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ポンコツ山のタヌキの便り

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2016年07月17日
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カテゴリ:落語
志らく

 7月16日南日本新聞会館「みなみホール」で鹿児島市で第7回「立川志らく独演会」が開かれました。

 まずこの独演会の前座をつとめたのが立川らくぼさんで、高座で「大工しらべ」を演じ、家主の因業ぶりに堪忍袋の緒が切れた大工の棟梁が家主に対する批判を立て板に水とばかりにまくしたる場面はなかなか小気味よかったですよ。

 さて次に立川志らく師匠が高座に上がり「死神」を演じますが、そのまくらに笑点メンバーの変更と東京都知事立候補の顔ぶれを話題に出しました。

 笑点では林家三平の「抜擢」に多くの落語ファンが首を傾げたことと思いますが、志らく師匠は「三平が笑点に出ることで、しばらくは彼の落語を聞かなくてすむ」と言って観客を爆笑させ、笑点の司会に春風亭昇太が選ばれたことに触れて、志らく師匠にも笑点メンバー入りの話があったが、「司会ならやってもいい、そのとき立川談春を座布団運びにして、談春、座布団三枚持って行きなさい」なんてやりたかったと言ったのでまたまた会場に大爆笑が起こりました。

 都知事のことでは、桝添さんのようなネズミ男が公私混同疑惑に居直ったので、記者団の怒りが強まったと言って笑わせ、石原慎太郎の都知事時代には桝添さんがやったようなことを日常的に行っていたとし、批判されたら「なにが悪い」と激しく反論して黙らせてしまっただろうと言ったので観客はなんとなく納得。

 都知事選に鳥越俊太郎さんが立候補したが、頭脳明晰な人だと思っていたが、「私は昭和15年生まれで、終戦の時20歳でした」なんて言って(終戦は昭和20年で鳥越さんは5歳になります)、簡単な計算もできなくなっているようですと笑わせ、同じく都知事選に立候補した小池百合子さんの「崖から飛び降りる覚悟」とう表現が「清水の舞台から飛び降りるような気持ち」なら分かるが、テレビのサスペンスドラマで最後は崖の場面にする設定を連想させる発言だと言って爆笑させ、自民党が増田さん以外を応援したら自民党を除名なんて言っているが、もし小池百合子さんが当選したら、自民党総裁の安倍総理は必ず「小池さんは我が党の人間です、都政を頑張ってもらいましょう」と言うだろうから、増田さん以外を応援したら除名と言っていた当初の方針に従うなら、総理も除名ってことになるんじゃないかと皮肉ったのでまたまた爆笑が起こりました。

 まくらで大いに笑わせてから本題の「死神」に入りますが、この演目はいまや古典落語として多くの噺家が演じていますが、そもそもは三遊亭圓朝がヨーロッパの死神説話を日本に輸入し翻案したものと解説してから、志らく師匠風にアレンジして笑いをつぎつぎと生み出します。例えば、死神が主人公に「病人師匠がの足下に死神がいたら、つぎのように唱え、手を3回ぱーん、ぱーん、ばんと叩いたら元気に生き返る」と教えるときのその呪文がなんと「あじゃらかもくれん、石田純一、あなたはいったいなにをしたかったのでしょう」という言葉だと説明したので、会場に大爆笑が起こりました。

 中入りの後、再度高座に上がった志らく師匠の演じた演目は「たまや」で、これは師匠が「天国から来たチャンピオン」をシネマ落語化した演目でした。志らく師匠の著作『シネマ落語』(河出書房新書、2009年11月)の第1話に文章化されたものが載っていましたが、高座で師匠が演じた演目としては初めて耳にした噺でした。若き花火職人の辰吉が川開きの前に馬に蹴られて不慮の死を遂げますが、これがあので死神の手違いと判明し、大店の旦那で妻に毒殺された大宮徳兵衛として生き返ることになります。そこで徳兵衛が取り壊そうとしていた長屋住まいのおたまと徳兵衛として生き返った辰吉とが不思議な恋に陥るという純情ラブロマンスが展開します。不思議な関係で出会った二人が、さらにまた不思議な関係で再会するラストは思わずほろりとさせられてしまいました。





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最終更新日  2016年07月19日 13時52分07秒
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