どうも、週に一度はCDショップに行かないと
落ち着かない男、KUMAです。
CDが売れない時代といわれて久しいですが
そんな時代だからこそと、根拠のない使命感を感じ
CDを買い続けています。
売れない時代だからなのか、最近CDの売り方の傾向が
若干変わってきているようです。
まず、もうだいぶポピュラーになったのが
「コンピレーションアルバム」です。
オムニバスと言ったりもしますが、
テーマにあった別々のアーティストの曲を集めたCDです。
もともと「NOW」や「MEGA HITS」などの洋楽ものから始まり、
その後、「クリスマスソング集」や「バラード集」などの雰囲気ものや
あるアーティストの曲を色々なアーティストがカバーする
「トリビュートアルバム」なんかも増えてきています。
昨年は35歳前後の世代をターゲットにした「R35」という
コンピレーションアルバムがヒットしたのは記憶に新しいところですね。
そしてここ2、3年で増えてきたのが
初回限定と称して特典にDVDを付けて
1050円のシングルを1500円ぐらいで売るという
抱き合わせ売りです。
この売り方が曲者で初回限定という響きと
特典という響きがコレクター心を擽り、
レコード会社の戦略にまんまとはまってるなぁと思いつつ、
ついついDVD付きのほうを買ってしまいます。
そして最近ちょこちょこ聞くのが「アンサーソング」というもの。
僕はこのアンサーソングというものはちょっと否定的な姿勢です。
昨年リリースされたRSPの「Lifetime Respect -女編-」という曲、
これは2001年にヒットした三木道三の「Lifetime Respect 」の
アンサーソングになっているらしいのですが…。
まず、6年越しのアンサーは遅すぎだと思います。
そして「一生一緒にいてくれや」という三木さんに対し
「一生一緒にいてほしい」というRSP。
どちらも投げかけでアンサーになってない気がします。
最近「そばにいるよ」という曲のアンサーソングで
「そばにいるね」というものも発売されましたが
そもそもアンサーソングが同じメロディである必要はないし
アンサーが必要なのか疑問です。
以上のような理由で、アンサーソングと言われると
どうも「後付け感」「こじつけ感」を感じずにはいられないのです。
もし本当にアンサーソングが必要なら最初から
「Lifetime Respect ~投げ掛け編~」としてリリースして、
その後「Lifetime Respect ~答え編~」として
最初から2曲ありきでやってくれないと、どうも買う気にはなれません。
そんなことを思いながらCDショップを毎週1時間以上かけて
ぐるぐるしてしまう僕ですが、まだCDを買う意思のある顧客の
貴重な意見だと思ってレコード会社さんには
是非、誠意あるアンサーをいただければ、それこそが
CDファンに対するアンサーソングになると思うのです。
KUMA