095178 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

Der ehrliche Pfeil - Spur einer Reise

Der ehrliche Pfeil - Spur einer Reise

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Calendar

Profile

・やまん・

・やまん・

Comments

腰痛アドバイザー@ 腰が痛いのは、辛いですね。 腰が痛いのは辛いものです。 私も14…
・やまん・@ fgrちゃん こちらもサッカーに振り回されてる毎日で…
fgr2000@ うーん、 先の食事制限で悪い脂肪が落ちたのかね? …
・やまん・@ fgrちゃま 餃子三人前はさすがよ、あなた笑 でもf…
fgr2000@ 夜ご飯を軽めにか~・・・ 継続は力なりってよく言ったもんだよね~…

Favorite Blog

りりこの徒然日記 あるびー619さん
Swimming in the pool いつきぃ'sさん
Choral am Ende der … チョロまつの飼い主、のりすけさん
rirical w… ☆☆riri☆☆さん
オンナ、ですもの♪ Schneechenさん
_ fgr2000さん

Freepage List

Keyword Search

▼キーワード検索

2006年06月08日
XML
カテゴリ:思いっきり日常
この間、教えている生徒の家へ行った時、その家のおばあ様が、

「やまんに持って帰ってもらって!こうも寒いと暖かくなってから一気に咲いちゃって、命が短いから」

と、そのお宅の庭に咲いている野バラを数本小さい花束にして持たせてくれた。

お店で買うのとは違って、ちょこんと手に収まる感じの可愛らしいサイズの赤と白の野バラ。
赤は限りなく深く、白は少しクリーム色がかっていて、綺麗についている落ち着いた緑の葉とのコントラストがとても上品。

帰ってきてローゼンタールの一輪挿しに入れて、何気なく祖父の写真の横に置いた。

3月初旬、私が卒業論文の最後の追い込みでてんやわんやの時の突然の祖父の最期。
あと1週間待てば私は日本行きの飛行機の中だったのに、一番可愛がっていた私が帰るまで、おじいちゃんはぜったい待ってるよ、と家族の皆が思っていたのに、脳内出血で倒れて3日目、容態が変わり、急逝。

その母方の祖父に続き、1週間後には父方の祖母も最期を迎える。
私が日本に着いたその日が祖母のお葬式で、空港から直接葬儀場へと向かったんだったなぁ。

どちらの祖父母も、もう体はなくて、写真とお骨だけ見ても、その前後の記憶が切り取られたようにすべてがうそ臭い。
どうしても、また次に日本へ行ったときにはいつもの場所に二人が座って「おかえり~」と話しかけてくれるような気がして今もならない。

写真の横に花を飾るなんて、亡くなった人にお花を供えるみたいで(実際そうなんだけど。)・・・とどうしてもできなかったのに、その野バラはしっくりと私の大道具の上で、祖父と祖母の写真の横で、なじんでいる。

たまたま電話をしてきた母に、
「野バラが綺麗でさ、おじいちゃんの横にさぁ」
と話したら、
「昨日はおじいちゃんの百か日だったのよ」だって。

そうかぁ。なんとなく納得。

そんな小さくて可憐な野バラ、すくすくと水を受けてこぼれんばかりに咲いております。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006年06月08日 07時23分19秒
コメント(0) | コメントを書く
[思いっきり日常] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X