「大埼玉展」など未来永劫にない。
なぜなら、埼玉県人は故郷の名前の前に「だ」の言葉を付けないからだ。
理由を記す必要はないだろう。
もし「大埼玉展」なるものが催されていたとしたら、
それは埼玉県民によるものではないと断言しよう。
埼玉県民は、自分を貶める時にはそのような小賢しい手は使わない。
正々堂々と、卑下してみせる。
「埼玉は、東京にもなれず、山犬にもなれぬ、哀れで醜い可愛いわが娘だ!」
「お前に埼玉が救えるか!」
まあモロとアシタカのそんなやりとりはさておき。
埼玉といえば「彩の国」というキャッチフレーズである。
全国の都道府県にも色々あるだろう。
しかし、どうやら県のキャッチフレーズとして正式に認定されているのは、この埼玉県の「彩の国」だけらしい。
これには少し驚いた。
あの素晴らしい「うつくしま、ふくしま」や北海道の「試される大地」などはかなり有名であるが、
これらも正式なものではないらしい。
ざっと調べただけなので正確な事はちょっと分かりかねますが。
しかし、改めて県のキャッチフレーズを見てみると、結構トンデモなものもあって面白い。
中でも私が気に入った物を三つあげて、今日はお別れとしよう。
・滋賀県
「夢~舞めんと滋賀」
・香川県
「パスタはイタリア、ウドンはカガワ」
・岩手県
「銀河系いわて」
いやあ、岩手は良い。素晴らしい。
おそらくは宮沢賢治なのだろうけれど、しかし、良い。銀河系。