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やまのみず お笑い コント

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2007年08月01日
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カテゴリ:みず
夏らしさを求めて、遊園地にある大きなプールに行ってきた。


『屋外遊泳プール』

初体験だった。

プールが長方形じゃないなんて‥


地元北海道・釧路にもこんなプールなんて無い。
有り得ない。


第一、釧路人の『水』の用途は

「洗う」

「飲む」

「凍らせて上を滑る」
この3つ。


まさか
「水で遊ぶ」
そんな発想は有り得ないのだ。


上京してからだって、「遊び」のプールには行った事がない。


そこにあるのは
「往路」か「復路」か‥
ただそれだけ。

本気スタイルだ。

まぁ、息つぎ出来ないのだが‥。


とにかく、広く賑やかな遊泳プールに着くと、既にたくさんの人が上手に『水』で遊んでいる。


今回僕はプールだから勿論、水着、水中メガネ、水泳帽をしっかり持っていった。

しかし、誰が水泳帽なんて被ってるだろうか‥
監視員すら、頭部丸だしじゃないか‥。


何故だろう‥?

遊泳プールの方が、競泳プールよりもかなり浅いし‥
流れるし‥
波は起こるし‥


遊泳プールこそ床面に頭を打ち付ける危険性をはらんでいる筈なのに‥
何故、帽子被らない。


なるほど‥
ここでは『水』と『人』が互いに、絶対の信頼関係で結ばれて遊ばれているのだ。


-『水』を信じなければならない-


全く無根拠の中、僕は脱帽した。


さあ、どう遊ぶ‥?

とりあえず「流れるプール」の意のまま、流れてみる。


不思議だ。

誰がこの一定の流れを決めているのだろう?

見る限り、水が吹き出す所も、機械的なモノも見当たらない。


朝イチにスタッフ総出
「1、2、3ー!」
で反時計回りにかき混ぜ、その、惰性なんだろうか?

それとも

『いくら昇っても最上段が次の階段の下段で、そこを昇っても次の階段の下段で‥という「4角の階段のだまし絵」』

の様に‥実は微妙に絶妙な高低さがついているのか‥?


市販の「電動流しそうめん機」に、その謎の答えが隠されている筈だ。


次に来た「ウォータースライダー」‥
これには、逆に遊ばれた。

速い‥怖い‥コースから飛び出るかと思った‥あ、リュージュだ、これは。

一瞬『水』との信頼関係が崩れそうになったが、不信感を水に流した。


そして「波のプール」‥
人工的に大きな波を起こしている。


こちらはやや深めだ。
波が来たら、皆ジャンプして
「ワァーオ!」
とか言う。


結構大きな波に、恐ろしく泣いちゃった子供もいた。


でも皆、波が好きな様だ‥キャッキャ言って波に立ち向かう。


-流行にのまれない、自分らしさ-

やんちゃな若人が多いのも、その為かもしれない。


しかし、そうこうして楽しんでいると、次第に日も傾いてきた。

「プールでの時は早い‥まるで竜宮城だなぁ」

そういえば昔、夏休みに友達と町民プールに行ってた時もそう思ったなぁ。


懐かしい楽しかった記憶を思い出した。


あ、自分もしっかり『水』で遊んでいたじゃんかー‥。


開放的な空間と開放的な身体、開放された心の中に、昔と今の大切な「夏らしさ」を見つけた。


‐みずのしま‐





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最終更新日  2007年08月02日 19時33分59秒
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