「爆笑問題のニッポンの教養」という番組をよく見ます。
今日やっていたテーマは「渋滞」
車の渋滞ももちろんですが、もっと多くの意味での渋滞を
研究している西成先生という人との対談でした。
渋滞の話と聞き、軽い気持ちで見ていましたが
話は最終的に個性と没個性、集団主義と自由主義というところまで
飛躍していきました。
興味深かったのは、お店に出来る行列の待ち時間の計算の仕方で
いつも平均的に行列が出来ているお店という条件付らしいのですが
「自分の前に並んでる人数÷1分間で自分の後ろに並んだ人数」
が、自分が店に入るまでの時間になるそうです。
つまり自分の前に10人いて、後ろに1分間で二人並ぶと
その店には5分で入れるらしいです。
そのほかにも、車の渋滞の仕組みとか、
ありやサカナの群れの渋滞とか、かなりマニアックな研究を
やっている先生でした。
しかし、この番組はどんなマニアックな研究も
極めれば仕事として立派に成立するということを実感させられます。
そして何よりも感心するのはどの先生の話題にもついていき
なおかつ先生を困らすような発言や問題提起をする太田光。
彼の自由さと博識には本当に感服します。
お笑いとしてというか太田光という個人として
確立された芸能人であり、僕が尊敬する人の1人です。
ああいう博識な芸能人が出てくると、
政界進出を嘱望されたり、実際に出馬要請がきたり
するのでしょうが、彼には是非、ずっと芸能人であってほしいものです。
あ、それをずっと側で見ている自分も認める凡人、田中裕二の
存在も大きいと思います。まさに女房役。
何事にもバランスが大事ということなんですかねぇ。
KUMA