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カテゴリ:山野草
春の山にコバイモを見に出掛けました。
岐阜周辺の山ではミノコバイモとコシノコバイモの二種類のコバイモを見る事が出来ますが、出掛けたのは隣り合う山で二種類見られる希有な山です。 先週は黄砂が酷く、出掛ける事を躊躇しましたが、昨日は空気も澄んで気持ちの良い青空が広がっていました。 平日ですから駐車場には誰も来ていません。登り始めますと、下の方では既に姿を消してしまったのか、何時も見られる場所には有りません。不思議な事に、この山では受粉出来なかった株は直ぐに姿を消してしまうようです。 更に登りますと、コシノコバイモがポツポツと咲いています。一番密度の高い場所では例年通り咲いています。昨年は一つしか咲いていなかった岩には三つ咲いています。何年か前からここを注目していますが、順調に数を増やしています。 コシノコバイモは白っぽいのが普通のようですが、この山では緑色の花が普通にみられます。 岩の隙間に密集していますが、皆少しづつ色が違うのが不思議です。 15cm程しか離れていませんが、赤と緑と色違いが見られるのも、この山独特です。 山頂からは岐阜市方面まで見えます。冬の間、散歩道からこの山を見て花に思いを馳せていました。ここに来ますと春を実感します。 中央のビル群が岐阜駅前、左の山が金華山です。我が家が見えるかな... 山頂からは悪路になりますが、以前よりは歩く人が増えたのか、赤テープも増え、踏み跡もしっかりとしてきました。次の山はミノコバイモが咲きますが、まだ早いのか、なかなか見付かりません。眼を皿のようにして探し、ようやく一株見付けました。この辺りは一時絶滅したのかと思われましたが、復活しつつ有るようで、幼苗があちらこちらに有りますので、やがては賑やかになる事でしょう。 この辺りでは一時姿を消してしまい心配しましたが、一昨年くらいから花が見られるようになりました。 山頂から東南尾根へ少し降りてみましたが、こちらも幼苗が沢山有るばかりで、咲いている株は見付けられませんでした。しかし、苗の数が凄いので来年以降が楽しみです。 ここのコシノコバイモは一株づつの色合いが異なる事が最大の特徴で、緑色から赤いのまで様々なのが楽しい。それに対してミノコバイモは皆同じです。何れも絶滅危惧種なのと、二年前に山頂で大量に盗掘され、姿を消してしまった事がありますので、山名は伏せさせて頂きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.04.08 10:10:29
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