やまんばの家(^J^)・・・ 旅の途中で

2011/02/01(火)06:54

灰谷健次郎 「太陽の子」 沖縄9

本 映画・絵・・・芸術(37)

初めて沖縄の地を踏んだのは、2008年4月のことずーっと行ってみたいとは思っていたのだけれど長男が沖縄で働くようになって沖縄が急に身近な場所になった 沖縄に興味を持った理由?やっぱり長男に関係がある彼の小3から小6の担任の先生の存在が大きい先生の書く学級通信は魅力的だったクラスの様子、今の取り組み、自分の弱みも偽らずに書かれている 本の紹介がまたよかった灰谷健次郎 「島で暮らす」竹内敏晴 「ことばが劈(ひら)かれるとき」この二人の著者との出会いは先生からいただいた宝物  沖縄への窓を開いてくれたのは灰谷健次郎 彼の、「子どもから学ぶ」という子ども観自身の生い立ちや人生に裏打ちされた優しいまなざし折に触れては読み返してきた作家だ 「太陽の子」(1978)の主人公は、ふうちゃん両親は、大阪で「てだのふぁ・おきなわ亭」という沖縄料理の店をやっているお父さんは、こころの病を抱えているようだ後で、それは子どもの頃の戦争でうけた傷だとわかるお店にやってくる人たちの日常の関わりの暖かさ、優しさ、哀しさ・・・私の深いところで息づいている久しぶりに取り出して、抜粋してみた かなしいことはみんな沖縄からくる。どうしてやろ。沖縄の島ではな、心の病人はみんな大切にした。じゃまものあつかいにはせなんだ。心の病気で病んでいる者ほど、人の心が必要なんだ。つらいめにあった者は、つらいめにあっている者の心がよくわかる。どんなにやさしい心があっても、つらいめにあっている人間の心の中にまで入ることはできないのだ。広島の被害者は、36万4千人。沖縄といっしょや・・・三人にひとりは死んだという沖縄戦のことをおもったのだ。ほんとうの友情とは、まず、若杉のお父さんの苦しい歴史を知ることだ。知ったなら、考えることだ。そして、自分の生き方にそれを生かすことだ。そう思わないか。なぜ、沖縄の人は、集団就職などといって中学を出たばかりの子が遠い他県で働かなければならいのだろう。おとうさんとゴロちゃんのおじさんが戦争で逃げまわったところとそっくりなのだそうです。おとうさんの頭の中には今も戦争があって、わたしを守ろうとして必死になっているのです。・・・戦争は終わっているのだろうか。神様って、ちゃんといいことも平等にくれはんのや・・・かれ(キヨシ)の人生の中に、不公平な沖縄がいっぱいいっぱいつまっているということを知ってもらいたい。あんたの人生がかけがえのないように、この子の人生もまたかけがえがないんだよ。ひとを愛するということは、知らないひとの人生を知るということもあるんだよ。生きているひとだけの世の中じゃないよ。生きている人の中に、死んだ人もいっしょに生きているから、人間はやさしい気持ちをもつことができるのよ。『肝苦(ちむぐ)りさ』の心さえ失わへんかったら、ひとりぼっちの人間でも、たくさんの人たちと暖こう生きていけるということがわかったんや。かなしいことがあったらひとをうらまないことかなしいことがあったらしばらくひとりぼっちになることかなしいことがあったらひっそりかんがえること・・・おとうさんの眼の光が永遠にきえた。キヨシくん。うち、結婚したら子どもをふたり産むねん。ひとりはわたしのおとうさん。もうひとりはキヨシくんのお姉さん・・・青い空を指さした。おわり 今先生は闘病中癌に立ち向かっている My son came back home from Okinawa with his wife last Wednesday.His purpose was to see his teacher who are in hospital.He was told by his friend that thier teacher had been announced his life expectancy.So my son came to see his teacher in a hurry.After seeing him, my son told me Teacher was energetic enough to struggle aginst the cancer.I hear they parted to see again in April.

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