2007/10/08(月)23:58
はせがわ酒店きき酒会
自分の勉強のため、そして様々な味の表現方法を確認するため、そして審査する方々の基準を知るためにこの会に参加しました。
「はせがわ酒店きき酒会」
全国でも有数の酒屋さんです。
一昨年はじめて参加したときから、酒の銘柄が見えない状態での酒の味は?本当に評価されるお酒って何か?そんなことを感じられるようになりたい!と思っていました。
今回もそんな機会がきたので行ってみました。
出品数は純米吟醸部門157点、吟醸酒部門81点の計238点のきき酒です。
審査員は全国の工業技術センターと、蔵元、酒販店、ジャーナリストの方含め25名です。
午前中から審査をしていたようで、私のような一般、酒販店などは12:00からスタートです。
まったく銘柄がわからない状態。
色、上立香、含み香、味わい、後味で総合的に判断します。
まっさらな状態で常温での判断、興味深く面白いです。
そして終わった後に、きき酒した番号がどの銘柄の何であったかがわかるという、とてもいい企画です。
個人的判断でこれはいいかな~と思ったものは・・・
純米吟醸の部
駿純米吟醸山田錦、月の井特別純米酒、くどき上手純米大吟醸(参考)、会津娘純米吟醸ひやおろし、花の露純米吟醸別誂、開華純米吟醸酒、十四代純吟山田錦、旭興純米吟醸、うきたむ純米吟醸雄町、亀寿純米大吟醸原酒(参考)、伯楽星純米吟醸、雪の茅舎純米吟醸、六十餘洲純米吟醸、勲碧純米吟醸、鳳凰金賞玄風純米吟醸、和田来純米大吟醸(参考)、酔鯨松山三井新酵母大吟醸造り、和田来純米吟醸、作雅乃智中取純米吟醸、土佐金秀純米吟醸、純米吟醸最上川、上喜元純米吟醸山田錦、出羽桜純米吟醸雄町、裏・雅山流楓華、醸し人九平次純吟山田錦、王紋純米吟醸夢、松の寿純米吟醸山田錦、窓乃梅自然一純米吟醸、浦霞特別純米酒、義侠純米吟醸30%、瀧嵐純米AC95
吟醸の部
楯野川清流、醸し人九平次吟醸山田錦、飛露喜吟醸生詰、鳳凰金賞玄風吟醸、十四代吟撰、吟醸市島、羽陽男山特別純米雷神、麓井輝ら星のごとく吟醸原酒ひやおろし、磯自慢特別本醸造特撰、古酒屋のひとりよがり大吟醸(参考)、御湖鶴吟醸しろラベル、出羽ノ雪吟醸、米鶴吟醸三十四号、松の寿吟醸山田錦、羽前白梅百花香、裏・雅山流香華、東洋美人吟醸山田錦、六十餘洲大吟醸(参考)、東一山田錦吟醸酒、愛宕の松別仕込本醸造
赤文字は審査員で評価を受けているもの、参考は参考出品のものです。
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<自分なりの総評>
私の好みは上立香のクセがなく、味わいがしっかりありキレがあるもので選んでいたのですが若干異なる部分もあるようです。
純米部門では、酸味が強めというコメントを自分でつけたものが上位にきていてました。
明鏡止水や天法、早瀬浦など。
酸味の質でもマスカットのような香り、少々セメダインのような香りがすると感じたものでも上位に。石槌や浅間山など。
また、味がはやくから広がる!と書いているものも上位に。最上川や上喜元、東洋美人などなど。東一などもそのような印象がありました。
酸味の質の違い、その後の味わい、バランスを見ることがこれからの課題かなと思いました。
吟醸部門はバランスをポイントにおいてみました。
香り、味、キレなどがわかりやすかった気がします。
一昨年と比べて、きき酒能力はレベルアップしたことを感じました。ただ、その中でも新たな自分なりの課題が見えてきたところにおおきな成果があったと思います。
味覚だけで感じるきき酒の官能評価、このような会が山形でも開催できるよう頑張りたいと思ったところでした。そして、お酒の美味しさをもっともっと多くの人に伝えられるような表現、あわせ方を紹介できるように勉強を続けていきたいと思いました。