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カテゴリ:薪と薪ストーブ
この時期に切り倒した木は 水分をいっぱい含むとは前に書いたが、 斧を入れると水がジュジュッと吹き出すほどだ。 そして生命力もすごい。 丸太を玉切りにして積み上げておくと 青い新芽が丸太の幹からニョキリと現れる。 4~50センチの玉切りになっても まだ高くそびえ立つ木の魂がそれぞれに宿っているかのよう。 そんな丸太を斧で割ると あたり一面木の香りが満ちてくる。 くるみ、栗、水木、白樺 それぞれ香りだけでなんの木かわかってしまうほどだ。 白樺はキシリトールを採るだけあって甘い香りがする。 くるみはちょっと青臭い。 栗はとってもいい香り。 でも、一番素敵な香りは遠くからもらってきた楠で、 薪割りの途中、いつも木っ端を鼻に押しあて すーすー嗅いではうっとりしてしまう。 この木から樟脳を作ったらしいが、 かといって虫が寄り付かないわけじゃない。 斧の歯が立たなくて数年割られずにおいてあった楠は 虫だらけになってしまった。 虫もいい香りが好きなのかな。 田淵義雄さんのとても素敵な森の暮らし 彼の著書には影響されました。 この本の木村東吉さんは河口湖畔に住んでいます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.07.15 14:23:33
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