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カテゴリ:鹿児島の市電
鹿児島の地元紙「南日本新聞」の昨日(11月14日)と今日(11月15日)に天文館関係の2つの興味深い記事が載っていました。
まず、「We Love 天文館協議会」が「天文館 市電無料の日」を11月に予定していましたが、昨日の同紙に「市電無料の日/天文館3電停 24日実施」との見出しで「天文館通、いづろ通、朝日通の三電停を対象に、二十四日実施することが正式に決まった」と報じていました。なお、当初の計画では2日間を予定していましたが、初の試みで予測が難しいということで1日に短縮したそうです。 11月24(土曜日)の午前10時から午後7時まで、天文館通、いづろ通、朝日通の「三電停で降りる利用者に限り、料金を協議会側が肩代わり。一便ごとに係員が利用者数をチェックし、後日協議会側が市交通局に人数分の料金を支払う」ことになるそうです。 このような「We Love 天文館協議会」の「天文館 市電無料の日」の試みは、今月の6日に鹿児島市東開町にオープンしたイオン鹿児島SC(ショッピングセンター)を強く意識したものであることは間違いがないと思います。 しかし、今日の「南日本新聞」の記事に載った「人が動いた イオン鹿児島SC開業1カ月 (下)」の記事によると、天文館地区にあるデパートの山形屋の来客数が6.3%減、売り上げは3.8%減にとどまっており、同デパートの馬場勇一副社長は、イオンの影響は「思ったほどではない」、「天文館全体でイベントをした効果もあった」と発言しているそうですし、また、「We Love 天文館協議会」の有馬勝正理事長も「影響は2、3%減程度の最小限にとどまっているのではないか」と話しているそうです。 なお、山形屋デパートの馬場副社長の言う「天文館全体でイベントをした効果」とは、本来は商売敵の山形屋と三越鹿児島店が天文館の商店街を巻き込んでの共同セールを実施したり、「We Love 天文館協議会」が共通のロゴを作成たり商店街の各アーケードに活動をPRする看板やのぼりを登場させたりしている等のことを指していると思います。今後、鹿児島市の客の争奪戦はさらに激しさを増していくに違いありません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年11月15日 21時31分26秒
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