|
カテゴリ:カテゴリ未分類
入院して二週間が過ぎようとしてます。
病気の原因は自己免疫疾患らしい、てことまでわかったんだ。 (その攻撃先はアクアポーリン4、数年前ピーター・アグレらがノーベル賞もらった膜タンパク質です。昔いたラボが構造解析の共同研究やっていたからよく覚えてます) ステロイド治療だけでは、進行は食い止められたけど、未だに立てない。 てわけで、攻撃する抗体を洗い流すべく、血しょう交換治療を希望した。 これは透析と同じで、首か太ももにシャントと呼ばれる太い管をいれっぱなしにし、週に二、三回治療を行うものである。 シャントを入れること自体は、手術と呼べない、とても簡単なもの、と聞いていた。 その割には担当の神経内科チーム、めちゃくちゃ嫌そう………… なぜだ………… その意味は、まな板の鯉になってから判明した。 彼らにはほとんど経験がないのだ。 まさかとは、思ったが、彼らだけで始まってしまったシャントオペ。 器具のセットの中味もこれは何状態〓 超音波はよく見えない(後からプロが来て濡らしてなかったからと判明)。 全然入らず、怖すぎて怖すぎて、プロ呼べ、と怒鳴りそうになったところで、やっと呼んでくれた。 しかし、そのプロさえもなかなかできないような、私の静脈は細いものだったらしい。 普通の腎臓病患者はむくんでいるので、静脈も太く、簡単に入るらしい。 しかし私は腎臓なんて悪くない。 さらに歩けないため、お茶も自由にもらいに行けず、飲み物をガパガパ飲んでもない。 言わば脱水状態。 言ってくれればちゃんとたくさん飲んでおいたのに。 すなわち、静脈は普通の人よりぺっちゃんこでちっとも入らないのだ。 さらに、また他のプロが来て、頭下げないとダメじゃん、て(>_<) そりゃそうだよな、首の血管を心臓より高くしてたら、静脈は浮き出ませんわ。 初歩的ミスだわ、おほほ、と笑い飛ばす美人主治医。 (ちなみに神経内科チームの執刀医はさらに若い人) 私は実験道具じゃない!!!激怒!!!ふざけんな!!!! というわけで、プロ二人目に代わり散々入る血管を探し回り、何度も麻酔で首を針の跡の山にした後、やっとシャント手術は完了した。 そして、そのあとレントゲンとって、透析室へ 普段110くらいしかない私の血圧は190にあがっていたらしい。 そりゃあ気分も悪くなりますわ。 透析を始めて、吐き気はするわ、息苦しくなるわ、急に寒気はするわ。 透析室には、普段の私の血圧データは行ってなかったのかい? おまけに、隣の透析患者がうんちをしてしまい、臭くて吐き気倍増(>_<) すぐに換気やファブリーズをしたので臭いは消えたが、とにかくこんな辛い思いをするとは思わなかった。 さらに、この息も絶え絶えの状態の私のところに、整形外科医がリハビリ計画のために、回診に来て、呼吸するのも苦しいのに、ここ動きますか、て脚さわって帰って行った。 整形外科医なんて、病院入って二回目なのに、何でよりによってこの時に来るかな………… 透析チームのスタッフたちは、みな礼儀正しく最初に自分の名前を名乗り挨拶をする美男美女で、とても優しくいろんな不安や痛みを除こうと全力で世話をしてくれて、それだけが唯一のオアシスであった。 プロじゃない医師だけでシャントオペは絶対してはいけない!!!! と、強く思った。 本当に怖い思いをした一日であった(>_<) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|