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yamasadas800c的日記

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2023年06月07日
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・・・もはやブログ書き込む習慣がまったく無くなっちゃいましたネッ♪・・・
 
まぁ確かに今年に入ってクルマもバイクもほとんど触ってないです。(ただ眺めているだけ。)
 

 
これ(↑)はもう昨年(2022年 秋)の画像だね。黄色のエスに元々載っていた大ダメージを負ったエンジンの残骸。
 

 
一応、壊れた大元の原因を探るために分解していきました。
 

 
オイルとクーラント液の入り混じったヘドロのようなドッロドロの液体を垂れ流すアンダークランクケース。(もちろんもう使えない。)


 
そして、エスハチのエンジンにも実は2種類のオイルストレーナーサイズがあるとの情報を得て採寸してみる、の図。
 

 
それに伴いその中のトロコイドポンプのローターの厚みも2種類あるとのコト。
このエスも一般的に周知されてる方のエスハチのサイズだったが。(エスロクとほとんどのエスハチとの中間サイズの厚みのソレ(厚み11.5ミリ)が存在しているとの事。AK、L700、L&P800はエスロクの厚みといっしょの9.0ミリタイプらしい。)
 

 
クランクシャフトはスムーズに回ったし、破断した2番コンロッドの大端部の回転自体にも何の違和感もないので、2番コンロッドだけを交換すればまだ使えるのかもしれない。
・・・もう無いけど。
 

 
オイルパンに溜まった異物をかき出してみる。
 

 
ほとんどがアルミ鋳物のかけら、つまりほとんどがシリンダーブロックが粉砕された時の破片で、その他に見つけたのが上画像のような針金形状のモノ。2番のピストンピンクリップ(エンドリング)だ。
2番ピストンはピストンピン穴を中心に真っ二つに割れていたコトから、エンジンが壊れる前から2番ピストンピン軸周りは潤滑不足による固着(焼き付き)気味だったのではないだろうか。
 
元オーナーがエスをしょっちゅう走らせていた時の「エンジン内で気になる音がするんだよねぇ。早く診てもらった方が良いかな・・・」とぼやいていたのを今になって思い出す・・・。
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
そして、今年の冬ごもり時には・・・
 

 
冬季保管中のハスラー90(TS90)の修理・・・
 
・・・というか、一昨年(2021年の冬場)にワタシがぶっ壊してしまった、という態でなかば弁償みたいな感じで無償の修理をしなければならない状況にあった・・・
 
というのも、このTS90の持ち主が企てた冬季プチツーリングに出かける際に、公道を走らせるための自車を持ち合わせていないワタシは、持ち主の厚意でこのバイクを借りて走らせるコトになった。
 
しかしながら、ツーリングメンバーのほとんどが中型バイク以上の中、唯一の100ccにも満たないこのバイクは出発早々いきなりの常時ほぼフルスロットル状態・・・50歳以上のおじいちゃんバイクの走らせ方と違うっちゅーねんっ!
出発して10キロも走っていない途中、峠道手前やや上り勾配が始まる道中でソレは突然起こった。
アクセル全開9割がたの走行中にいきなり失速したかと思ったらそのままエンジンストール・・・
 
「エエーッ!?オ、オレ、やらかしちゃったのっ?エンジン焼き付きっ!?ショック
 
後続車だった友人の証言によると、その途中の暗いトンネル内を通過している時にハスラーのマフラーから火種がコンコロと落ちているのを見たと言う。
 
・・・それじゃあ100%焼き付き決定じゃん・・・ 
 
ピストンヘッドがプツプツと溶けた残骸が飛び出したんじゃん・・・orz雫
べ、弁償も決定じゃん・・・号泣
この時ハスラー90は捨て置き、連れのバイクの後ろに乗って帰ってハイエースに乗り替え、プチツーリングが救出作業に切り替わってしまったのは言うまでもない。 

・・・とはいえ、持ち主のメインバイクではないという事実に甘え、放置してはや2年が経過す・・・ゴメンねっ♪
 


今冬になってようやくヘッドを開ける。
すると・・・
 

 
アレレ?ピストンヘッドにはこれといって異常は見られない。
というか、50年も経過しているバイクにしてはカーボン付着も少なくかなりキレイな方だ、少距離走行車であるコトに間違いないのだろう。 
 

 
シリンダー側壁も触手で引っ掛かりも皆無、クロスハッチもばっちり残っている。
 
 
じゃっ、じゃあ、あの時のエンストの原因はいったいナンなんだったのか、というと・・・
 
 
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
 




 
エアクリーナーエレメントの濾紙(ろし)の魔改造・・・
 
多分、前オーナーが吸入効率を上げるために故意に濾紙の2カ所(ほぼ対角上)を切って穴を開けたのだが、その切り口周辺が経年劣化でボロボロと剥がれはじめ燃焼室に流入、圧縮爆発の際に紙切れである濾紙は当然のように燃えマフラーエンドから排出、最後のエンジンストールは大きめの紙片がキャブの口径を完全に塞いだ瞬間だったというワケだ・・・あーあ、とんだ無駄骨を折ってしまいますた・・・。
 

 
で、折ったついでに周辺も点検はしてみます。
すると、イグニッションコイルの取り付けスティ(自作品)が片方折れていたので作り直すコトにした。
 

 
こんな感じ(↑)で両ステイ一体モノにして若干丈夫目にした。
 

 
フラッシュ焚くとフレーム周辺もボロく見えるね、50歳越えの爺さんだから仕方ないか・・・。
  

 
エンジン降ろしたついでにフロント周りもリフレッシュ。
 

 
っていうか、ステム周りは感触がゴリゴリってあまりに悪かったから。
 

 
インナー&アウターレースともに致命的な傷みはなかったが、発注して出るパーツだけは交換。
っていうか、メーカーから出たのは上下の鋼球(コロ)とアッパーアウターレースだけだったけど。
(ナント、このバイクのロワーアウターレースはFフォークアンダーブラケットとの一体鋳造モノ・・・さすがスズ菌の片鱗を覗かせるゼッ きらきら
ホントは上下インナーレースの方が交換したかったんだけどねぇーっ。
   



 
1個単位で発注する球コロ、現在スズキ純正価格@55くらいだったかな、高っ!
上は22個、下は18個(←鋼球サイズは上下で異なる)も要るんスすよっ!(汗)
 

 
取り換えただけの効果は確かにある、っていうか当時も今も生産ラインオフ時の締め付けトルク自体が適正値よりも結構きつめなんじゃないかなぁーっ、それにグリスはケチらないでもっと塗っといてくれよーっ、とは思う。





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最終更新日  2023年06月07日 18時52分09秒
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