2006/01/24(火)23:53
詩:「人は他者の為に存在す」
独りだと思っていた ずっと
俯いたままの人生だと諦めた
生きている証なんていらない
心の叫びも願いさえも虚しいから
雲を追い越す風のように
誰も皆 私を置いて去ってゆく
それでも存在する意味があるのなら
どうかそれを教えて欲しい
流れ落ちた涙は大地を濡らし
小さな源を作り出すはずだと
寂寞の想いに凍えた夜にも
必ず朝はやって来るからと
だから私は言葉を綴る
声にならない欠片を拾い集めて
だから私に言葉を下さい
また起き上がれるだけの力を
誰しも人は互いを導き
新しき道を照らすのだから
人は他者の為に存在する
その事を忘れないように