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カテゴリ:クルマ&バイクのメンテ
とりあえず、『文章はそのあと(出張後)で・・・第3段』・・・'10.8.3
-------------------------------------------------------------------------- 数年ぶりに息を吹き返したSRX-6。 車検を取得するのは自分の予算の都合上、まだ先になる気配が大なのだが(苦笑)、元々取り付けられていた社外マフラー『スーパートラップ』(以下、スパトラ)がナンとなく「糞詰まりぎみ」に感じられたので、バッフルプレートの枚数を増やしてみようと分解するコトにした。 マフラーとしてはスパトラ特有の『排圧蓋』(アルミ鋳物製)と『バッフルプレート』(ステンレス・プレス成形製)複数枚。 コレらのパーツを外すには、6本のボルトを緩めれば良いワケなのだが、今回外してみるコトを試みた際、ボルトにかなりの抵抗を感じた。 何とか外したボルトは、6本すべてのネジ山が潰れてしまっていた。 スパトラのこのボルトは、組み付けの時に確か『付属のネジ緩み防止剤』を塗布していたハズ・・・このネジロック剤のせいでネジ山を傷めてしまったのかっ!? よくよくこのボルトを観察してみると、ワタシが普段見慣れているボルト類とはちょっと様子も違う・・・あーっ、そうか!『スパトラ』といえば、米国製・・・インチ規格ネジなのね。 ワタシが乗ってるクルマ&バイクはすべてが国産。で、この部分(スパトラ)だけが唯一のインチ規格品というワケだ。 さて困ったぞ・・・ネジ山を直すダイスやタップは、ISO規格&旧JIS規格いずれも持っているがミリ規格だけだモンね・・・ ノギスで計測してみると、ネジ部長さは50ミリ、ボルト径約4.8ミリ弱にピッチはほぼ1.0ミリくらい・・・3/16インチってヤツですな。 ホムセンでも1/4や1/2インチボルト(しかも六角頭のヤツのみ)は見たコトあるけど、キャップボルトの3/16となると置いてあった記憶すらない。 一応、ネジ屋さんにも足を運んだが、残念ながらあったのは六角頭のインチネジのみで、スパトラの排圧蓋の差し込み穴の頭部には入らずあきらめるしかなかった。 ・・・そうなると潰れたネジ山を再生するしかないのだが、馴染みのクルマ屋さん2軒に問い合わせてみたモノの、ドチラもやはり『インチサイズのダイス』は持ち合わせていないと言う返事。 「ナンだったらハーレーダビッドソン正規販売店にでもお願いしてみたら?」 と、一人のメカニックの子はちょっと意地悪そうな笑みを浮かべながらそう言った・・・いったいいかほどのボルトになるっつうの・・・(苦笑) 「インチサイズのタップやダイスを持ってそうなトコっていえば、やっぱりアメ車の修理もしてるトコでしょう。カドヤモーターさんなんかは持ってそうだね。」 ってアドバイスをくれたのは、もう一軒のクルマ屋さんのせがれさんだった。 「あっそうっすねっ♪じゃあ早速行って来まーす!」 そのクルマ屋さんへはワタシ初めて行ったワケだが、ソコの社長さんは快く引き受けてくださいましたっ♪(感謝) で、上の画像は『ダイス修正』されたボルト6本の中の1本です、メデタシメデタシ♪ そして、ネジ山潰れの原因は、『バッフルプレート』のボルト通し穴にあった。 バッフルプレートは、製造時にプレスカットされて出来上がる様だが、それと同時にボルト通し穴も開けられるみたいなのだが、穴の周り切り口がとても粗い。 口径を計ってみると、ボルト径約4.8ミリに対し、穴口径も4.7~4.8ミリしかない。しかもプレートは何枚も重ねて使うワケだから、ボルトで締め上げる際にさらに穴は潰されてしまう可能性もあるワケだ。 そこで、通し穴は全6穴とも5.0ミリで開け直しておいた。 アルミ製排圧蓋の直近のバッフルプレート1枚にのみステンレスの『蓋』が溶接されているのだが、今回外して確認したトコロ、排圧による金属疲労で完全に剥がれていたしオマケに亀裂まで入っていた。 ワタシは溶接ができないので、コレまた馴染みのクルマ屋さんで溶接しておいてもらった。(↑の画像) 排気量608ccのSRX-6にしては大口径とも思われるΦ48ミリのマフラーエンド。 アルミ蓋をしてない状態だとかなりの大音量を奏でる。 約13年前までワタシが所有していた頃は、大音量を嫌いバッフルプレートの枚数は4枚(=最低限度の枚数。結果、『低速寄り』のセッティング)としていた記憶だったのだが、今回外してみたトコロ、プレートは6枚合わせとなっていた。 さては前オーナーのT君(通称タクちゃん)、枚数増やしたな。 今回は、さらに負けじとばかりに8枚合わせ(=『高速寄り』)にした。 仕上げに、アルミ排圧蓋に『筆差し』を入れるコトにした。マフラーを視覚的にスッキリさせようと思ったからだ。 で、大雑把にエナメル塗料のセミグロスブラックを塗りたくる・・・というか、垂らしまくる(苦笑) こういう時のワタシはなぜかせっかち・・・塗料がまだ完全に乾き切ってもいないのに、完成を急ぐあまり即座に轆轤(ろくろ)を回して研磨作業。 結果、削ったアルミ粉が塗料の中に入り込み、仕上がりが「雑」になってしまった・・・orzガクゥ・・・ ・・・とはいえ、SRX本体自体が決してキレイではないので、「全体的バランス」を考えればコレくらいの仕上がりが調度良かったのかもしれない・・・という「プラス思考」で、終了~っ♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年08月20日 02時38分07秒
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