気のむくままに徒然日記

2013/05/23(木)11:34

善光寺出開帳 in 両国回向院

名所(109)

4月27日~5月19日まで、両国の回向院で善光寺出開帳が開催されていました。 7年に1度の御開帳でしか拝むことのできない御仏様が、東日本大震災復興支援のため、善光寺から両国回向院に出張して出開帳が開催されていることをテレビのニュースで見ました。 江戸時代に人気を博した善光寺の回向院出開帳が戦後初めて開催されるとのこと。 そんなに珍しい催しが両国で開催されているなら、ぜひ行ってみようと思い、最終日の5月19日に行って来ました。 回向院の立派な門を入ると回向柱が見えます。 回向柱には綱が巻かれて、その綱が本堂まで繋がり御仏様の右手に結ばれているそうです。 この柱に触れると御仏様に触れるのと同じご利益があると言います。 柱のすぐそばでお坊さんがそう説明し、人々は両手を柱に合わせていました。 私も両手を柱にしっかり合わせ、しばしお祈りを・・・。 それから本堂に行き、出開帳の御仏様を拝みました。 善光寺のご本尊様は秘仏のため実際に見ることができるのは、ご本尊様の分身仏の阿弥陀三尊像でした。思いのほか小さな仏様でした。 次は本堂の2階に上がり、長い廊下の先に展示してある仏様を見て回りました。 また、今回は善光寺の御開帳でしか拝見することのできない文化財も展示してあり、木造金剛力士像はとても迫力があり素晴らしかったです。 途中、東日本大震災復興祈願の署名をしました。 善光寺のお守りやしゃもじなど売っている売店の奥には白い布を巻かれた「びんずる尊者座像」があり、自分の具合の悪い部分を触れると治してくださるということで、私も肩を撫でてきました。 そして最後に、真っ暗なお戒壇巡りも体験しました。 真っ暗な道の壁には綱が張ってあり、その綱を伝って進んで行くと「極楽の錠前」があります。それに触れると出開帳仏結縁を果たすことができるというものです。 本当に真っ暗なので、「極楽の錠前」が見つからなかったと逆走してくるおばさんがいて、お戒壇の中はパニックでした。 こんなふうに、思いがけなく両国で善光寺参りができてとても良かったです。 そして、東日本大震災の復興が進み、みな幸せになることを心から祈っています。 ● 善光寺出開帳 両国回向院

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る