ポンコツ山のタヌキの便り

2017/05/22(月)15:54

三週間の入院体験

エッセイ(50)

5月1日より軽い脳梗塞のため鹿児島医療センターに入院しておりましたが、昨日(5月20日)に3週間で退院することが出来ました。 入院期間中、お医者さんや看護師さんたちからの手厚い治療や看護を受け、大変感謝しましたが、やっぱり思うように体を動かせないことは辛いことですね。 特に困ったのは排便のことです。体がよくなるに従いトイレも使えるようになったのですが、それでも看護師さんの付き添いは必要です。そのときにはナースコールを押してトイレ使用をお願いするのですが、現在便秘気味の私の場合、尿意を催すことと実際の排泄との間にかなりのタイムラグがあり、下手をすると一日中ナースコールを押すべきか押さざるべきをひたすら考えることになってしまいます。「押すべきか押さざるべきか、それが問題だ」ですね。 まるで人生とはナースコールを押す適切な状況を判断することにすごい意味があるようなな気持ちになり、トイレで空振りになった時にはとても申し訳のない気持ちになり、つぎはヒットを必ず打ちたいものだと自分を励ますしかありません。こればかりは猛練習を重ねることにより成果が発揮できるようになるものではありませんからね。 退院できて何が嬉しかったかと言えば、トイレが自分の意思で自由に使えるようになったことです。すると不思議ですね、トイレに行くことそのものが激減して、 人生には他の大切なことがあることを考える余裕が生まれ、人間らしい生活を取り戻すことが出来るようになりました。

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