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カテゴリ:TZR250(3MA) メンテ
ええ、わかってるんです、読んでもつまらないのは・・・でもコレは自分のための備忘録。 ですから、つづきますよ ---------------------------------------------------------------------------- ソレは思わず口を手で塞ぎたくなるようなおぞましい光景でした・・・第2スペアエンジンから取り出したリードバルブ(↑↑↑)です。 この腐食具合を見ればクランクケース内のクランクの状態も容易に想像がつくってモンです。 はい、確かにクランクウェブはかなり真っ赤でしたよ・・・でも・・・ クランク周りはこのままイキますっ {※ 申し訳程度のクランク内清掃はいたしました。} あ、もちろんリードバルブはもっとキレイなヤツ(’90型)と交換です。 で、再び使用するコトにしましたよ、TM32キャブ。以前の我が3MAエンジンとの比較をするためです。コンペンセータ内MAJ番手も32キャブ用に選定した自分オリジナル番手に戻します。 ウオポンオイルシール交換、クランクサイドカバーも出来るだけ丁寧に割って(←ガスケットを再利用するため。)オイルポンプのギヤ&シャフトも水没エンジンのモノと交換、さらにウォーターラインのオーリングも新しい角断面のパッキンに変更。 エンジンは拍子抜けするほどあっさりと掛かった・・・がしかし、ウオポンインペラカバー横からクーラント液漏れ。また、フライホイール側バランサーシャフトのオイルシールからはギヤオイル漏れ・・・ま、想定内デスケドネ、ソーテーナイ・・・orz ガックシィ~ッ ウオポンのインペラカバーを(何回も)外してガスケットや合わせ面の見直し&修正。 水没エンジンから移植したオイルポンプも念のために外して分解清掃。(←特に問題はなかったが。) そして、問題いっぱいだったフライホイール側。 画像で見る限りでも充分に汚らしいが、コレでも周りにへばり付いた腐食堆積ブツは取り除いた後の状態だ。しかも、1番バランサーシャフトウエイトの腐食によるユズ肌もナンだか痛々しい。 プラスチックカバーを初めて開けた時には、フライホイールそのものがサッビサビだった。フライホイールを外すとジェネレータコイル巻芯の鉄部まで錆びて砂鉄取り放題状態、オマケにアルミ腐食粉とも混ざり合ってかぁなりの堆積量でしたよ。フライホイール&ジェネレータは第2スペアエンジン&水没エンジンのドチラともとても使う気にはなれないほどの傷み具合で、家捜ししてようやく見つけた第3のモノを使用した。せめてもの救いだったのは、左クランクシールの抜け痕跡が見当たらなかったコトくらいかっ!?(←楽観的推察) で、エンジン掛けるとご覧のとおり・・・オイルシールがもはや役に立っておらず、ギヤオイルはかなりの吐出量でございます。オイルポンプで送るオートルブ(2st)オイルの量とほとんど遜色ないレベルでございます。 というワケで、再び反対側のクランクサイドカバーを外して、そのオイルシール交換のためにバランサーシャフトを抜く作業。インパクトでナットを緩めているトコロ。(ちなみにココは逆ネジ) バランサーシャフトを外すついでに、見てくれ的に水没エンジンのバランサーシャフトの方が見栄えが良かったのでソイツと交換する、という二度手間三度手間の負のスパイラル・・・。 こうしてまたサイドカバーを貼り付け、再三「漏れ」を繰り返したウオポンインペラジャケット合わせ面には紙パッキンと液ガスの二重攻撃で蓋をするというなかば「ヤケクソ」な対処法。 そして・・・確かに液は止まった・・・ がっ、コレだけでは終わらなかった。 「コレでオーケー」なんて思ってエンジン始動。 サイドスタンドをたたんで、クラッチレバーを握りギヤを1速に入れる・・・ キュキュキュッドンッ 車両はいきなり前に進み出し、ブレーキレバーを握らなければワタシはガレージの柱にぶち当たっていたコトだろう・・・で、ブレーキを掛けたコトでエンストできた。 見事にクラッチは張り付いていたのだ。 何度か同じ行為を繰り返せばその張り付きもやがてハがれるかとも思って何度も試してみたが、結局リアタイヤのブラックマークが虚しくガレージ床に付くだけでクラッチが切れるようになるには至らなかった。 考えようによっては、「3MAの発進トルク、まあまああるじゃんっ!」と言えなくもない・・・ってコト!? で、またもやサイドカバー割り・・・もぉっ、何回割ってんのよぉっ! クラッチプレート&パッド群はサビてガッチリ固着していた。 マイナスドライバー等で1枚1枚丁寧に剥がしていくコトは可能だったし、厚みもまだ十分使える範囲ではあったが、予備の中古プレートを使ってみるコトにした。 コレ(↑↑↑)も10年くらい前にヤフオクで落札したモノだったが、開けてみると組み付け順番どおりに重ねられ、タイラップで丁寧に束ねられていたあたりにちょぴり出品者さんの人柄が偲ばれたりする、気持ちの良いコトですよね。 ---------------------------------------------------------------------------- で、とりあえず第2スペアエンジンの搭載&実働確認完了。 でも、ナンですなぁ、コレで3MAをとりあえず春に走らせるコトは可能になりましたし、ソレはそれで嬉しいんですが、エンジンを載せ替えただけっていうのは、視覚的に変化が感じられませんしちょっと物足りなく思ってしまったワタシです。 で、視覚的変化を若干求めたくて取り替えてみました。 別に今まで使っていたステダン、見てくれはともかくとして機能面での不具合は全然なかったのですが、少々の不満な点といえばシリンダーボディがスティール製のメッキもんだったのですぐにサビが浮いてくるコトと有効ストロークがほんのわずか少ないがためにステアリング角度のロックtoロックにわずか足りないコト。 旧ステダンと新ステダンとは取り付けブラケットからの位置関係も少々違うからなのだが、130ミリは本当にちょうど良いストローク量だ。 はい、それではメデタシ、めでたし・・・なのか? { 2013.05.05現在 第2スペアエンジン不具合箇所未発生 } お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年05月14日 13時13分22秒
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