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カテゴリ:みず
『南硫黄島』についてのテレビ番組を見た。
東京から船で下に(南に)1330Km‥ ただでさえかなり遠い「父島」からでも、船で17時間‥ 硫黄列島の1番南、それが「南硫黄島」 ‥東京都だというから驚きだ。 大昔、火山活動により海からマグマが隆起して出来た島で、平均傾斜が45°というほぼ山な、島なのだ。 25年前に調査隊が初めて入ったきり、ほとんど人が踏み入った事のない「進化の実験室」のような、島らしい。 その地に今回、史上2回目の専門家による調査が入った。 船が座礁しかねない岸の為、少し泳いで入島‥ 着くとそこは岩と崖‥ 安定した土地など無く、さすがに人が住める環境ではない。 しかしそこには、何の邪魔も受けずに草木や野鳥やらがノビノビ住んでいるのだ。 だから、もしかしたら昔そこに住んでた人が 「住んでられん」 といい、草木や鳥に姿変えたのかもしれない。 それがそこで暮らす為の進化な訳だけど、まずもってそんな訳ねぇーのである。 しかし、希少な鳥や草木、絶滅した筈の昆虫やら、新種の生物やら‥ とにかく専門家達の興奮がやまない程の環境が、そこには100%在るのだ。 地球の危機的情報しか耳に、目に、肌に、口にしない昨今‥ 原始を感じる場所が在る事に感動する。 だだっ広い海から生まれた0(ゼロ)からの島で、よくぞ緑が繁り、野鳥が鳴き、昆虫が生きているものだ。 植物の種が風に乗り‥ 虫が鳥の羽毛に付き運ばれ‥ 永い時の後、色々な外からの要素により、0(ゼロ)だった岩の上に1000にも、10000にもなる生命が宿った。 いわゆる人社会の‥ 『時間が解決してくれる』 というやつをダイナミックに裏付けしてくれたといえるだろう。 でも、ここの自然も人が下手をすれば一瞬で壊れてしまう。 人はいつまで生き物として素人でいるのだろう。 きっと人が開発をこれ以上止めて、ただ時を待てば、地球は地力で人により汚染された傷を治せるのだろうな‥ 地球は、地球に宿る全てに命を吹き込む‥ その恩恵こそ生きるモノ達にとって、本当に大切なの宝なのだ。 未来に残すべき宝の島‥ そこは地球の尊さ、脆さ、力強さを感じさせる都内某所だった。 ‐みずのしま‐ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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