2022/04/27(水)09:58
すみだ北斎美術館「北斎春らんまん」
先日、両国のすみだ北斎美術館に「北斎春らんまん」展を観に行きました。すみだ北斎美術館は、北斎通り沿いにある公園の奥にあり、独特な形状をした近代的な建物です。
美術館に入るとチケット売り場があり、展示は4階と3階なので、エレベーターを待ちました。エレベーターのすぐ横には「富嶽三十六景 凱風快晴」の絵が出迎えてくれました。
4階には企画展示室と常設展示室があります。
企画展示室には、隅田川両岸景色図巻(複製画)と北斎漫画が展示してあります。隅田川に沿って両岸の風景を繊細に描いた絵巻は、7mにも及ぶとても素晴らしい作品です。
常設展示室には、北斎の作品が時代(画号)ごとに展示され、様々な作品を観ることができます。また、多色で刷られた錦絵ができるまでの版が紹介されて、その精巧さに驚きます。
北斎のアトリエを再現したコーナーでは、84歳の北斎と娘の阿栄の実物大模型は圧巻です。
北斎美術館は常設展だけでも充分楽しめる美術館だと思います。
螺旋階段で3階に降りて、企画展示室の「北斎花らんまん展」を観ました。北斎とその門人による花にまつわる作品が展示されていました。桜をはじめとする花の数々、四季の花を順に見ていくと、絵を通して四季の花を見た気になりました。
3階の広いスペースには、「北斎花らんまん」の大きなポスターが撮影スポットとして用意されていました。
また、長椅子が置かれた休憩スペースには、日本の文化財を多くの人に見てもらうため複製された屏風絵「十二ヶ月花鳥図」が展示されていました。
そして、エレベーターで1階に降りると、ミュージアムショップの前にも「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」が飾ってあります。さすが北斎美術館、ショップにも北斎グッズがたくさん置いてありました。
すみだ北斎美術館は、北斎生誕の地に作られた地元に愛されている美術館です。
常設展だけでも楽しめるので、ぜひ訪れてみてください。
●すみだ北斎美術館 https://hokusai-museum.jp/