前に、地元の別所沼公園に存在する怪しい看板について書きましたが、
(http://plaza.rakuten.co.jp/yamanomizu/diary/200611050000/)
先日、別所沼公園で散歩をしていたら、再び奇妙なものを発見しました。
公園などにはよく、動物をかたどった、座る以外には何の用途も考えつかないオブジェ的なものがあります。
ひょっとしたら、座る以外の遊び方があるのかもしれませんが、自分には分かりません。
別所沼公園にもそのような置物がいくつもありました。
亀だったり、豚だったり、犬だったり。
「ああ、これに座る事で、子供達は何を学ぶのだろう」
なんて思いながら歩いていると、視界に変な形の塊が飛び込んできました。
恐らく犬です。犬の頭です。
ですが、頭頂部が切れてます。
座りやすいように…という事なのでしょうが、それにしてはスパっと切ったものです。
ハンニバル=レクターの新たな犠牲者と取られても仕方の無いような切られっ振り。
さらに、画像では見難いのですが、耳の部分。
ただ、黒く塗られているだけ。
せめて、ちょっと膨らみを持たせるとか出来なかったんでしょうか。
見ようによっては、横にしか髪の毛が無い人に見えます。
「これには座りたくないなぁ」
なんて思い、ふとその隣の置物に目をやった途端、戦慄が走りました。
これは…なんだ。
妖怪か?
狸…なのだろうか。
なんか手が長い。手の長さに反比例して足が短い。
顔がなんか小さい。というか目が怖い。小さな笑みを浮かべるな!
というか、隣の犬と同じ色だ!
茶色と黒しかペンキが無いのだろうか。
目を全部黒で塗りつぶすとは、なんと大胆かつ恐ろしい行為なのでしょう。
「ペンキ、茶色と黒しかないって」
「え、どうしよう」
「茶色って言ったら…狸?」
「狸ってどんなのだっけ、こんなか?」
「わはは!これ何だ!」
なんて台詞が聞こえて来るような。
そして、これはどこに座れば良いのだろう。
まさか、妙にふくらんだお腹の部分なのだろうか。
しかし、綺麗な流線型をしているので、座ろうとしてもお尻が滑る。
狸は人を化かすというが、これは馬鹿にしている。
別所沼がどこへ行こうとしているのか。
僕にはまだ、分からない。
記:野間(造形に造詣の浅い)大資