ありがとう、プーちゃん
最後の更新から約3年。また悲しいお知らせです。私たち夫婦は2015年12月8日で結婚して8年経ちました。そして翌日の12月9日、私たちの大切な宝であるサザナミインコのプイプイさんがお星様になりました。享年8歳。プーちゃんは私たちが結婚した翌月2008年1月19日にお迎えしました。私たちの結婚生活はサザナミインコとの生活と共に始まったのです。当時、本でもネットでもサザナミインコの情報が少なかったため毎日が驚きと笑いに満ち溢れていました。手のひらでひっくり返る、にんじんを足でつかんで食べる、ぺったんこになって寝る…本当に変なインコでビックリしました。そんな”変かわいい”サザナミインコへの愛情は増すばかりで、サザナミインコの平均寿命が10年だと知った時、「この子のことをこんなに愛しているのに、あと数年でお別れなんて耐えられない」と思っていました。しかし、思っていたよりも早くお別れの日を迎えてしまいました。嚢胞性卵巣疾患。卵巣に水が溜まり、胃を圧迫して栄養が摂れない状態でした。気づいて病院に連れていった時には手遅れで、その1週間後、旅立ちました。「どうしてもっと早くに気づいてあげられなかったのか」今でも後悔の念に苛まれています。私は「かわいい、かわいい」ばかりで、体重測定もせず、健康診断にも連れて行っていませんでした。毎日元気で当たり前になっていたのです。本当に酷い飼い主です。結婚記念日の夜、呼吸が浅くなり目を閉じて横たわっているプーちゃんを夫は手のひらに乗せ「今ならまだ聞こえてるから、何か言ってあげて」と言い、私は涙ながらに「うちに来てくれてありがとう」「幸せな毎日をありがとう」「しんどいのによく頑張ったね」「大好きよ」「こんな飼い主でごめんなさい」「病気にもっと早く気づいてあげられなくて本当にごめんなさい」と謝罪と感謝の気持ちをできる限り伝えました。ところが、その後プーちゃんは大きな目をパッと開き動き出したのです。「明日は元気になってくれるかも」期待と不安の中、深夜プーちゃんの様子をずっと見守っていました。体を支える力もなく、壁にもたれかかり、かすかに寝息をたてているプーちゃん。すると明け方、急に歩き出しヒヨコ電球の下へもぐりこんでいきました。私は慌ててプーちゃんを抱き上げ、手のひらに乗せた時にはすでに意識はありませんでしたが、まだ脈打っているのがわかりました。私は「ありがとう」「ごめんなさい」「よく頑張ったね」の言葉を何度も繰り返しました。プーちゃんの目は微かに開いていて、その目は涙ぐんでいるようにキラキラしていました。2015年12月9日(水)午前4時45分。私たちとプーちゃんの幸せな8年間は幕を閉じました。あれから1週間が経ちましたが、私は毎日泣いています。このブログも泣きながら書いています。プーちゃんはまた生まれ変わって私たちの元に来てくれると信じています。その時には健康管理を怠らず、幸せにしてあげたいです。プーちゃん、本当にありがとう。