理性と感情190329
理性と感情190329 理性とは心の働きの中で正しい世界観の基で必要な時に必要な意識を引き出される心の働きのことです。 意識として正しい事象が心に広がることです。 人はある程度意識を選択できます。この時はこう思おうと考えていれば思い通りの意識が出て来ます。これは学習作用と思います。しかし意識は学習作用のようにパターン化(理論化と思考もあります)された意識は出やすい反面パターン化されない発想は(意識は)出にくい面があります。 一方感情は状態により沸き上がる自然な心です。 意識に比較してコントロールしにくいものです。 意識である程度抑えることは可能です。 鍛錬すれば火もまた熱くならずなどという人もいます。 心の基本部分は感情であると思います。 感情は価値観でもあり行動目的の基礎部分でもあります。 基本部分の感情は意識の自我による選択にも影響を及ぼします。 理論的に考えているつもりでも感情の影響を常に受けています。 心は学習や訓練を経て理論的な思考が出来るようになります。ある程度感情を抑えた思考も可能になります。しかしこの学習や訓練は社会の検知機能(他人の注意等)外れたパターンでは理論的な思考が出来ないこともあります。 勿論他人に言われなくても自己検知機能が働いている人もいます。この検知機能とは経験(失敗と成功)による修正機能です。 人はこの修正機能を高めて特定分野においては科学にまで理論のレベルを高めてきました。しかしレベルを高めたのはごく一部の行動だけであって一般論に言われているような理性という元々正しい行動が出来るという能力を備えていません。 普通は感情と理論の入り混じった、自分に都合がよい判断がなされているのが普通です。 社会はこの自分に都合がよい判断で検証もされずに過ちを繰り返し続けている部門があります。 経済等種々あります。 個人の過ちと社会の過ちが共鳴し脱出しにくい構造になっています。これも理論的に解明可能なものがほとんどです。 実害の無い過ちはほっておくべきです。 心に於いては感情を基本として重要視すべきで理性は感情に基づいた確認された理論のみ適用すべきです。 誤った理論と感情の組み合わせが一番過ちを起こしやすいと思います。