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カテゴリ:TZR250(3MA) メンテ
19日(日)に『モトスペース・アキモト』さん(←ヤマハ系ショップ)主催の1日ツーリングに初参加させてもらった。{※ 残念ながらこの時の画像はナシ・・・}
このツーは、早朝出発の国道158号線メインで向かうは長野県野麦峠あたりまでの道程4~500キロというなかなかのロングツーリングだった。 とはいえ、今回誘ってくれたDapoo!さんとワタシ共々お昼からは別の私用がおのおのあったので、頃合を見てご参加の皆さんとは途中で別れ元来た道を折り返す予定だった、そうっ、つまりココ最近の『早朝ツー』と何ら変わらないワケだ・・・(苦笑) 今回の参加車台数は約10台(←うろ覚え)。さすがヤマハ系のお店主催のツーリングだけあって、Dapoo!さんの『Buell』XB12S以外はすべてヤマハ車、だから初参加のワタシでも違和感なく入っていけた・・・ハズ? もちろんDapoo!さんも元々『ヤマハフリーク(?)&ヤマハユーザー』だったワケだし、参加者の皆さんとも顔なじみの『顔パス』状態だしね。 今回先導に立ったのは「ワタナベ」さんという方。生粋の「モタード乗り」だそうで、Dapoo!さん曰く「峠でもかぁなり速いっ!」らしい・・・その後ろにDapooさんが続き、3番手に(珍しくも?)ワタシが続いた・・・以下続々。 ・・・ウッ、ウオォォォッ!!!出発早々、ナンというハイペースなんだぁっっっ!!! こ、こんなペース、皆さん付いて来れるんだろうか?・・・ワタシは恐る恐る後ろを振り返ってみた・・・誰も付いて来てない・・・と、当然だよねー!?(←ある意味、ホッとするワタシ・苦笑) 「ワタナベ」さんは、モタード乗り特有のライディングフォームでコーナーのひとつひとつを実にスムーズに片付けていく、それでいてとっても速いっ!!(その分バンク角もヒジョーに深い!) しかし、彼の後ろに続くDapoo!さんも2~3メートルの距離間でピッタリキープ。この間隔がDapoo!さんの『追走レンジ』なのだ・・・{※ 正直ワタシはDapoo!さんの前を走りたくない・・・スッゴいプレッシャーなんスよ~っ・苦笑} で、そのまた後ろ5~10メートルの距離間をナンとか維持しながら走る我が3MA。コレがワタシの『追走レンジ』なの・・・・・・カナ? 結局、Dapoo!さんとワタシが皆さんと別れて引き返すコトにしたのは福井と岐阜との県境付近、その間ズーッと上記の様な調子で延々60キロ走り続けたワケだぁ。 我が3MAのエンジン(=YPVSバルブ)もダマシダマシながらナンとか持ち堪えてくれた(・・・正確には、引き返し時には『YPVSバルブ緩み』独特の異音が再び出始めていたが・・・)し、ナンといっても今回のツーリング前に『ブレーキキャリパーO/H』を完了できていたのは本当に正解だったと思った。でないとあのペースでは『片減り』状態のブレーキパッドは最後まで保たなかっただろうし、『ブレーキタッチ』感にも不安を残したままではあのペースは辛かっただろう。 そして締め。今回初参加のワタシにも気さくに話しかけてくださいました『モトスペース・アキモト』社長さんどうもありがとうございました<(_ _)> 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 ---------------------------------------------------------------------------- 23日、それではようやくながら『YPVSバルブ』の交換を開始。 ・・・19日の『アキモト』さんツーリングから帰ってすぐさまカウル類、チャンバーなどはチャッチャと外す・・・今年ナン回目だぁっ??? シリンダーを外した時のピストンの様子。『YPVSバルブ緩み』によるガタツキで、ピストンにも多少ダメージがあるかという心配もあったが幸い大丈夫なようだった。 {※ 今搭載のエンジンは、’03年に一度自分の手で腰上O/Hしている、とは言ってもピストンリングを新品に取り替えただけだが・・・(苦笑)そしてその1年後の’04.7.18の福井水害であえなく水没。さすがにこの時は自分で直す余裕など無く、馴染みのバイク屋さんに依頼。この時にクランクシャフト(中古品)、外側オイルシール、その他各箇所のオイルシール類、再びピストンリングの交換&パーツ洗浄を行ってもらった経緯がある。} そして、外したついでにキャブもO/H。確認しておいて良かった・・・軽くオーバーフローを起こしていたようで、インテークチャンバー(パーツ名:サイレンサ)の底にガソリンが溜まっていた。フロート室を開けてみると室内がうっすら薄黒く汚れている、フロートバルブのトコロのあのO-リングが溶けてダメになっている証拠だ。このO-リングは少なくとも’03年の腰上O/H時に『フロートバルブユニットAssy』で新品に交換している記憶があるので、寿命はせいぜい4~5年しかないというコトになる。実際に目視してみると本来線径1.9ミリのO-リングは1.5ミリ程度に「肉痩せ」していた、今回はO-リングのみ交換しておく。 そして、キャブ横ガスラインのトコロのフィルターも「赤サビ」がかぁなり溜まっていた・・・清掃清掃。 また、両気筒の「スロットルバルブの開閉同調」も確認。「全閉」付近は同調していたが、「全開」時が約2ミリほどもズレていた・・・で、「全閉」、「全開」とも揃うように調節・・・ウンッ!ヨッシャヨッシャ♪♪♪ 外した時のスパークプラグの「焼け具合」を確認・・・こんなモンかな。(最近新品に換えたばかり。) で、シリンダーヘッドの様子も・・・まっ、こんなモン・・・かな? 今回シリンダーを外してみて驚いたのは『D』の刻印! 以前自分で外した時にはこの『アルファベットの存在』自体気付いてなかったのだが、その後satoruさんから『A』『B』『C』とシリンダーが識別されているコトを教わった。 この『アルファベット識別』は「製造公差」で生じる誤差をアルファベット記号で選別して、メーカー組み立て時に同じく「製造公差」内で分類されたピストンと組み合わせるコトによって「ピストンクリアランス」を極力最適値に近づけるというモノだった(らしい)。 だから、『B』『C』辺りはその中間値付近だと思われるのだが、我が3MAのシリンダーは・・・『D』かぁ・・・。 今現在、メーカーから供給される新品ピストンに『アルファベット』による『識別』は当然されていないし、おそらくメーカー側も『製造公差の識別管理』すら行われてはいないだろう。 だから、必ずしも新品ピストンと入れ替えたからといって、本来組み付けられていたピストンより性能が上がるとは言い切れないのではないだろうか?・・・というのがワタシの持論。 今回外した時、チャンバー取り付けフランジからの『オイル漏れ』はなかった・・・あの2本のO-リングがちゃんと役割を果たしているというコトだね。ただし、今回外したついでに念には念を入れて『液体ガスケット』も併用するコトにした。で、画像左のチャンバーが出来上がり状態。そして右側のチャンバーがあらかじめマスキングテープをチャンバー本体側&フランジ側に巻いておいて『液ガス』を塗りたくっておいた状態、マスキングテープはもちろん『液ガス』が乾くまでに剥がす。 外したシリンダー&シリンダヘッドは軽く清掃・・・こんなモン??? で、今回交換する中古美品(?)の『YPVSバルブ』、コチラもテキトーに清掃しておく。 シリンダーに『YPVSバルブ』を組み付け後、机上で両気筒の『YPVSバルブ』連結ジョイントを「仮組み」し、両気筒の『YPVSバルブ』開き具合&同調具合の確認・・・おっ!バッチリ♪ 0.5ミリの狂いさえ無いっ!(喜っ) シリンダー組み付け風景。3MAの場合、シリンダーヘッド真上にスロットルケーブル分岐ポイントやハーネスの束、テンションコード、配水管などなど非常に混み合っている・・・ケーブル類に無理な負担が掛からないように気を付けながら組み付けていく。 で、いきなり飛びますが 完・成・! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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