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兄夫婦の家に訪ねていったら、
兄がカードゲームを広げて待っていた。 とは言え、普通に想像するトランプやウノなどのカードゲームではない。 兄が広げていたゲームは「カタン」というドイツのボードゲームだ。 詳しいルールについては、とても書き記せるものではないので、 興味がある方はそれぞれ調べてもらう事にして、 兄夫婦たちはこれを二人でやっていたらしい。 しかし、二人でやるようなゲームじゃないので、 更なる相手を捜していたそうだ。 それが私だ。 兄はホクホク顔でルールの講釈を垂れる。 私と兄嫁がふんふんと聞く。時には質問する。 兄嫁は「いつも負けるのです」と頬を膨らませてながら、 挽きたてらしきコーヒーをいれてくれた。 そうして興じること数戦。 カタンは面白いゲームだった。 「三人でやると大分違う」と兄も兄嫁も満足げ。 さて、本来の来訪の目的である漫画などを受け取り、 この場を辞そうかと思っていると、 「違うやつがある」 と兄。 そうして、棚の上から次なるカードゲームを引っ張り出してきた。 「ドミニオン」と言うらしい。 こちらもドイツ発祥。カードゲームはドイツが先進なのだろうか。 再びつらつらとルールを説明する兄。 「いつも民兵をやられるんです」と兄嫁。 やっぱり二人でやっていたそうだ。 仕方ない、哀れな兄を思って少しだけ付き合おう、と思っているうちに、 数時間。 気が付けば夜中の十時を回っていた。 「まだまだいろんな遊び方があるから、それは次だな」 勝手に約束を取り付けられ、漫画を受け取り、兄の家を離れた。 おそらくはマイノリティな時間の過ごし方だと思うけれど、 なかなかどうして、良い交流になるものだ。 知らないカードゲームに興じるのも悪くない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年05月07日 03時36分21秒
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