ポンコツ山のタヌキの便り

2016/12/14(水)14:28

義父の他界

エッセイ(50)

今月の14日に義父の本田又雄が他界しました。享年90でした。    義父の本田又雄は、1926年3月5日に米国カリフォルニア州サンタクララ郡に生まれましたが、熊本市で育ち、1951年に熊本県飽託郡に生まれた竹山英子と結婚しています。  葬儀の喪主となった義母の挨拶文にはつぎのようなことが書かれてありました。  「旧電電公社で仕事に励んだ、温厚な夫でした。家族を支え、優しく子どもたちを導きました。運動会で親子リレーに出場したり娘に算数を教えたりしていた姿が胸に浮かびます。  後年の夫は、テレビでスポーツ観戦を楽しむなど、穏やかに暮らしました。若い頃から続けていた囲碁は五段の腕前で、大会やトーナメント優勝していたものです。孫に慕われ、『真面目に仕事して、家族を守ったじいちゃんはすはごいね』と言われて微笑んでいました。(中略)今年五月に体をくずすも、リハビリに励んで初孫の結婚式に出席した夫。笑顔を輝かせていた様子が偲ばれ、別れの切なさがつのります・・・。今はただ、心からの感謝を伝え、かの地へと見送ります。(後略)」  上の挨拶文に「リハビリに励んで初孫の結婚式に出席した夫」と書かれていますが、その「初孫」とは私の長男のことで、明石に勤務しているのですが、神戸で今年の7月2日に結婚式を挙げました。義父は可愛い初孫の晴れ姿を見るために車椅子に乗って鹿児島からはるばる神戸まで新幹線を使って結婚式に参列しました。そのときの嬉しそうな笑顔を思い出すとに胸にこみ上げてくるものがあります。私の長男も孫として晩年のおじいちゃんに素晴らしい思い出をプレゼントをしてくれました。おじいちゃん、本当にありがとうございました。すばらしいおじいちゃんの優しい笑顔は遺されたみんなの心にいつまでも残り続けることと思います

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