Yamane Future Music blog

2008/01/31(木)21:22

ちょっと考えたこと

プレイについて(35)

唐突ですが、僕はYngwieが好きです(ここ15年はフォローしてないから正確には「でした」か...)。 意外でしょ? 僕の曲には全然出てないですから....。 でも高校の頃はバンドでやってたり(アルカトラス)、大学の頃(すでにAllan Likeなプレイが好きになってたのですが)はギター回しなんかやってました(恥ずかしい)。 やっぱり、あのテクとハーモニックマイナーのラインはカッコ良かったですねぇ....。 性格は色々あると思いますが(爆笑)、音楽には関係無いもん...と思います。 さて、先日あるサイトでYngwieの曲を自分で弾いて発表している人がいました。 見事でしたねぇ。 Yngwieをコピーしている人の中で、今まで聞いた中で、1,2位争うくらいウマイ。 世の中は広い。 ...でも、少しだけ私見を書かせてください。 正直言うと、歪みが多すぎる。 この半分の歪みだったなら、ここまで「上手い!」と思わせる演奏が聴かせることができるのかどうか? (つまり、粗いところをキャッチしてしまったのです...。) 多分、本人は気付いていない。 最近、思うのは「皆、歪みに逃げてないか?」....。 試しに今の半分の歪みで弾いてみな? それなりのクオリティで弾けますか? 何かしっくりとしなかったら、それは基礎的なテクをさらに磨かなくてはいけないということです。 YngwieもGary Mooreも、Eric Johnsonも皆、リスナーが感じている以上に歪みは少ない。 それで、あれだけの演奏を聴かせる圧倒的な基礎テクがあるのです....。 僕は、(今の演奏がどうかは別として)オ○ニーギタリストになりたくない。 逆説的ですが、テクがスゴイとか言われるギタリストにはなりたくない。 テクがしっかりしてれば、リスナーは演奏そのものに神経を注いでくれるはずです。 そのためには基礎的なテクが必要なのです。 僕は、「凄テクと思わせたい」とは思いません。 「良いギターだ。」と言われるギタリストになりたい。 弾いているフレーズそのものを聴いてもらえるギタリストになりたい。 だから、基礎的なテクは死ぬまで鍛えつづけたいを思います。

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