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カテゴリ:みず
そのまんま帰ってきた‥
ブーメラン‥ 僕のメールがそんな様に、僕の手元に舞い戻る。 芝居告知のメールがこの度、アドレスが変わっているらしい3人に届かなかった。 なにしろ2年振りの芝居らしい芝居の告知で‥ この間連絡を取らなかった人はたくさんいるのである。 かなりの緊張をしながら「送信!」する。 届かないとすぐに舞い戻ってくるのだ‥。 今回、芝居の公演だけじゃなく、やまのみずの公演も欠かさず来てくれていた人‥ そんな身近に思っていた人のメアドが、僕に通知される事なく、変わっていた。 ショックだった‥ あぁ‥ そうなんだな‥ ブランクって、大きいんだなぁ‥ いつでも、いつまでも、僕の活動を待っていてくれると思っているなんて‥ おごり高ぶり過ぎだ。 山田とも話した。 「そうだね‥芝居誘う事に躍起になるけど、わざわざ来てくれた人にやはり芝居が終わってもきちんと『感謝』を伝えるべきだし、一人一人ずっと大切に繋いでいきたいよね‥」 と、そんな。 媚びる訳ではない。 やはり表現者として、割に合う‥それ以上のモノを提供するべくして、お誘いしているので。 だけれど、わざわざ時間とお金を投入して「来てくれる」行為に、支えられて生きている事を忘れちゃいけない。 そうやって僕は10年間、舞台に上がらせて貰えてきたのだ。 それから‥ 住所の解る人に、手紙を書き、チラシを同封して送った。 ペースとして、4時間かけて7人に書いた‥ 告知作業としては、時間がかかり過ぎではある。 だけど、その人を思いながら筆を進め‥ 封筒の空気を抜きながら封をし‥ 切手を貼りポストに投函する。 そうすると、やはり気持ちが届くのだ‥。 お手紙で返信してくれた人がいた。 2人も‥ 泣きそうになる程、嬉しかった。 割と近所に住んでいるのに、なかなか会えない友人と久しぶりの手紙。 「久しぶりだから、楽しみ」 という、有難い期待を込めてくれた。 来てくれる。 そして、ある種「駄目元」で送った3年位ものブランクのある人から温かいお手紙。 近況を教えてくれたり‥ 有難い事に、スケジュールを合わせて来てくれるという。 もうなんだか、チケットが売れる、という事象がどうでもよく感じられる‥ 手紙で再び繋がれた事が、とても嬉しいのだ。 でも良い芝居を見て貰い、僕の躍動を感じて貰いたい事には変わりない。 良い芝居を創るぞ! 住所が解らなかったり、時間の都合でやむを得ずメールにしてしまう事がある。 というか、そちらがほとんどである‥ だけれど僕は、一人一人を思い浮かべ、言葉を浮かべて文字にする。 ずっと繋がってくれている事に感謝をしながら、でも、ドキドキ緊張しながら「送信!」する。 決しておごり高ぶってはいけない。 大切にするべき事物が、段々と見えてき始めた。 ‐みずのしま‐ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年10月20日 19時59分10秒
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