やまのみず　お笑い　コント

営団地下鉄千代田線、明治神宮前。
この駅に降り立つのは初めてではありませんが、
明治神宮前で降りてきちんと明治神宮に行ってきたのは
恥ずかしながら、人生初でございます。

いつもは神宮橋に背を向け、
表参道方面にとっとと歩いていっていた僕。
しかし、今日は表参道には背を向け、
今更渡るには少し気が引ける神宮橋に
恐る恐る足を踏み入れました。

橋を渡ると、更に恐れ多い木製の大鳥居。
そして、思いのほか長いこと続く砂利道。

ジャリジャリジャリジャリジャリジャリ…

気づけばあたりにはマイナスイオンの申し子、
ヒノキのほのかな香りが漂います。
そのせいか、明治神宮に対する緊張感も
次第に解けてきた気がします。

すると、突然分かれ道。
片側の道には、入り口と同じく大鳥居。
その大鳥居の先に本殿があるとのことなので、
大鳥居をくぐり、いざ本殿へ。

明治天皇の詠まれた詩を横目に角を曲がると、
見えて来た来た、明治神宮本殿。
細心の敬意をはらいつつ…パシャリ。



本殿に入ると、さっきまで続いていた砂利道が
石畳に変わり、足の感覚がフワフワと軽くなった感じ。
果たしてこれも考えられて造られているのでしょうか。

参拝を終え、今年ももう３月になったというのに、
まだおみくじを引いていなかったということで
誉れ高い明治神宮おみくじを引いてみる。

…ん？あ、ああ、こういうのなのね…。

どうやら、明治神宮は僕の想像を超えていたらしく、
いわゆる大吉やら凶やらが書いてあるおみくじではなく、
昭憲皇太后の詠まれた詩が書かれた大御心なるものを
いただきました。
…ありがたいんだけど、なぁ。
どうしても庶民心理としては
白黒はっきりつけてくれい！
と思ってしまうのでした。

ともかく、その大御心に書かれた言葉は「勤労」
その言葉通り、働かせていただきます！

ＫＵＭＡ