2006/02/09(木)01:55
山形県産いちご「おとめ心」
山形県といえばさくらんぼと答える人が6割以上いるそうです。
そんな中昨年より本格出荷を開始したのが、おとめ心といういちご。
いちごといえば、今時期から3月にかけてでている、栃木県産の
とちおとめ、福岡産のさちのか、長崎産のあまおうがあります。
以前ラジオであまおうの名前の由来は
「あ」は「あかい」、「ま」は「まあるい」、
「お」は「おおきい」「う」は「うまい」の4文字を取ったもの
だといってました。
さてさて、山形産いちごおとめ心の特長は・・・
・3月下旬から5月頃までが出荷の時期
・実が固めで日持ちがいい。
・酸味が強い。
そんないちご、昨年は山形市内のJA直売所で取り寄せて食べました。
なかなかおいしいです。
で、今年はどうしてもまるごと山形で扱いたいと思い、
本日は生産者のところにおうかがいしました。
いちごの棚は雪の中のハウスにあり、ビニールがかかっていました。
秋に苗を植え、ちょうど今の時期に花が咲き始めるといいます。
開花から1日の平均気の温積算温度が800℃でちょうど実がいい
時期になるそうです。平均約20℃だと40日ってこと。
ただ、ある程度低温のほうが実が大きくなるようです。
いちごの花は白です。
中にめしべとおしべがあり、そこにミツバチが飛んできて受粉を
します。
その蜂は巣箱ごと置いてありました。
さくらんぼと同様、受粉用としてミツバチに働いてもらうのですね。
おとめ心という名前は、前山形県知事が命名したそうです。
甘酸っぱいという意味があるのでしょう。
ちょうどこの花がミツバチによって実になり、3月ごろには大きな
実になってくると思います。
そのときはとても楽しみですね。
若い人にはこの酸っぱさが人気のおとめ心。
これからも取材を続けていきたいと思います。なかなか楽しみな
品種です。