛行端子の攻撃によって破壊された防衛網をやすやすとくぐりぬけていた。

「さて、どうするかだよ、チェリー」

私は言った。

「ローズサークルは不滅さ」

「ローズサークルって何だよ」

「私達のグループの名前さ」

(続く)

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最終更新日  2020.07.30 08:43:59
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2020.07.22
テーマ:小説(489)


BK私の中の彼へー青き騎士ー《アイス》と人の戦争で、少女暗殺組織ローズバットの沙織は、共生装甲機体・零号を操る独立装甲歩兵・翔と恋に落ちる。沙織には過酷な運命が待っていた。彼女は人類を新たな旅へ導く
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私の中の彼へー青き騎士ー第7回組織ローズバットは、練獄だった。私、沙織の青春の輝かしい最初の1ページだった。

私の中の彼へー青き騎士ー第7回

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第7回

 そう、私、沙織は昔を懐かしく思い出す。

組織ローズバットは、練獄だった。と

そして私の青春の1ページだったと。

むろん、私に青春があったと仮定しての話だが、



「アイズブレット」の中から特に殺傷能力がある思われる少女たちをを集めたのが、ローズバット(ばらのつぼみ)だ。

地球連邦政府は、「アイスブレット」である「ニューオーハン」をずっと分析していた。性格と能力の分析後、里親に預けていたのだ。





「こいつらを段せ」

教官の一人は命令した



ローズバット組織の属する訓練施設、巨大なドームの中だった。

訓練期間だった。

最初の研修は終わりをつげていた。



 私たちの眼の前に、青い顔をした生気のない人間たちが、十人

呆然と立っている。何か変な惑じだ。

「だって、人間だよ」

チェリー花咲が言った。

「違う。こいつらはもう人間じゃない。アイス側の人間だ。つまりアイスだ。敵だ。おまえたちを孤児にした敵なのだ」

教官は掃き捨てるように言った。

「だって」

「アイスブレッドの注入が、失敗した人間だ。いわば、人間爆弾だ。廃人だ。安らかな死を、与えてやれ。それが慈悲なのだ」

「でも」私達はためらった。

「お前たちがためらうなら。こうだ」

教官はおもむろに銃をとりだし、そいつらを殺そうとした。





 次の瞬間、何がおこったのか、私には理解できない。

あの生命のない人間たちの眼に、、怒りがみなぎり、我々を屠ろうと手足を武器として襲って来たのだ。



この闘争訓練用ドームには出口はない。

私たちがこの中に入ると、ドームは完全に密封されたのだ。

そのときは、なぜだかわからなかつたのだが。

 私達は戦わざるをえなかった。



教官の銃は辱いとられ、教官に向け発射される。

彼の体はずたずたに吹き飛ばされ、ひきさかれていた。

一瞬の出来事だ、

チェリーや私たちは「こわい」と思った。



教官たちを屠った彼らは、次に私達に目を向けた。

「やめて、やめて、私達は子供だよ」



だが、そいつらは聞く耳をもたない。



 私のすぐとなりにいた子が、まずえじきになろうとする。

 殺すか、殺されるか。選択の余地はなかった。

二つに一つなのだ。自分が死ぬか、相手を倒すかだ。



すでに講習をうけていた殺人テクニックを使わざるを得ない。

敵は強かった。何しろもう普通の人間ではなくなっていた。





 普通の人間だったら倒れるほどの打撃を与えても倒れない。

おまけに、私たちといが武器は与えられていない。自分の体だけか

武器なのだ。



すでに、私達の仲問の何人かが倒されて勤かなかった

それを見て、私の怒りは激化した。

「こいつらを殺してやる」

「沙織、大丈夫」チェリーが叫ぷ。



 私の体のどこかにあるギアが、シフトしたようだった。



数分が過ぎて、私が気づいた時には、体じゆうが血まみれだった。

が、私はすっくとそこに立っていた。

他の仲間も、4人をのぞいて、ぼっぜんと立っていた。むろんチェリーも生き残っていた。

ドームの中央フロアには、死体と肉片が、ころかリそこから湯気が立っていた。加えていやなにおいが充満していた。

それは、血と汗と恐怖のためアドレナリンのにおいだ。

それは、この時以降、生涯に何度も味わう事になる臭いだった。



静けさがあたりを覆う。

誰も声がでないのだ。

その静けさを破リ、急に人の声かした。



「よし、第一過程は終了だな」

ドームの上部部分に穴が開き、あのなつかしき、冷静なる私のハンドラーであるゲイター氏が青い目で観察しているのがわかった。

彼らは、ずっと一部始終を冷静に観察していたのだ。



「ゲイターさん、なぜ、私達を助けてくれなかつたの」

「助ける?フフン、沙織クン、これは試験なのだよ。実施試験のひとつだ。そして、ありがたい事に、これが終わった君達が。生きていくための資格を与えられる。私なら喜ぶがねえ」

「でも、あの教官が死んでしまったわ」

「彼ら?今の姿を見てごらん」

死体の間から、教官たちだった者が次々と立ちあがっできている。

「よく、やつたよ、君たち。喝采ものだ」

彼らは本当に私達を祝福している。

「彼は人間じゃなかつたのね、それじゃ敵も」

「いや残念ながら、敵の人間は本物さ」



私たちは、急に吐き気をもよおしていた。

「おやおや、君たち、輝かしい未来がこれから始まるというのに

何てざまなのだね。祝福のときなのだよ」

「ゲイターさん、あなたの恩は忘れないわ」

「ふふ。頼もしい限りだ。君たち。たよりにしているよ。いや君たちが、最後の人類の希望かもしれないなあ」

ゲイターは、青い目でにやりと笑い、私たちを見た。

私の頭の中で何が、カチリとなった。



これが、私の青春の輝かしい最初の1ページだった。



(続く)

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最終更新日  2020.07.22 01:47:57
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2020.07.21
テーマ:小説(489)


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青き騎士第6回★沙織は連邦政府「ローズバット」管理下に入る。ハンドラー、管理者の ゲイターが沙織を鍛える

私の中の彼へー青き騎士ー第6回★

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ある日、私が、学校から家へかえると、見知らぬ男が待っていた。

都市の男らしかった。

ある種の威厳と、ほかの人間に恐怖心を与える印象を与える人だ。

両親は、不思議に、この男には丁寧態度をとっていた。



養父は、私を目ざとく見付け、男に言った。



「ゲイターさん、この子がそうです」

「ああ、この子が沙織か、立派に育ったじやないか」

「そうでしょう。アイスの攻撃を受け生き残った子供、ニューオーハンで成長できたの子供は、わずかだって聞いていまさあ。この沙織は特別元気でさあ。使い物になると思いますよ」



「母さん、このおじさんは」

「政府機関の方だ。いいかい、よくおききき。ね、沙織、今日から、お前は、この人にもらわれていくんだ」

「沙織クン。連邦軍用語でいうと、君は連邦政府組織「ローズバット(ばらのつぼみ)」管理下に入るのだ」

ゲイターが付け加えた。



つまりは、買われていくのだ。



「いやよ、急に何を言いだすの」

「おやおや、お前たちは、この沙織クンには、彼女が政府組織「ローズバット」の所属物であることを知らせていなかったのか」

ゲイターと呼ばれた男は言った。



「そうでさあ、へんな事を知られて逃げられると困ると、思いましてねね」

養父は、それこそ、揉み手をせんばかりに、ハンドラーのゲイターに卑屈に言った。「ローズバット」の育て役をハンドラーと呼ぶ。



その時、別の「地獄のかま」が、開かれたのだと、私は思った。



●シーン6



「沙織クン、悲しむことはないぞ。

いわば、君はね。選ばれし人類のエリートなのだから」

ブルーの目をもつゲイターが、ゆっくりと深いこころに響くような声でいった。





組織「ローズバット」所属の車の中だった。ゲイターが、私にしやペリかけていた。



ワゴン車には、他にも女の子たちがのせられていた。



「エリートですって。そのエリートの私になにをさせようとするるの」

「地球連邦政府に対する非協力者の排除、、の役目を君たちが行う」

「排除、つまり、エリートが殺しをするの」



「そうだね、そういうことだ。今、政府は、猫の手でも借りたい。

対アイス戦争で人材が払底している。君たち、ニューオーハンで、ある種の能力に優れたものが

集められている。それも女の子ばかりだ。



男の子は戦士として対アイス戦の前面に立ってもらうからね。

これは地球連邦政府が選びきめた政策なのだよ。その計画を実行監視するのが、私、ゲイターの役目なのだよ」



私は決意した。ここから逃げよう.



この世の中には、恐らく、まだ、ましな世界がどこかに残っているに違いない。

車が止まり、私は、しばらくの休息の間、ゲイターの隙を見計らい、ワゴンから逃れた。



対アイス戦場である、アイズフイールドのこのあたりは、私の遊び場も同然だった。



しかし、すぐに、ゲイターは私を見付けた.

「遊びはいいかげんにしたまえ。沙織クン、私達、人類にはあまり「時間資源」が残されていないのだ」

怖い青い目で、ゲイターがつぶやいた



「ついでに教えておこう.沙織クン。君の頭の中の悪魔には、コードナンバーが打たれている。



我々は、そのコードナンバーを捕捉察知できる、つまり君がどこにいるのるか、すぐわかるのだよ」



私の頭の中の悪魔とは、「アイス」が私たちの頭に打ち込んだ小さな「生体機械」なのだ。

アイズに教われた人類には、かならず埋め込まれている。

すこしの間、ゲイターはだまり、そして悲しげでシヅカナ声でつぶやいた。



「沙織クン、いいかね。人類の誰もが、自分の運命からは逃れようがないさ。

それは、この私ゲイターも同じじなのだよ。沙織クン」



ゲイターは私を捕まえ、私の両眼をしばらくのぞきこんでいた。

やがて、ゲイターはワゴンのコックピットヘ戻った。

私は、ワゴンの中で泣きわめいた。



私の隣に座っていた、ハシバミ色の髪をした女の子が話しかけてきた。



「いいかげんにしなよな。あんたが泣くとさ、みんなが不安がるだろう。だから、

泣くのはおやめよ。あたしだって、みんなだってつらいさ」



その子は、やさしく、ワゴンの間中わたしの肩を抱き締めてくれた。

泣きながら、私はこの子とは友達になれそう気がした

「あなたの、名前は」

「花咲はなさきだけど、チェリーでいいさ」

「私は」

「知っているさ。沙織だろう。ゲイターがいっていた」



 ローズバットは、また別の意味で、練獄だった。



(続く)



作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所20090701改定

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最終更新日  2020.07.21 09:44:00
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2020.07.18
テーマ:小説(489)

BK私の中の彼へー青き騎士ー《アイス》と人の戦争で、少女暗殺組織ローズバットの沙織は、共生装甲機体・零号を操る独立装甲歩兵・翔と恋に落ちる。沙織には過酷な運命が待っていた。彼女は人類を新たな旅へ導く
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私の中の彼へー青き騎士ー第5回「沙織ってさ、「青き騎士の伝説」って聞いた事がある?」 「人類の守護神のごとく「青き騎士」は困難な時にあらわれ、人類を助けてくれるのよ。戦争の伝説」

私の中の彼へー青き騎士ー第5回
作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所
第5回

●シーン5

 私、沙織か始めて「青き騎士の伝説」を聞いたのは。小学校の時だった。

話をしてくれたのは、同級生の移動商人の娘パウエだった。

移動商人とは、戦場地帯コロニーと平和地帯を結ぶ隊商を商売としている。



「沙織ってさ、「青き騎士の伝説」って聞いた事がある?」

「いいえ、何の話なの、それって」

「人類の守護神のごとく「青き騎士」は困難な時にあらわれ、人類を助けてくれるのよ。戦争の伝説よ、何人かの人がそれを聞いた事かあるわ」



「それは、個人ではなく、人類全員を助けるの?。それに、パウエあなた、その青き騎士とやらを見た事はあるの?」私は尋ねた。

「ええ、あるわ、私が別のコロ一てにいた時にね」目を輝かせていた。



 パウエは、それを見た時のことを、まるで映画を見ているように話してくれた。パウエにとり、青き騎士を見たことは、人生最大の出来事なのだろう。

私はたづねる。

「その人は、本当に青き色をしているの?」

私は目を輝かして尋ねた。

「その青はね、地球光の青なのよ。宇宙から地球を見た時の、あの青色なの。そして皆、私たちを幸せにしてくれるわ」



「しあわせにしてくれるって、それじゃこの地球を款ってくれるわけなの」

「そう、私たち地球人類をね」

「それじや、私みたいな「アイスブレッドーニューオーハン」かも知れない人間は無理なのね」

「そうじゃないわ、沙織、全ての人類を救ってくれる」

「ふうん」



 この時も、私は、私がその「青き騎士」に出会うとは夢にも思っていなかった。



 私は幼い頃から、親、育ての親だが、厳しく育てられていた。

それが、何故なのかわけもわからずにいた。



「早く、沙織、この綱をわたるんだ」



 アイスフイールドに吹きわたる寒風の中、その私がわたれと命令されたローブは、、地上3mの位置にぴんとはなれていた。

が、子供の頃の私にとって、それは超高層ビルのいただきにいる、に等しかった。

それでも。それは、日々の日課にすぎなかりたのだが。



 とうとう、ある日、私は呟き叫んでいた、

「やめてよママ、死んでしまう」

母(まま母だが)は言った。

「ふつ、ああ、そうだね。死んでしまった方が、お前は楽かもしれないね」

そして付け加えた

「ふうう、これから、お前はね、もっともっと地獄を見るに違いないのだから」



その地獄が、どれ程の地獄か、私はまだ気づいていなかった、



また、ある日、母は言った

「ほれ、沙織、あの大をつかまえるんだ」

「えー、だって、あれは私のロボット犬花梨カリンだよ、つかまえてどうするの」



「わかっているじゃないか。だから、つかまえて分解をするのだ。IC部品が高く売れるだろうが。おまんまが食べられるじやないか。食事をしたくなけれぼ、いいけれどね。おまえ、おまんまをたらふく食べたいだろう」



 ロボット犬花梨カリンは、私が、とても愛していた犬だった。子供の孤児になった時からの愛犬だった。



だから、できるだけ苦しまないように、カリンを殺そうと思った。

ロボット犬「花梨」との格闘は、骨がおれた。

彼は、私がじゃれていると、冗談だと考えてていたようだ。



彼は、意思を私に送っていた。私は機械生命の言葉が読めるのだった。

それも私の能力の一つだった。



「私、カリンが死ねば、あなた、沙織が助かるわけですね」

そう、彼はいった。

彼の目は、悲しみをたたえて私をみていた。

「許して、カリン。私は生き延びねばならないの」

「どうぞ、私は逆らいません」



 人工脳神経があつまつている部分を、私は一折りにした。

涙は、でなかつた。

「私は、花梨を殺してまで、なぜ、生き残らねばならないの?それはだれがきめたの」

私は自問自答した。答えはかえってこない。



心は空虚だった。

まま母からいわれた通り、カリンの体をバラバラにして、冷静に使える部分をよりわけた。



 私たち両親ともアイスにおそわれた時、キャラバンに生き残つていた犬だった。その犬を、人工犬コードから、私は後から何とか見つけだし、大事に育ててきたのだ、



 ロボット犬、花梨の首が折れた、

「キューン」

人工生命が消え去る音。

そのカリンのうめき声は、、いつも私の耳朶によみがえる。

記憶の音は、こころにこびりついていた。



そのときは、泣けなかったが。思い出すたびに、涙がこぼれ落ちた。

なぜ、私だけが、こんな目に、会うの。



まま母と父親がいう。地球連邦は、アイスブレッドと思われる子供たちを、養父母をつけて監視させていた。



「それはお前がアイスブレッドだからさ」

「ちがうわよ、私はアイスなんかじやない、人間よ」

 コロニーに住む同じ年頃の子供たちは、もっと残酷だった。

「それじゃ、沙織よ。お前の体温はなぜそんなに冷たいのだ」



そうだった。

私の体温は、普通の子供より低かった。

異常体貿なのだろうか

「やあい、冷血動物やい、あっちへいけやい」

私は泣きながら、家にたどりつく、

泣いてははいたが、けっして涙を人に見せなかった。

学校は、養父母のいる家庭よりまだ、ましだったからだ。



しかし、やがて、そんな私に、、転機が、、訪れた。



(続く)



作 飛鳥京香(C)飛鳥京香・山田企画事務所






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