オリンピックまであと2ヶ月、
野間が書いていた水泳の水着問題やら、
男女バレーのオリンピック出場権獲得やら、
サッカーオリンピック代表にオーバーエイジ枠を行使するのかやら、
徐々にスポーツ熱が日本全体で高まりつつあります。
それと共に、心配されているのが
開催国である中国の準備不足や環境問題です。
先日起こった四川大地震による影響もさることながら、
急速に発展する工業による大気汚染はやはり深刻にならざるを得ません。
事実、男子マラソンの世界記録保持者である
エチオピアのゲブレシラシエ選手は持病の喘息もあって
マラソン競技への参加は辞退したり、
北京で行われた試走でも、日本代表選手たちのユニフォームが
雨に濡れたことで黒ずんだ、なんてことも言われています。
先日は昆明というところでトレーニングをしていた
陸上代表候補だった絹川選手が謎のウイルスに侵され
走ることさえできなくなってしまい、北京を断念したという記事も見ました。
原因が昆明にあるという証拠はないものの、
昆明で合宿をすると、ほとんどの陸上選手が身体を壊してしまうという
事実もあるようで、心配に変わりはありません。
さらにチベットに対する非人道的行為に対して
批判的な態度のヨーロッパ諸国が開会式への不参加を表明したりして
結構、前代稀に見る前途多難なオリンピックな気がします。
とはいえ、やはり日本代表の選手たちには活躍してほしいし、
オリンピックが楽しみなことに変わりはありません。
それに東京オリンピックが開催された1964年は
日本も高度経済成長の真っ只中で環境汚染具合は
今の中国ともしかしたら同じぐらいだったかもしれません。
だから中国も、開会式の日を絶対に晴れにする科学技術なんかに
力を注ぐのではなく、是非とも少しでも選手の健康に配慮した
オリンピックにできるよう最善の策を尽くして欲しいものです。
やまのみずは北京オリンピック日本代表を応援します。
KUMA